12月19日(金)実は小松先生の講義から私は多大な影響を受けているのではないかと言うことに気づく
朝は家で仕事。『日本宗教美術史』の第3章奈良時代のところを最初から改めて手を入れる。ほぼ終わったけれど、最後の唐招提寺の木彫仏について、まだ書くことがある。あと少しというところ。
昼前に新宿へ。紀伊國屋書店上の歯医者へ。先日、風呂場でシャワーに顔をぶつけた後、1週間くらい右の下の奥歯が痛んだ。それで心配していたが、レントゲンをとってもらっても、異常は見いだせなかった。今は痛みもないので、大事ではなさそうだ。
2時から、日蓮遺文の勉強会。今日はあまり進まなかった。人数も少なく、早めに終わる。5時という早い時間から忘年会。10人ほどの参加者がある。終わったのがまたかなり早かったので、2次会へ。そこで、小松先生の方法論の話しになったが、教学者なのに、これだけ客観的に信仰対象であるはずの日蓮について語れるのはすごい。その話しをしていて、実は、その方法論のようなものが最近の私の研究の方向性にはなはだしく大きな影響を与えているのではないかということに気づく。
小松先生は教学の側から客観性を目指し、私は逆に客観性の方から教学に近づいている。ちょうどその狭間でクロスしていて、最近の私の著作はまさにそうした方向で書かれている。ならば、この5年半の講義が相当に影響していることになる。考えてみれば、それほど長い期間にわたって、一人の先生の講義を聴いたことがない。これは、かなり大きな発見かもしれない。
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