11月23日(日)バブル的な実体経済というものが存在するのではないだろうか
朝からライブラリーへ。悩みについての原稿、2を書き直し、3もかなり書き直す。
ヒルズを見上げると、階が空いているところが目につく。そういうところはいつか埋まるのだろうか。家賃が下がっているという話しもある。
現在、金融恐慌は実体経済にも影響を及ぼしていると言われる。実際、世界的に景気後退の波が起こっている。けれども、実体経済にも2種類あるのではないだろうか。片方は、実体経済と言っていいものだろうが、もう一つにバブル的な実体経済というものが存在するような気がする。つまり、実際の価格よりもかなり高額で取引されているものがあるのではないだろうか。
たとえば、日本のCDは高い。1枚3000円したりする。それが、海外のものだとはるかに安い。おそらく最近の円高でその傾向はさらに強まっていることだろう。では、なぜ日本ではそんなに高いのか。実際の制作費がそれほど高いわけではないはず。となると、1枚のCDで利益を得ようとする人間がたくさんいて、それで価格が上がっているとしか思えない。その高い部分がバブル的な実体経済だ。
それはあらゆる分野に及んでいて、バブル的な実体経済から利益を得ている人間がたくさんいるのだろう。広告費とかもそうだろうし、高額商品は皆、その傾向があるはずだ。車も、家電と違い、安売りがないというのはおかしな気がする。なぜ家電は下がり、車は下がらないのか。バーゲンだって車にはない。
本だと再販制度というものがあり、価格が一定の維持されているが、同じことが他の分野にもあるのではないか。そして、今、金融的なバブルの崩壊が一番影響しているのは、このバブル的な実体経済の部分ではないだろうか。ならば、その部分が崩れても、まだ本当の実体経済には影響が及ばないのかもしれない。
« 11月22日(土)『平成宗教20年史』の見本が届き国民皆議員制度を構想してみる | Main | 11月24日(月)チャロー・インディアを見てアジア現代美術の難しさを改めて感じる »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 11月11日(月)菅谷幸浩さんの朝日カルチャーセンター新宿教室での青嵐会についての講義を聴く(2024.11.11)
- 10月15日(火)衆議院選挙がはじまり落合貴之氏の出陣式に行く(2024.10.15)
- 9月18日(水)『創価学会教学要綱』についての講演の要旨をまとめた(2024.09.18)
- 4月27日(土)話題の東京15区について書いてみた(2024.04.27)
- 3月31日(日)桜も咲く中朝日カルチャーセンター新宿教室で中田考さんとカリフ制再興をめぐって対談をする(2024.03.31)
« 11月22日(土)『平成宗教20年史』の見本が届き国民皆議員制度を構想してみる | Main | 11月24日(月)チャロー・インディアを見てアジア現代美術の難しさを改めて感じる »
Comments