5月16/17日(土日)二度目の有度サロンに参加する
土曜日から日曜日にかけて、二度目の有度サロン。東静岡の舞台芸術公演まで出かけていく。前回参加したときには雨で、かなり強く降ったが、今回も雨気味。静岡は雨が多いのだろうか。
土曜日は、真言宗の声明と打楽器奏者の高田みどりさんのコラボレーション。前回と同様、メインホールである楕円堂が使われたが、入場するとすでに僧侶たち5人は、まるで仏像のように、舞台の置くに鎮座していた。そもそも、5つという数を意識して作られている劇場のなかに、5人の僧侶というのは決まりすぎている。途中、般若心経を少しずつずらして唱えるところがあったが、永遠に続く円環運動のようだった。終わってからのトークで、この場所でやっていると、間違いそうになると僧侶が言っていたのが印象的だった。
食事会では、はじめて会った今回のスピーカーの一人、平野啓一郎さんと話しをしたが、私がエリアーデの『世界宗教史』の文庫版、第8巻の総合的な解説で、彼のデビュー作に言及していたことを指摘された。私は忘れていたが、たしかにそのような箇所があった。
夜のトークのなかで、苅部直さんが、公演の近くにある平沢寺のことを語っていたので、翌日そこを訪れてみた。階段を200段おり、また、石段を100段上ると、そこに観音堂がたしかにあった。彼の話では、久能山にあった久能寺は、補陀落渡海と関係があるらしい。いつか行ってみないといけない。
今回は2回しかサロンに参加できなかったが、いろいろな方にあえて収穫も多かった。とにかく贅沢な演劇空間なので、それがうらやましい。今年の夏の利賀山でのフェスティバルの際には、シンポジウムに出るよう誘われた。
« 5月15日(金)三省堂本店で四方田犬彦氏とのトークセッション開かれる | Main | 5月18日(月)これからのことも考えて今日はとりあえずオフにする »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 7月19日(火)『宗教対立がわかると「世界史」がかわる』の広告と創価学会の最新の信者数235万人について(2022.07.19)
- 7月11日(月)選挙結果と安倍元首相の事件をめぐる取材など(2022.07.11)
- 7月9日(土)安倍元首相狙撃事件に驚き国立劇場の鑑賞教室「紅葉狩」を見る(2022.07.09)
- 5月26日(木)昨日は多忙な一日で今日は授業の準備その間に新刊が刊行(2022.05.26)
- 5月16日(月)映画『紅葉狩』と初代鴈治郎の葬儀そして届いたKimax System Hub(2022.05.16)
« 5月15日(金)三省堂本店で四方田犬彦氏とのトークセッション開かれる | Main | 5月18日(月)これからのことも考えて今日はとりあえずオフにする »
Comments