8月20日(木)今日はマルクスについて書いてみた
朝からヒルズへ行く。引き続いて、宗教と経済についての原稿と格闘する。アダム・スミスの後は、マルクスとケインズを取り上げることにする。マルクスの資本主義の行き詰まりについての考え方は、明らかにユダヤ・キリスト教の終末論にもとづくものだ。あるいは、資本という概念についても、宗教的なにおいがする。そんなところを、20枚ほど書き上げる。
問題は、次のケインズ。経済学の世界では、極めて重要な存在だが、彼の言っていることは難解でわからない。経済学者も本当にわかっているのだろうかと、小幡さんに聞いてみたが、彼は一般理論は難しいが、金融論はまだわかりやすいと前には言っていた。ところが、最近金融論を読み直しているらしいのだが、それがわからないと言う。彼ほどの人間がわからないというのだから、本当に難しいのだろう。一応解説書を見れて、それらしくケインズの考え方がまとめられているが、それは正しいのだろうか。本当にケインズを理解している人はいるのだろうか。そんな根本的な問いが浮かんでくる。
夕方、新しい編集者が訪れ、新しい企画について打ち合わせをする。宗教業界についての本を作りたいという。企画案を見ると、これまで書いてきたことばかりなので、書けばそれほど苦労しないだろう。既成宗教を含め、宗教界がどういった現状にあるのか。それを網羅的に紹介する本になればいい。
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