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August 25, 2009

8月24日(月)新橋演舞場で海老蔵の五右衛門を見る

新橋演舞場に行き、海老蔵の『石川五右衛門』を見る。新作ということで、劇評など見ても、あまりいいことが書かれていないのではと思い、そうした類はなるべく見ないようにして出かけた。テレビのニュース番組で特集していたときも、ネタばれ的になってしまうので、途中で見るのをやめた。

マンガが原作だということで、今までとかなり違うのではと半分は期待し、半分は不安を感じていたが、意外なほど歌舞伎的だった。というか、忠臣蔵の大序を思わせるようなはじまり方から、長唄の曲から、全体の歌舞伎で使われる技法や演出、立ち回りなどがそのまま使われていて、そこでは新鮮味が感じられなかった。秀吉との問答の場面が漫画的なのかもしれないが、もう少し大胆な内容であってもいいのではないか。

海老蔵のほかには、團十郎と七之助くらい。右近や猿弥は最初だけ。役者のほとんどいない舞台で、海老蔵のワンマンショーのよう。最近の演舞場での公演は、この手のパターンが多い。それでも、月曜の昼間だというのに、ほぼ満席。その集客力は恐ろしい。

『石川五右衛門』の作品、もっと考えて作り直したら面白くなりそうな気もする。人物像としては興味深いし、秀吉という相手役がいるので、いろいろとできるはずだ。

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先生の趣味というか教養の深さに感服いたしました。人生において何事にも関心を持つことが一番です。

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