11月27日(木)授業では「妹背山」の文楽をとりあげ三省堂で自分の本の並び具合を確かめる
朝から雨が降っている。大分寒い。今日は家で仕事をする。『日本宗教美術史』の直し、近代のところに入る。最初から直していったが、けっこう順調に進み、30枚ほど直す。直し方がわかってきた感じで、これなら現代まで一気にいけそうだ。
午後は、仕事を終えてから大正大学へ。今日の授業では、主に文楽を取り上げる。たまたま、「妹背山婦女庭訓」の映像があったので、具体的にはそれを使って話してみたが、この演目、いろいろと奥が深くておもしろい。なにしろ、文楽なのに舞台設定は、大化の改新のころになっていて、蘇我入鹿とかが出てくる。三輪山の伝説がからみ、その点では古代的だが、実際の演目はまるで江戸時代。この落差もすごい。
夜は、編集者と打ち合わせ。その前に、三省堂本店で『平成宗教20年史』がどのように並んでいるかをたしかめたが、かなりいい置き方がされている。すでに買ってくれた人もいるようだ。果たしてどうなるのか。著者としては気になるところだ。
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こんばんは。
当方からの拙いコメントをお読み下さり、且つ掲載していただき、ありがとうございます。
さて、創価学会員は「創価学会人」という民族になっている、との島田先生の持論ですが、創価教育学会が出来たのは昭和5年で、創価学会が急成長したのは高度成長期に入る頃ですね?先生が例として挙げておられるボスニア・ヘルツェゴヴナのムスリム人はオスマン朝期にイスラームに改宗して、民族として認められたのはチトーの時代です。つまり創価学会より新しい「民族」ですが。
むしろ自分達を民族として外部と区別している教団は、エホバの証人の方が相応しいと思います。彼らは自分達を「神の王国の臣民」と位置づけていますが、明石順三が日本に燈台社を作ったのが大正15年で、創価学会に比べれば小さく且つ社会的な影響力は限られているにしろ、大体同じぐらいの歴史を刻んでいます。
創価学会員は池田氏を「人生の師」と仰ぎ、池田氏は牧口、戸田の二代の会長の弟子だと位置づけていますから、「民族化」云々と言うには違和感を感じます。
既成教団の中でも浄土真宗やキリスト教の諸教団のように世間から自分達を乖離させて位置づけていますが。それが彼らの一部に見られる「反靖国」、「反天皇制」、という主張の根幹でしょうが。もっとも、それが行き着く先は自己絶対化と異端狩りへの道になりますが。
Posted by: オタク。 | November 28, 2008 10:01 PM