11月24日(月)チャロー・インディアを見てアジア現代美術の難しさを改めて感じる
朝からヒルズへ。ライブラリーで、無料観覧券をもらったので、森美術館で「チャロー・インディア」を見る。インドの現代芸術の展覧会だ。
あまり期待はしていなかったが、やはり予想通り。アジアの現代美術はどこでもそうだが、いきなり現代と直面して、いったい何を表現していいか戸惑っているという印象を受ける。日本の場合には、明治から長い時間をかけて、芸術の近代化を果たし、しかも洋画を導入するとともに、日本画を守り、それを革新してきたので基盤がしっかりしている。それが他の国ではないことだ。今、アカデミーヒルズへのぼるエレベーターホールの入り口には村上隆の絵がかかっているが、そうした展覧会を見て、この絵を見ると、村上のものがいかに安定し、自信に満ちて、迷いがないかがよくわかる。村上作品をどう評価するかはともかく、最初の前提からあまりに差がありすぎるのではないか。アジアの前衛美術は、全体にチープで、ゴミなどが出てくるとうんざりする。唯一おもしろかったのは、スクリーンに観覧者の姿が映り、そこに線が出てきて、何かわからないものが飛んできて、それがまつわりつくものだった。
その後は、仕事。悩みの原稿を書く。帰りに小幡さんに誘われて、御茶ノ水のオーディオユニオンに行く。普段デジタル的な音を聞いていると、いくらいい装置でも、従来のもので聞くと、なんかもったりしているというか、音が汚いという印象を受ける。オーディオの時代も今、大きく変わろうとしているのかもしれない。
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