9月16日(水)鳩山東大政権が誕生し究極の官僚制政治が実現する気配だ
朝からヒルズへ行き、ひたすら原稿書き。夕方は、編集者と新しい企画の打ち合わせ。夜は、読売テレビの取材で、自宅でインタビューを受ける。テーマは、「ひかりの輪」について。昨日の深夜は、ブログを書いたあとだが、週刊誌の電話取材を受ける。週刊ダイヤモンドにおける幸福の科学の扱いについて。
いよいよ民主党の鳩山政権が発足した。政権交替ということで、今回の内閣は注目されているが、東大出の首相が久しぶり誕生したことの意味は大きい。それは、宮沢喜一内閣以来のこと。宮沢内閣が倒れて、連立政権の時代がはじまったのだから、そこに戻ったのかもしれない。しかも、鳩山内閣には、東大出の閣僚が多く、ほかは京大など国立大学でほとんどを占めている。連立を組んだ社民党と国民新党の党首も東大出。主要閣僚を東大出が占めることで、官僚は非常に仕事がやりやすくなったはず。
ここのところの政権は、まるで早慶戦のようだった。民主党が、意外と着実に政権運営をしそうに見えるのも、官僚的な政治手法を身につけた政治家が多いせいだろう。官僚制打破ということばは、あまり真に受けない方がいい。むしろ、首相、閣僚を含めた広い意味での官僚が、政治を支配することになる。これまでは、閣僚の失言ということが大いに話題になったが、鳩山政権ではそれは少ないだろう。
それも、日本の社会が成熟し、国内に大きな対立がなくなって、政治の役割が、異なる立場にいる人間たちの調整の役割を果たす必要がなくなったからだ。外交の面でも、グローバル化で、国内で対立が起こるような問題が少なくなった。それも、政権を安定させることに寄与するはずだ。慶應出の小沢氏が、党務に専念するといのも大きい。内閣に入るのと入らないのとでは、ずいぶんと違ったことだろう。
おそらく、鳩山民主党政権は、あまりおもしろみのない政権になるのではないか。その分、意外に長続きするだろうが、自民党も公明党も責めてが見いだせないということも大きい。
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