4月20日(月)今度の新刊は超シンプルな装丁だ
新しい本が完成した。といっても、見本ができたということで、書店に並ぶのは25日くらいになりそう。タイトルは、『ぼくが宗教を読み解くための12のヒント』。出版元は亜紀書房。亜紀書房からは、前に『中沢新一批判』を出しているので、これで二冊目になる。最近は、『10大新宗教』のせいか、タイトルに数字の入ったものが多くなった。3、20、10ときて、今回ははじめての12。長編小説というより、連作小説という感じがする。
編集者から、見本の一冊を渡されたびっくり。なにしろ、装丁がひどくシンプルだったからだ。白地に、字はほとんどが黒。宗教というところだけ、色が少し違うが、それも微妙な変化で、目立たない。これまでいろいろな本を出してきたけれど、こんなにシンプルで、しかもモノクロームなのははじめて。装丁をしてくれた人は、勝間和代さんの本の装丁を一手に手がけている人らしい。
今回の本は、「ぼく」がタイトルに使われているので、本文でもぼくを使った。そうすると、普段使っている文体だとそぐわないので、これまでとは違う文体を使ってみることにした。考えてみると、昔はこうした文体で書いていた気がする。もちろん、論文やかたいものはそういうわけにもいかないだろうけれど、この種の体験に基づいた学問論というか、宗教入門のような本には合っている気がした。
これで、今年は4冊目の本になる。一応、『月刊島田』の形が維持されているけれど、果たしてこれからはどうだろうか。ゲラになっているのが1冊、原稿を仕上げたのが1冊、大分できあがったのが1冊ある。5月になったら、また新しい本に取りかかることになるだろうけれど、何にするかまだ実は決めていない。たくさん企画はあるけれど、どういう順番でやるかを考えないといけないだろう。
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