7月1日(水)連載原稿を書き生命倫理の研究会に出席し朝日カルチャーセンターで講義する
いつの間にか7月になっている。午前中は、『寺門興隆』の創価学会についての連載原稿を書く。やはり今の話題としては、選挙なので、それを取り上げたが、都議選が終わるまでは原稿の最終的な形が決まらない。そこを余白にして、とりあえず原稿を書き上げる。校正の段階で、都議選の結果を織り込むことになるだろう。
午後は少しゆっくりして、東京財団での生命倫理の研究会に行く。今年度から、研究の範囲が拡大され、人の尊厳ということがメインテーマに掲げられている。今日は、再生医療における倫理の問題を、医師の立場から問題にする発表を聞く。生命倫理の領域では、人の尊厳や生命のはじまりといったことが問題になれるが、結局、それが本当に問題にされるのではなく、厄介な問題をいかに先送りするか、あなた(外国)任せにするかという方向にむかっている気がする。胎児の細胞の利用ということが今日の具体的な問題になったが、その背景には、堕胎を好ましくないと思いつつ、現状それを容認しているという後ろめたさの感覚がある気がした。これは、相当に根深い問題だろう。
研究会での議論は続いていたが、そこを抜けて新宿へ。朝日カルチャーセンターでの講義。前回の続編。今日は、村上春樹の新作をきっかけにイニシエーションとヤマギシ会の話しをする。一応宣伝では、歴史を振り返ると歌っているので、次回は、日蓮と法華経信仰の問題を、イニシエーション論的に解釈していきたい。
終わってから、角川書店の編集者と次回作について打ち合わせをしながら、食事をする。一応、タイトルも決まり、内容も固まってきた。これなら、『無宗教』の続編として一年後の来年1月に刊行できそうだ。
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