11月6日(木)何かに導かれるようにジュンク堂での島薗・芹沢対談を聞かせてもらう
今日から、新しい本の原稿を書き始める。テーマは、人生の10の悩み。私たちが日常の暮らしのなかで感じる悩みについて、宗教学者の立場から、どのようなことがいえるのか。それを書いていくことになった。とりあえず、最初のはじめにの部分を27枚ほど書き上げる。
夕方は、いつものように大正大学での授業。今日は、それぞれの宗教における宗教音楽についてとりあげてみた。ユダヤ教からはじめて、キリスト教、イスラム教と進み、ヒンズー教まで行った。次回は少し予定を変更し、日本の宗教音楽をやってみたい。
この授業で、いろいろ手伝ってもらっている芸術新聞社の渡辺さんが、打ち合わせに池袋まで行くというので、バスで一緒に出る。ちょうど、新刊の『民族化する創価学会』の配本日なので、ジュンク堂に行ってみた。まだ、それほどたくさん入荷していないらしく、1階の新刊のところだけにおかれていた。宗教のコーナーなどにはまだ並んでいない。
フェア的なコーナーを見ると、「1995年から考える」というものがあり、そこに『資本主義2.0』と『オウム』とが並んでいた。大変ありがたい企画だと思い、そこから下の階に下りようとしてエスカレーターに乗ったら、途中に貼ってあるポスターに島薗進という名前と、11月6日という日付を見つける。これはと思って、ポスターを探してみると、ちょうど今日、島薗さんと芹沢俊介さんがトークセッションをやることになっていた。これは呼ばれているのかもしれないと思い、喫茶室に行ってみると、まだ空席があった。はじまるまで、島薗、芹沢両氏と話をさせてもらう。
このトークセッションは、東大出版会から刊行されている「死生学」のシリーズをめぐってのもので、話の内容も、死の問題が中心だった。子殺しや親殺し、殺人や死の受容の問題など、テーマは相当に重かった。最後に、質問というか、死と孤独の問題をめぐって、自分の体験を少し話させてもらう。こういうことになろうとは池袋にくるまで思いもしなかったが、何かに導かれたようで、不思議な一日だった。
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