無料ブログはココログ

Recent Trackbacks

« October 2008 | Main | December 2008 »

November 2008

November 30, 2008

11月30日(日)神宮外苑で銀杏並木を見て記憶の場所について考えたところで今日が終わる

昨日の新聞などで、神宮外苑の銀杏並木のことが話題になっていたので、ライブラリーに行く前に寄ってみることにする。渋谷駅を経由していったが、岡本太郎の「明日の神話」が飾られているのをはじめてみる。前に汐留で見たことがあるが、壁画として飾られることで本来の場所を得たように思えた。

Sdim0762


神宮外苑には観光バスも来ていて、朝早いのにもう人出があった。時間が過ぎれば、大変な人になるのだろう。ただ、銀杏の木自体は、東大の本郷キャンパスの方が大きくて、はるかに立派ではないだろうか。

Sdim0765


神宮からヒルズまで歩く。靑山墓地などを通り、ちょうどいい散歩の感じ。ライブラリーでは、悩みの原稿、7を書く。29枚ほど。それから、無宗教の初稿ゲラの校正をする。面倒そうなところまで行って、そこで力が尽きる。

Sdim0771


ライブラリーカフェをぶらぶらしていたら、小幡さんの弟子筋の鈴木君に会う。研究の話しになり、彼がやっている記憶の実験についての話しになり、それがおもしろかった。いったい記憶はどこに存在するのか。彼の見解では、海馬周辺にあるのではなく、ネットワークのなかに存在するということらしい。なるほどと思ったが、そもそも記憶とは何なのだろうか。考えるとわけがわからなくなる。あるいは、社会的な記憶というものは、いったいどこにあると言えるのか。それは、脳のなかのプロセスと平行していると思うが、どうだろうか。

November 29, 2008

11月29日(土)浅田真央選手は誰も勝てない演技をめざしてそこに着実に近づいている

午後、『無宗教こそ日本人の宗教である』の校正をはじめる。100ページまでは行かなかった。自分でも不思議になるのは、文体の変化。なるほどこの原稿を書いていた頃は、こんな文体でやっていたのかと改めて確認する。絶えず、文体は動いていて、少し前の文体と今の文体とは違う。これは、何を意味するのだろうか。

夜、フィギアスケーとのNHK杯を見る。浅田真央選手がすごい。今シーズンのプログラムを基本に、再来年のオリンピックも戦うようだが、その内容は、完璧に演じたら誰もそれに追いつけないという内容の気がする。そこに、今回は近づいている。点数は意外に低い気がした。ハードルを次々と上げていき、それを短期間にこなしていけるというのは若さ故だろうか。見習いたいものだと思う。

11月28日(金)生命倫理の公開研究会が開かれる

朝から家で原稿を書く。『10の悩み』の6番目の章で、仕事について書く。それぞれの悩みに対してどう応えるか。そこがなかなか難しい。それでも、1日で30枚書いている。これで1章分。

Sdim0746

午後は、東京財団で橳島さんを中心とした「生命倫理の土台作りプロジェクト」の公開研究会。橳島さんが、日本の生命倫理の現状について、代理懐胎を中心に話しをしたあと、洪さんが韓国の現状と問題点について話しをする。韓国では生命倫理法が施行されているが、代理懐胎については禁止されていない。韓国独特の家制度のなかで、血のつながった後継者を求める志向が強いことがその背景にあるようだ。貧富の差や独特な家族制度など、日本とはいかに事情が違うかがよくわかったが、これはやはり相当に難しい問題だと改めて思う。かなり聴衆も集まり盛況だった。

Sdim0761_2

終わってから、電通の渡辺さんと近くでお茶をし、原宿まで出て、「Aoyama Griller」という店で、牧野出版の佐久間さんや、初めてお会いする下田さんと食事をする。グリルものもよかったが、ワインもおいしかった。その後、さらに荒木町に出て、帰宅は深夜。博多へ行くとか、演劇をするとかいう話しになって盛り上がる。

November 27, 2008

11月27日(木)授業では「妹背山」の文楽をとりあげ三省堂で自分の本の並び具合を確かめる

朝から雨が降っている。大分寒い。今日は家で仕事をする。『日本宗教美術史』の直し、近代のところに入る。最初から直していったが、けっこう順調に進み、30枚ほど直す。直し方がわかってきた感じで、これなら現代まで一気にいけそうだ。

午後は、仕事を終えてから大正大学へ。今日の授業では、主に文楽を取り上げる。たまたま、「妹背山婦女庭訓」の映像があったので、具体的にはそれを使って話してみたが、この演目、いろいろと奥が深くておもしろい。なにしろ、文楽なのに舞台設定は、大化の改新のころになっていて、蘇我入鹿とかが出てくる。三輪山の伝説がからみ、その点では古代的だが、実際の演目はまるで江戸時代。この落差もすごい。

夜は、編集者と打ち合わせ。その前に、三省堂本店で『平成宗教20年史』がどのように並んでいるかをたしかめたが、かなりいい置き方がされている。すでに買ってくれた人もいるようだ。果たしてどうなるのか。著者としては気になるところだ。

November 26, 2008

11月26日(水)新刊を渡したりゲラをもらったり昔書いた本を思い出したり

今日は朝から家で仕事をする。悩みの原稿、5番目の章を30枚ほど書く。とりあえず、書き進めていくと、何をどう書いたらいいかがだんだんとわかってくる。これは、ひたすら前に進んだ方がいいのかもしれない。

家の近くには、毎週水曜、ヤマギシ会の販売車がやってくる。いつもいるときには買い物をし、またヤマギシ会のことについて話したりするが、今日は、『平成宗教20年史』を贈呈する。なかでは、ヤマギシ会についても扱っているが、その扱い方は彼らにとってはあまりよくないかもしれない。

夕方、角川書店の編集者から、1月に出る『無宗教こそ日本人の宗教である』の初校ゲラを渡される。ざっと全体を見たが、さして大きな問題はなさそうだ。問題なく進んでいきそうな気がする。

その後、先端研に。研究室の研究会。3ヶ月ぶりということなので、ずいぶん間が空いた。環境行政の話しと、中曽根康弘の日之出山荘の話し。日之出山荘は、東京の日之出村にあるが、そこの村長だった人の息子というのが高校の生物の先生だった。そんなこを思い出したり、中曽根元首相が山荘で一人になって考えていたという話しから、昔書いた『個室』の本のことを思い出した。なんでああいう本を書いたのだろうか。ときに、自分の関心がよくわからなくなる。

November 25, 2008

11月25日(火)今日のヒルズからのながめは最高だった

朝、小幡さんから電話。ヒルズから見る景色はすばらしいとのこと。さっそく出かけてみる。連休があり、雨があったせいだろう、相当に景色がいい。とくにカフェから見る東京の街は美しい。富士山も遠くに見える。この景色は何物にも代え難い。

Sdim0738

景色を堪能してからは、一日中、原稿を書く。悩みの本の4章にあたる部分、29枚ほどを一気に書き上げる。途中、苦しくなったが、章の最後まで書ききらないと何か気持ちが悪い。最近は、そんな傾向になってきた。

小幡さんが、『平成宗教20年史』の感想を彼のブログに書いてくれる。言うことがない。ここまで読んでくれると、もうそれだけでこの本を書いた価値があった。よくはわからないが、この本の場合、著者である私と読者の受ける印象はかなり違うのかもしれない。果たしてそれがどう出るのか。本は明日発売になる。

Sdim0741

帰りはバスで渋谷へ出て、久しぶりにトルコ料理のヒラルに寄ってみる。ハサンがいなくて、二人の子どもで店をやっている。トルコに遊びに帰ったとのことだが、他にも何かあるのだろう。

November 24, 2008

11月24日(月)チャロー・インディアを見てアジア現代美術の難しさを改めて感じる

Sdim0726

朝からヒルズへ。ライブラリーで、無料観覧券をもらったので、森美術館で「チャロー・インディア」を見る。インドの現代芸術の展覧会だ。

Sdim0730

あまり期待はしていなかったが、やはり予想通り。アジアの現代美術はどこでもそうだが、いきなり現代と直面して、いったい何を表現していいか戸惑っているという印象を受ける。日本の場合には、明治から長い時間をかけて、芸術の近代化を果たし、しかも洋画を導入するとともに、日本画を守り、それを革新してきたので基盤がしっかりしている。それが他の国ではないことだ。今、アカデミーヒルズへのぼるエレベーターホールの入り口には村上隆の絵がかかっているが、そうした展覧会を見て、この絵を見ると、村上のものがいかに安定し、自信に満ちて、迷いがないかがよくわかる。村上作品をどう評価するかはともかく、最初の前提からあまりに差がありすぎるのではないか。アジアの前衛美術は、全体にチープで、ゴミなどが出てくるとうんざりする。唯一おもしろかったのは、スクリーンに観覧者の姿が映り、そこに線が出てきて、何かわからないものが飛んできて、それがまつわりつくものだった。

その後は、仕事。悩みの原稿を書く。帰りに小幡さんに誘われて、御茶ノ水のオーディオユニオンに行く。普段デジタル的な音を聞いていると、いくらいい装置でも、従来のもので聞くと、なんかもったりしているというか、音が汚いという印象を受ける。オーディオの時代も今、大きく変わろうとしているのかもしれない。

November 23, 2008

11月23日(日)バブル的な実体経済というものが存在するのではないだろうか

Sdim0719

朝からライブラリーへ。悩みについての原稿、2を書き直し、3もかなり書き直す。

Sdim0725

ヒルズを見上げると、階が空いているところが目につく。そういうところはいつか埋まるのだろうか。家賃が下がっているという話しもある。

現在、金融恐慌は実体経済にも影響を及ぼしていると言われる。実際、世界的に景気後退の波が起こっている。けれども、実体経済にも2種類あるのではないだろうか。片方は、実体経済と言っていいものだろうが、もう一つにバブル的な実体経済というものが存在するような気がする。つまり、実際の価格よりもかなり高額で取引されているものがあるのではないだろうか。

たとえば、日本のCDは高い。1枚3000円したりする。それが、海外のものだとはるかに安い。おそらく最近の円高でその傾向はさらに強まっていることだろう。では、なぜ日本ではそんなに高いのか。実際の制作費がそれほど高いわけではないはず。となると、1枚のCDで利益を得ようとする人間がたくさんいて、それで価格が上がっているとしか思えない。その高い部分がバブル的な実体経済だ。

それはあらゆる分野に及んでいて、バブル的な実体経済から利益を得ている人間がたくさんいるのだろう。広告費とかもそうだろうし、高額商品は皆、その傾向があるはずだ。車も、家電と違い、安売りがないというのはおかしな気がする。なぜ家電は下がり、車は下がらないのか。バーゲンだって車にはない。

本だと再販制度というものがあり、価格が一定の維持されているが、同じことが他の分野にもあるのではないか。そして、今、金融的なバブルの崩壊が一番影響しているのは、このバブル的な実体経済の部分ではないだろうか。ならば、その部分が崩れても、まだ本当の実体経済には影響が及ばないのかもしれない。


November 22, 2008

11月22日(土)『平成宗教20年史』の見本が届き国民皆議員制度を構想してみる

Sdim0715

幻冬舎新書の第2弾『平成宗教20年史』の見本が届く。新書は装丁が同じなので、どのような本に仕上がっているか、だいたい予想がつくので、明けたときの感動は薄いのはちょっと残念。それにしても、宗教の話題だけで平成の20年間を終えてしまうのだから、そこが恐ろしい。そういう時代も珍しいのではないか。

後、今年は『天理教』が出る予定で、そこまで出ると、単独著作が7冊、対談の共著が2冊、文庫化が1冊で、全部あわせると10冊。ほかに、監修が1冊と共著が1冊。それでちょうど12冊。まさに「月刊島田」になった。

ふと考えてみたが、裁判員制度がはじまるなら、国会議員も同じように国民のなかから選ばれた人間が、それぞれの会期ごとに議員をつとめるということも可能ではないだろうか。本来なら、間接民主主義よりも、直接民主主義という考え方もある。一般の国民が、人を裁くのなら、法律のよしあしを判断してもいいのではないか。そうなれば、まず議員はいらなくなるし、選挙もいらない。政府の方は大統領を直接選挙するようにして、内閣は大統領が決める。

そうなれば、国民も、政治家の責任などと言っていられなくなり、責任も生じるし、政治が身近になる。議員がいなくなり、当番の国民なら手当ですむので、歳費がかからなくなり、節約になる。国会は、仕事が終わった夜になればいいし、マスコミも永田町のつまらない話題を追っていなくてもよくなる。国民の方も、いつ議員がまわってくるかわからないので、日頃勉強しなければならないし、学校教育の目的も、立派に議員をつとめられる人間を育てるということに絞れる。政府や官僚も、国民にわかるような法律を作られなければならなくなるし、妙なことはできなくなる。

そういうのよくないでしょうかね。

November 21, 2008

11月21日(金)山折・吉田対談にお付き合いし校正を返し新しい企画について話しをする

Sdim0711

朝、少しだけ仕事をして、ホテルニューオータニへ。先日ヒルズで行った宮沢賢治をめぐる山折哲雄、吉田司対談がある。二人の対談本なので、私は直接は関係ないが、行きがかり上、同席したほうがよさそうなので、出かけてみる。最初、ラウンジで話をし、レストランへ。昼食後、みっちり対談が進む。

このお二人もそうだが、私の周辺には意外に宮沢賢治研究家が多い。山下聖美さんもそうだし、佐藤竜一さんもそうだ。前回の対談では、吉田さんが山折先生にインタビューするという雰囲気があったが、今回は対談らしくなった。私も、途中、補足という形で口を挟んだが、本になるときにはどうなるのだろう。ちょっと面倒をかけている感じかもしれない。

対談が終わってから、お茶で一服の一行と別れ、ヒルズへ。八幡書店の堀本さんに『天理教』の2校とあとがきを渡す。索引などがあり、相当に面倒な作業だったが、これで一段落だろう。装丁も出来ているし、12月末には刊行されるはず。

その後、少し原稿を書き、夜は、三五館の星山社長などと新しい企画の打ち合わせ。前にも行った、六本木では安い居酒屋へ行き、そのあと、みそ汁が売り物だという店に。けっきょく、みそ汁まで行かなかった。

『平成宗教20年史』の見本が出来たらしい。明日には届く。

駒澤大学につづいて、立正大学も投資で損失を出したらいい。なぜ仏教系なのか。それが興味深い。

11月20日(木)映画「細雪」を見て海老蔵を見て授業してライブラリー・トークの一日

朝、仕事をしようと思ったら、スカパーで、是非みたいと思っていた映画「細雪」をやっていた。録画しようとして、機器の設定はしたものの、最初の部分を見始めたら、けっきょく最後まで見てしまった。実は録画がうまくいっていなかったので、見て正解だった。考えていたのとは違ったけれど、原作とはかなり異なる。あの長い作品を映画にするということ自体大変なのだろうが、映画には映画の論理がある。

昼食のあと、徹子の部屋に海老蔵が出ていたので、それも見てしまう。自分に対して敬語を使っていたのは、ちょっとめずらしいが、彼は緊張すると、みな敬語になってしまうのだろう。これまでは父團十郎に対してのものだけだったが、今日は妹にも敬語を使っていた。それだけ緊張していたことだろう。これを見て、1時間ほど仕事をしてから、大正大学へ。

大正大学の授業もだんだん後が少なくなってきたが、今日は節談説教を中心に、録音を聞きながら講義をする。あとは、文楽、歌舞伎、能楽ということになって、それで授業終わりそうだ。

Sdim0705

そこから、ライブラリーへ。今日ははじめてのライブラリー・トーク。自分の地盤なので完全にホームの気分。阿武 秀子さんが聞き手になってくれて、『誰も知らない「坊っちゃん」』を中心に話す。聞いていてくれた人の感想のなかに、まるで幕の内弁当のようというのがあったが、それがおもしろかった。脈絡があるような、どんどんと話しが飛ぶような。阿武さんは、それをうまく裁いてくれた。文学について、なかなか話しをする機会がないが、実は宗教について語るより楽しい。仕事からちょっと距離をおけるからだろうか。

November 19, 2008

11月19日(水)駒澤大学だけではないでしょ損失を出したのは

朝は、家で仕事をする。宗教美術史の江戸時代の章を直し終える。あとは、近代と現代をまとめて直すことになり、それで2稿が完成するが、その後また、最初に戻って直していかなければならない。それで終わりになるはずだが、そちらもけっこう手間がかかるかもしれない。ここまで来て、ようやくどういう書き方をすればいいかがわかってきた。その視点で、見直すといくつか問題も出てくるだろう。

途中、久しぶりに上北沢図書館に調べ物に行く。前はよく利用していたが、経堂図書館が出来てからは行くこともなくなった。今回は事典なので、出向くしかない。図書館の前にあった塾が歯科医に変わっていたのは、少子化のせいだろうか。

午後は、天理教の本の後書きを書く。10枚弱になったが、研究史のような感じにもなった。案外、天理教という宗教は客観的に研究されてこなかったのかもしれない。

夕方は、先端研に。天理教の校正のため資料をあさる。どうも出典がわからないところがあり、それは、本文に引くわけにはいかないだろう。大筋では問題がなさそうなので、それで行けそうだ。

夜は、90年代研究会の原稿について、相互批判の会。久しぶりに御厨さんに会う。何ヶ月ぶりだろうか。研究会は、かなり時間がかかる。字数を守るよう、若い諸君にきつく申し渡す。

駒澤大学が資産運用で154億円の損失を出したことがニュースになっている。他の大学は大丈夫だろうか。今年の1月31日に、日経に次の記事が載っていた。これからすれば、続々損失が明らかになってくるはずだ。

大学、資産運用を積極化・日経調査
 大学が資産運用に力を入れている。
日本経済新聞社が全国の大学を対象に実施した資産運用調査によると、
回答した私立大学の30%がデリバティブ(金融派生商品)を用いた仕組み債の買い増しを検討。
国公立大学では地方債や政府保証債に資金を振り向ける動きが強まっている。
少子化で経営財源の確保が求められ、運用の重要性が高まっていることが背景にある。

 回答した176校の私大のうち、現預金や国債以外の「リスク性資産」に投資している
大学は65%にのぼった。外債投資が中心だが、株式運用の経験があるところも24%あった。

November 18, 2008

11月18日(火)新橋演舞場で海老蔵の仁木弾正を堪能する

比較的早く起きたので、朝、少しだけ仕事をした。1時間はできなかった。宗教美術史の直しを半分くらいする。

Sdim0682

そこから、新橋演舞場へ。花形歌舞伎の公演を昼、夜続けてみる。海老蔵の弾正がいいと聞くと、どうしても行きたくなった。海老蔵のほかは、旧三之助の菊之助と松緑、それに愛之助と獅童。これで、11時から9時前まで、歌舞伎座より演舞場の席がいいので助かるが、結構長い。昼よりも夜の方が時間が長く、その分4時始まり。

最初は、「伊勢音頭」の通し。通しでははじめてみる。貢は海老蔵も初役。筋書きで、團十郎が海老蔵襲名公演で貢をやり、それで倒れたことに海老蔵が言及しているが、倒れる日に私はそれを見たので、印象が深い。海老蔵にははまり役ではあるが、どうもこの芝居、つじつまがうまくあっていない感じがして、いつも不満が残る。妖刀の力で狂気に陥っていくということなのだろうが、貢が夢遊病者のようで、そこが弱い。

Sdim0686

「吉野山」は、菊之助と松緑。とくによかったのは、松緑の花道の引っ込み。笑みを浮かべながらの引っ込みというのが、彼は本当に得意になってきた。前にも書いたが、彼の助六が見たい。

夜の部は、「先代萩」の通し。菊之助初役の政岡。これだけ若い政岡を見たことがないが、筋書きの上演記録を見ても、圧倒的に若い。しかし、実年齢だとむしろ今の菊之助の年齢なのだろう。初役にしては立派で、素直に演じているので、自然に泣ける。竹本が葵太夫というのもよかった。子役も達者。途中で思ったのは、千松の父親は誰なのだろうかということ。政岡はシングルマザーなのだろうか。

床下から対決の海老蔵、たしかにすごい。花道の引っ込みも悠然としていいし、対決、そして刃傷と、いかにも悪役。とくに怖いのは、刃傷。刀をもって場内を見回すところで、観客が狙われているような気になった。松緑の勝元もすばらしくて、こちらは善に徹して気持ちがいい。

最後は、見たことのない「龍虎」。愛之助と獅童が勇壮な猛獣を演じて、すかっとする。全体に、これだけの若手で、十分に見させるというのはすごい。彼らは本当に実力がついてきている。歌舞伎座の改築がなったころには、本当に中心となって歌舞伎を引っ張ることになるのだろう。

それにしても、100年に一度の危機と世間では騒がれながら、演舞場は観客であふれていた。

November 17, 2008

11月17日(月)あれは高校の後輩の元フジテレビアナウンサーではないかと思いつつ夜には田村議員のパーティーで政治家の挨拶を聞き生猪木を見る

午前中は家で執筆。宗教美術史の江戸時代の部分、最後まで書き直す。あとは、もう一度見直す必要がある。最後に、五百羅漢図に異様な情熱を燃やした人々を取り上げたが、これはどう解釈するのか。そこがまだよくわからない。

午後は、ライブラリーへ。渋谷に出て、ビッグカメラに寄り、それからバスでヒルズへ向かったが、後から乗ってきたのは、高校の後輩で、元フジテレビアナウンサーだった城ヶ崎さんではないだろうか。30数年も会っていないので、声をかけられなかったが、西麻布で降りた姿を見ても、そのような気がする。

ライブラリーに着いて、仕事。悩みの方、2の金の部分について書く。最初調子が出なかったが、最後にはちょっと進んできた。時間になったので、タクシーでホテル・ニューオータニへ。小幡さんに誘われて、田村耕太郎参院議員のセミナーと懇親会へ。セミナーでは竹村健一氏の司会のもと、竹中平蔵氏と田村議員がしゃべった。政府系ファンドの話が出たが、あまり説得力がない。話題のファッションをじかに見る。どうだろうか。

懇親会では、自民党の有力議員が次々と挨拶する。田村議員の鳥取の周辺には案外大物議員がいるようだ。挨拶したのは、青木会長からはじまって、金子、田村、渡辺、中川、細田、小池の各大臣や議員。政治家の挨拶というものを一度に聞いて、少し勉強になった。

なぜか、アントニオ猪木が登場し、例のあれ。それから、武蔵などK1のメンバーも。

November 16, 2008

11月16日(日)生命倫理の公開研究会のお知らせ

朝からライブラリーへ。悩みの第1章を書き上げ、第2章の途中まで書く。第1章は書き直しという感じだが、第2章はほとんど新しく書いている感じになってきた。小幡さん、風邪気味とかで、ずっとコートを着ている。夕方、『民族化する創価学会』のなかで論考を紹介させてもらった犀角独歩さんが来て、本にサインをする。最近のカルト事情について話をする。

Sdim0676

今、顧問として参加している東京財団での「生命倫理の土台作り研究会」で公開研究会がある。そのお知らせをいかに載せる。

生殖補助医療はどこまで許されるのか? ~韓国を参考に日本での代理出産を考える~

生殖補助医療はどこまで許されるのか? ~韓国を参考に日本での代理出産を考える~

日時:2008/11/28 Fri 15:00-17:30 
場所:日本財団ビル2階会議室
定員:200名
参加:参加費無料、事前申込必須
担当:相原・大沼

生殖補助医療の進歩とともに、体外受精による妊娠や代理出産などが可能となった現代。しかし、こうした医療はこれまでの家族の形を変えることにつながるだけに、先端医療と倫理をどう両立させるかの基準は、国の文化、社会的背景などによって異なります。

日本ではこの領域での法整備はほとんど手つかずなのが現状です。東京財団では昨年秋より「生命倫理の土台づくりプロジェクト」を立ち上げ、ルール作成に向けた理念の構築を目指しています。

次回研究会は、2003年にアジアで初めて生命倫理法を成立させ、代理出産においても、国会で法案が審議され、新しい「親子関係」のかかえる問題や代理母となる女性の立場などについての議論が盛んな韓国の実例を報告します。文化的にも近い隣国から日本が参考とすべきものは何かを討議し、より多くの人々にこの問題について理解を深めていただければ幸いです。参加をご希望の方は、ふるってお申し込み下さい。

【日 時】11月28日(金) 15:00-17:30 (開場14:30)
【会 場】日本財団ビル2階 大会議室 
【定 員】200名
【申 込】申し込みはここ
【モデレーター】橳島次郎:東京財団研究員
【報告者】洪賢秀:東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター公共政策研究分野特任助教        
【討論者】島田裕巳:宗教学者、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員
      橋爪大三郎:東京工業大学教授


      

November 15, 2008

11月15日(土)要するに日本とアメリカの戦争である

要するに戦争である。もちろん、日本とアメリカの戦争である。

話は、黒船来襲にさかのぼる。さかのぼるはずだが、それはあまりに遠い。

とりあえず、第2次世界大戦、太平洋戦争である。はじめて日本とアメリカは真っ向から対決した。これだけ全面的な、しかも長期にわたる戦争というものは、世界史上でも珍しいものではなかっただろうか。アメリカは、日本を徹底的に破壊した。その点は、絶対に落とせないポイントだ。日本の都市に壊滅的な打撃を加え、最後は原爆まで使った。これで、日本はもう立ち上がれないと、アメリカは考えたであろう。

しかも、戦後の占領期において、日本の社会構造にも根本的な打撃を与えた。天皇制は存続したように見えるが、皇室は財産を奪われ、貴族制度という基盤を失った。大土地所有が難しくなり、財閥が解体された。憲法まで、改正せざるを得なくなる。それによって、軍事力を奪われる。ここまで、徹底して制度が壊されることも珍しい。

にもかかわらず、というか、アメリカの思惑とは逆に、日本を徹底して破壊することが、日本に再生の力を与えた。軍事面に経費を支払わなければならないという重荷から解放された戦後の日本は、驚異的な経済発展をとげた。

Continue reading "11月15日(土)要するに日本とアメリカの戦争である" »

11月15日(金)日蓮遺文はようやく半分を超え夜はなぜか北千住で高校のミニ同窓会

午前中は家で仕事をする。『宗教と現代がわかる本』の2009年版の原稿を書く。9枚ほど。私が翻訳に参加した『タオ自然学』が刊行されてから30年になる。そのあたりのことについてまとめて考えてみる。私のルーツの一つかもしれない。

午後は、日蓮遺文の勉強会。今日は、「種種御振舞御書」を読む。かなり長いものだが、小松先生、2時間半に渡ってぶっ通しで読み続ける。このスタミナにはいつも敬服している。この文書、真筆が残っていない曾存の一つ。私などどう読んでも、日蓮の真筆と思えない。山川智応が真筆と判断して、それが通用しているようだが、果たしてそれでいいのだろうか。内容、文体、日蓮らしさが少しもない。後世に、日蓮の生涯を劇的なものに潤色しようとした試みではないだろうか。

その問題はあるものの、遺文が半分を超えた。ここまでくるのに5年半かかっている。同じペースで進めば、11年かかることになるが、身延期のものは、新しい内容が盛り込まれているわけではない書状などが多い。実際、最近はペースが相当にあがっている。後、3年もあれば、最後まで行くのではないだろうか。

夜は、北千住で高校の同級生の集まり。久しく会っていない顔もあれば、これまでほとんど話したこともない顔もあった。なぜ、多くの人たちが住んでいる場所とは反対の北千住かは問題だが、それについて書いても、関係のない人にはわからないだろう。

November 13, 2008

11月13日(木)広告とコピーと取材と授業

朝、朝日新聞を見たら、『民族化する創価学会』の広告が出ていた。これで、日経、毎日についで3誌目。広告が出るということは、期待されているということだろう。それから、ライブラリーへ。小田急OXストアーの前を通るが、まだ解体工事ははじまっていない。いったいどうなるのだろうか。

Sdim0671

ライブラリーに着いてから、悩みの全体の構成を考える。そこから、第1章をふたたび直していく。大体この線でという書き方が決まってきたような気がする。お昼前に日下君が来て、新聞協会などに送る書類をコピーしていく。

午後は、『ガバナンス』という雑誌の取材を受ける。『新宗教ビジネス』について紹介してくれるらしい。1時間強インタビューに答えるが、聞き手はかなり公明党の事情に詳しかった。

終わってから、西巣鴨へ。駅で渡辺直樹氏と出会う。彼に依頼された原稿を書かなければならない。授業では、新宗教関連のものを見せ、そこから醍醐寺での薪歌舞伎のDVDを見せる。團十郎の口上と僧侶たちの声明を見る。次は、節談説教から歌舞伎に進みたい。

November 12, 2008

11月12日(水)亡くなられた山田洋次監督の奥様の思い出

午前中は、家で原稿を書く。悩みの本の第1章と第2章を書き直してみた。

午後から、ライブラリーへ行き、悩みの第3章を20枚ほど書く。書いていて、どうも全体の内容を先に決めないと、書くことが重複したりして、これはまずいと感じた。悩みというものは、それだけで独立しているものではなく、いろいろなことと関連している。そうなると、ほかの悩みと当然関係してくるわけで、それをどう分担させるかが問題になる。とりあえず、どこで何を書くか、決めないといけない。

夕方、牧野出版の佐久間さんが来て、打ち合わせをする。出版社のサイトに近々、寄稿することになっていて、それを軽く打ち合わせる。その後、20日のライブラリー・トークでお世話になるあんの秀子さんを交えて、何を話すか、その打ち合わせをする。日本の文学は全体に暗いというイメージがあるようだが、それを払拭する必要はありそうだ。映画と文学との違いなども考えないといけない。

山田洋次監督の奥様が亡くなられた。オウムの事件が起こった年、事件の寸前に『ローマで王女に起こったこと』という本を出したけれど、朝日新聞で山田監督からお褒めのことばをいただいたことがある。奥様からは、その自筆原稿を送っていただいた。私の宝物の一つだ。ご冥福をお祈りしたい。

November 11, 2008

11月11日(月)農大通りに新しい店が開店していた

家で仕事をする。『日本宗教美術史』の江戸時代の章を書く。村と街の祭りの部分からはじめて、庶民信仰を概観し、出開帳などのことを取り上げ、そこからさらに、黄檗宗などの禅宗寺院、さらに白隠などの禅画について原稿を直し、補足していく。あとは、円空、木喰、さらに隠れキリシタンの美術、そして五百羅漢図をあつかう予定。

まだ、それほど髪が伸びていないが、時間を考えると今日行っておいたほうがいいと思い、いつもの床屋へ。今日は暇だったとのことだが、火曜日は休みのこともあり、客の出足が悪いらしい。

床屋で聞いて、農大通りにいくつか店がオープンしたというので行ってみる。カルディア・ファームが新たに開店し、ラーメンの日高屋もあった。ほかにも、いくつか店が変わっていた。OXストアーが、仮店舗に移ってから、いろいろ変動がある。

金融恐慌についての報道も、一度ほどではなくなった。株がものすごい勢いで下がっているときには、投資に関係ない人間にも、何かドラスティックなことが起こっているという興奮があったが、それが去ってみると、またいつもの日常が戻ってきたという気配だ。果たしてこれからどうなるのか。未来は不透明でも、それぞれ日々の生活がある。まあ、そういうものだろう。

November 10, 2008

11月10日(月)週明けいろいろな仕事が進行していく

朝は、『月刊現代』に大学について連載している井上さんから取材を受ける。慶應三田会について、話をする。

そこから、ライブラリーへ行く。昼食の後、昨日書いた悩みの原稿に手をいれ、それをアップする。その後は、『新宗教ビジネス』をもとにしたフラッシュの取材を受ける。

ソマードの加藤さんから連絡があり、ライブラリーまで来てもらって、今後のことを話し合う。とりあえず、チケットの発券しすてむができたので、それをどう発展させていくか、次の段階に入った。演劇にかかわってくるのは、俳優や劇作家という個人であったり、劇団という組織であったり、さらには劇場といった箱物であったりする。それを全体として統一したシステムで連携させていくことができれば、そこには小さな社会、小さな世界が出現する。それが、もっとも機能的に、また自律的に動くのであれば、演劇にとどまらず、他の分野にも応用が可能なはずだ。その可能性は非常に大きい。

夜は、赤坂の楼外楼飯店で、小幡さんを入れての本作りの相談をする。今世界で起こっていることは何なのか。それは、どういったことに結びつくのか。一般に議論されていることとは違う方向性を打ち出せたら面白いだろう。普段、ライブラリーで話しているのと違って、少し改まった席なので、気分も違ってくる。いったいどういうものになるか、それが興味深い。

November 09, 2008

11月9日(日)小幡・木下の競演を見ながら定額減税は中止したほうがいいように思うようになった

朝、フジテレビの「情報2001」には小幡さんがコメンテイターとして出演。一方、それと時間が一部重なる日本テレビの「サンデー・ネクスト」には、この番組のプロデューサーでもある木下さんが出演。今一番よく知っている二人が同時刻の競演となった。これは、かなり珍しい。

昔一度だけ「2001」のほうには出演したことがあるが、形式がずいぶんと変わってきた。竹村健一氏が引退してしまい、それで少し迷いがあるのかもしれない。小幡さんは、元官僚というよりも、大学で経済学を教える先生というイメージが強い。官僚出身で、こうした雰囲気を持っている人は珍しいかもしれない。この番組のなかで、定額現在のことが議論になっていたが、小幡さんが言うように、経済効果がゼロなら、もうやめたほうがいいのではないか。もともと選挙のための政策で、選挙が遠のいたのだから、意味がない。時期が悪いし、高額所得者の問題は解決しそうにないし、なんだかばかげている。

一方、木下さんの方は、渦中の人物と直接に、今回は電話だが接触するという得意技。前には、ホリエモンのときにあった。番組では、名前が伏せられていた人たちがいたが、この事件、そうした人たちの果たした役割が大きいようだ。小室という人、あまりに考えていないというところでは責任があるが、その動揺ぶりは悪い人ではないという印象を与える。果たして再生はあるのか。人がいかに再生するかに興味がある私としては、今後注目しない。

番組を見てから、ライブラリーへ。悩みの原稿を、また27枚ほど書くが、ちょっと疲れて見直しまでにはいたらなかった。一日で27枚というペースはかなりしんどい。一章分書き上げないと落ち着きが悪いが、見直しは別の日という体制でいったほうがいいかもしれない。

夜、日本シリーズ最終戦を見る。普通、最後の試合は一方的なものになりがちだが、今日は最後まで目が離せなかった。わが横浜は、また日本シリーズに出る日がくるのだろうか。もう前回の優勝から10年が経った。

November 08, 2008

11月8日(土)55歳の誕生日を迎えオーストラリア料理で祝ってもらう

今日は、55歳の誕生日。ちょうど5年前には病院のベッドの上にいた。あれからの5年間に、ずいぶんいろいろなことが起こった。一応病気というのは、5年がめどらしいが、再発することなくここまで来たので、まずはよしとしたい。

朝、小幡さん出演の「家計診断おすすめ悠々ライフ」を見る。暮らしに即した経済番組ということで、理論的な話はでなかったけれど、いかに金融資産が膨らんでいたか、模型を使って説明してくれたのでわかりやすかった。もっと早い時点で、そういう模型を示せていたとしたら、世界はいったいどういうことになっていただろうか。結局は変わらない気もするが、それにしてもあまりに膨らみすぎていた。

娘が誕生日を祝ってくれるというので、新丸ビルのオーストラリア料理の店に行く。ネットで見ていて、なんだかここがいいのではと思ったのだけれど、それが大当たりした。最初に出てきた、果物を搾ったカクテルからして実にうまい。それから、出てくるものすべてがうまかった。これは、拾いものの店の気がした。また、行ってみたい。

お返しに、パレスホテルのバーに行く。来年の2月には改築になるというので、一度は行っておきたいと思っていた。まさに、昭和の香りのするバーだった。昭和40年代の雰囲気だろうか。いるとすっかりくつろいで、東京にいる気がしなくなった。まあ、これでは時代遅れということにもなるが、やはりホテルのバーは、独特の魅力がある。こういのはいつまでも残っていてほしい。

November 07, 2008

11月7日(木)『民族化する創価学会』がベスト・ポジションに並んでいて満足しスリランカの仏教について何もしらないことを改めて思い知る

昨日に引き続いて、『10の悩み』についての原稿を書く。今日は、「信じられない」ということで27枚ほど書き上げる。この量は、はじめにとほとんど同じ。どうも今回の本は、一つの項目あたり27枚前後で進んでいきそうだ。

昼、買い物に魚真に行ったら、巨大なうつぼを売っていた。水族館では見たことがあるが、うつぼが売られているのははじめてみた。節子さんに聞いてみると、食べたことはないが、関西では食べることがあるという。前に入荷したときには、経堂の中華料理屋が買っていったというが、いったいどのような料理になったのだろうか。一度は食べてみた気がする。

夕方、新宿の歯医者へ。この前久しぶりに行ったが、今回はその続き。歯茎が少し出血しているらしい。原因を考えてみて、一つ思い当たったのは、飲み続けているワーファリンの影響。これは血が流れやすくなる薬なので、目など一度出血すると面倒なことになる。果たしてそれが原因なのかよくわからない。もう少し気を入れて手入れする必要があるかもしれない。

紀伊国屋の1階で見てみると、『民族化する創価学会』が新刊のなかでも最前列にあって、ベスト・ポジションに並んでいた。隣は、ジョージ・ソロス。ユダヤつながりだろうか。

Sdim0670

新宿から地下鉄で上野へ。国立博物館で、「スリランカ」と「大琳派展」を見る。スリランカの仏教美術が中心だが、スリランカの仏教についてまるで知らないことがよくわかった。大乗仏教や密教の影響など、いったいどういう歴史を歩んできたのか、ちゃんと勉強する必要がありそうだ。琳派の方は、これまで見てきたものが多い。「風塵雷神図屏風」がちょうど4枚並んでいたが、宗達と光琳については、「対決日本美術」でも見た。夜だというのにけっこう混んでいたが、さすがに7時半過ぎになるとすく。そこがねらいめだろう。ついでに平常展も少しだけ見るが、キリシタン美術が展示されていたのが、収穫。

November 06, 2008

11月6日(木)何かに導かれるようにジュンク堂での島薗・芹沢対談を聞かせてもらう

今日から、新しい本の原稿を書き始める。テーマは、人生の10の悩み。私たちが日常の暮らしのなかで感じる悩みについて、宗教学者の立場から、どのようなことがいえるのか。それを書いていくことになった。とりあえず、最初のはじめにの部分を27枚ほど書き上げる。

夕方は、いつものように大正大学での授業。今日は、それぞれの宗教における宗教音楽についてとりあげてみた。ユダヤ教からはじめて、キリスト教、イスラム教と進み、ヒンズー教まで行った。次回は少し予定を変更し、日本の宗教音楽をやってみたい。

この授業で、いろいろ手伝ってもらっている芸術新聞社の渡辺さんが、打ち合わせに池袋まで行くというので、バスで一緒に出る。ちょうど、新刊の『民族化する創価学会』の配本日なので、ジュンク堂に行ってみた。まだ、それほどたくさん入荷していないらしく、1階の新刊のところだけにおかれていた。宗教のコーナーなどにはまだ並んでいない。

フェア的なコーナーを見ると、「1995年から考える」というものがあり、そこに『資本主義2.0』と『オウム』とが並んでいた。大変ありがたい企画だと思い、そこから下の階に下りようとしてエスカレーターに乗ったら、途中に貼ってあるポスターに島薗進という名前と、11月6日という日付を見つける。これはと思って、ポスターを探してみると、ちょうど今日、島薗さんと芹沢俊介さんがトークセッションをやることになっていた。これは呼ばれているのかもしれないと思い、喫茶室に行ってみると、まだ空席があった。はじまるまで、島薗、芹沢両氏と話をさせてもらう。

このトークセッションは、東大出版会から刊行されている「死生学」のシリーズをめぐってのもので、話の内容も、死の問題が中心だった。子殺しや親殺し、殺人や死の受容の問題など、テーマは相当に重かった。最後に、質問というか、死と孤独の問題をめぐって、自分の体験を少し話させてもらう。こういうことになろうとは池袋にくるまで思いもしなかったが、何かに導かれたようで、不思議な一日だった。

November 05, 2008

11月5日(水)オバマは史上最低の大統領になる予感がする

朝、ライブラリーへ行く。創価学会の連載を書く。新刊の『民族化する創価学会』をからめ、最近の創価学会バッシングについて書いてみる。これで仕事は手一杯。

ライブラリーにいる間に、アメリカの大統領が決まっていく。事前の予想通り、オバマが選ばれた。世界中のメディアが注目しているとこのことだが、本当に今回の大統領にそれだけの価値があるのだろうか。前から感じているが、オバマ大統領はアメリカの歴史上最低の大統領になるのではないだろうか。

今回の金融危機でアメリカが相当に大変な事態になっていることは明らかだ。それは、たんに経済的な問題だけではなく、借金までして豊かな消費生活を送ろうとするアメリカ的なライフスタイルに大いに問題があることが露呈された結果だろう。そこには、倫理も道徳もない。それは、アメリカの外交戦略についてもいえることで、イラクでの失敗は、世界の警察官を自認してきたアメリカの役割が大幅に低下したことを意味している。経済力と武力によって、世界に対して圧倒的な影響力を行使し、その上で、外交や経済政策を進めるというやり方は、もう通用しない。

となれば、これからアメリカは、世界に対する影響力をどんどんと失っていくことになる。国内的には貧困の問題が深刻化する。そのとき、マイノリティーにしわ寄せがいくはずだが、もし暴動などが起こり、それをオバマ大統領が鎮圧するという構図になったとしたら、問題は大きくなるだろう。

テレビのニュースなどでは、アメリカの大統領が注目されるのにひきかえ、日本の首相はという言い方がされているが、今、本当に重要なのは日本の首相なのかもしれない。日本が世界に対してリーダーシップを発揮していかなければならない状況が生まれている。世界は大きく変わった。まだ、そのことに人々は十分に気づいていない。

November 04, 2008

11月4日(火)時代の寵児は必ず転落の道を歩まなければならないのか

午前中に、『平成宗教20年史』の再校ゲラを編集者に渡す。これで、この本についての作業はほぼ終わった。後は、再校で訂正したところを確認すればいいだろう。今月末には刊行になる。

Sdim0650

そのままヒルズへ。宗教美術史の原稿を書くが、昨日おとといのバス旅行で疲れたのか、あまりはかどらない。それにしても、小室哲哉の逮捕には驚いた。詐欺という罪は、人を身体的に傷つけたものではないが、社会的なダメージとしては大きい。考えてみると、時代の寵児として一時持ち上げられた人物は、ことごとく転落の道を歩んでいる気がする。それだけ、金が儲かってしまうということは、人生を難しくするのかもしれない。これから、彼が制作に携わった歌はどうなるのか。私には、苦手な歌だったので、むしろそれが流れなくなることは悪くないが、思い出の歌と思っている人も少なくないだろう。余波は大きそうだ。

Sdim0656


夕方、ソマードのサザンテラスで加藤さんと会う。妹の演劇の制作にかかわるシステム作りが進んでいるようなので、その経過について話を聞く。妹に大変だったことは聞いたが、何が問題だったかがよくわかった。まだ、詳細へ説明できないが、相当にすごいものができた気がする。外に出ると、クリスマス用のイルミネーションが輝いていた。もう今年も終わりという雰囲気だ。

November 03, 2008

11月3日(月)上高地に行き帝国ホテルにも寄る

白骨温泉で目覚める。朝、温泉に入り、朝食後8時半に出発。1時間ほどで上高地に着く。上高地に来たのははじめて。母親は、来たかったらしい。

Sdim0594

昨日は晴れのいい天気だが、今日は、曇り。どんよりとしている。まず、大正池でバスを降り、そこから、歩き始める。写真では見たことのある光景が広がっている。途中、唐松が黄色く色が変わっているところを通ってきたが、全体に、東山魁夷の世界という印象が強い。少し前に、東山魁夷の全貌を紹介する展覧会に行ったせもあるが、まさにこうした世界を描いたのだということがよくわかる。むしろ、絵の世界のなかを歩いているという印象さえした。泊まった宿には、何枚も東山魁夷の絵が飾られていた。中には相当にいいものもあった。

途中、憧れの上高地帝国ホテルに寄り、お茶をする。山小屋風のホテルで、たくさんの観光客でにぎわっていた。すでに紅葉のピークは過ぎたけれど、連休ということもあり、訪れる人が多い。一度はこのホテルにも泊まってみたい。

Sdim0637


そこから、河童橋へ。そこは、バスターミナルに近いせいか、完全な観光地。途中、晴れそうになったが、完全には晴れなかった。まだ、1時前だったけれど、少し雨も降って、急速に気温が下がった。1時半にはバスが出発。途中、渋滞もあり、高速から一般道におりたところもあったけれど、最終的にはほぼ定時に新宿に着く。

2日間、相当の時間バスに乗った。岐阜県の、富山の近くまで行ったのだから、時間がかかるはずだ。交通の発達がなければとれも不可能なコース。よるところは少なかったけれど、けっこう堪能できた。

November 02, 2008

11月2日(日)初めてのはとバス

母親に誘われて初めてのはとバスツアーに出かける。新宿を7時30分に出たが、相当に渋滞していてで時間がかかる。東京から山梨、長野を経て、なんと岐阜県に入る。この日の唯一の観光地、新穂高ロープウェーに着いたらもう2時過ぎだった。

ここのロープウェイ、あがり方が急で、しかもスピードが速い。二つ目のものは、10周年というが、ロープウェイとしてはかなり新しいものなのだろう。2階だでてあっという間に1000メートル上がっていく。時間を食ってしまったので、展望台での時間はわずか15分。それでも、雄大なアルプスの景色を堪能する。ここまで見られるとは思わなかった。

Sdim0574

そこから、長野に戻り、宿泊地の白骨温泉に。もうあたりはまっくらで、どういう道をとっているかわからない。ついてすぐに温泉に入るが、温泉は白濁していて、気持ちがいい。この温泉は、中里介山の『大菩薩峠』で名高く一度訪れたいと思っていた。その点で十分に満足した。

Sdim0585

November 01, 2008

11月1日(土)リンのマジックDCを聞いて納得の音に感心する

Sdim0565_2

11月になった。海老蔵のカレンダーも「海神別荘」に変わる。後今年も2ヶ月になった。

朝、出しっぱなしにしていた資料を整理する。もっとも、宗教美術史で参考にしている図録など、高さがあって、本棚に入らない。よって、積んでおくしかないが、ほかにゲラなどいらないものを捨てる。

午後、新宿へ行く。まず、タワーレコードに寄って、来週の大正大学の授業で使う音楽を探す。コーランの朗誦などワールドミュージックというか、宗教音楽をいくつか買う。それから、伊勢丹へ行く。昨日買ったものを受け取るのが目的だが、まず8階に行って、リンのショールームを見る。

リンでは、最近、ハードディスクに音楽を収納して、それを聴く新しいシステムを開発し、3つの機種が出ているが、そのうち一番値段の安いマジックDSを聞かせてもらう。ジャズのCDからリッピングしたものは、家にあるものだったりするので、比較がしやすい。途中で、CDプレーヤーとの比較を聞かせてもらったが、かなり違うのがわかった。明らかにCDプレーヤーより、DSの方が優れている。音が広がってくるし、なんだか聞いていると眠くなる。それは、音が心地のいいせいだ。やはりハードディスクに収納する方向性は正しいのだろう。ちょっとリンが欲しくなった。

ヒッキーフリーマンでレザーのブルゾンと綿のパンツを受け取るが、店の人がそれに会うシャツを用意している。ベルトのほうは却下したが、シャツはなかなかいい。それを購入することにする。コートも見せてもらったが、けっきょく、店頭に並んでいるものから選ぶのではなく、生地を選び、それを仕立ててもらう形になってしまう。今日見たのでは、かなりさわり心地のいいものがあったが、そう簡単には変えない。とりあえず、次ということで品物を受け取って帰る。

« October 2008 | Main | December 2008 »

April 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30