9月7日(月)9月11日には新宿のジュンク堂でトークイベントがある
朝、家で、宗教と経済の最後の章の構想を立てる。ネットの調子が悪く、断続的にしかつながらないので、サポートセンターに電話をする。モデムを交換してもらうことになったが、それに手間取り、ヒルズには10時半過ぎに到着する。
宗教と経済の原稿を20枚弱書き、『日本宗教美術史』の校正、これも最後の三章を読み終える。途中直す部分と、索引を確認する必要がある。あとがきも書かないといけない。
11日にジュンク堂の新宿店でトークイベントがある。9.11から8年。内容的にもそれと重なりそうだ。
「ロスジェネ世代と考える90年代」-オウムとは何だったのか-
早見慶子×島田裕巳×大澤信亮
■2009年9月11日(金)18:30~ ジュンク堂書店新宿店
ベルリンの壁だけでなく、ソビエトまでが崩壊した90年代。東西の冷戦構造がなくなったあと、アメリカは、湾岸戦争を境に仮想敵を「テロ」へと変えていった。そんな世界規模の大転換の時代、日本では何が起こっていたか?
バブル経済の崩壊。55年体制の終結に伴う政界の混乱。阪神大震災。そして、1995年3月の、あの「地下鉄サリン事件」──。
そう、ダライ・ラマとまで会見し、仏教を再生させようとしながら、「無差別テロ事件」を起こし崩壊していったオウム真理教も、この時代の象徴だ。その深い衝撃は今話題の村上春樹『1Q84』にも響いている。
今回は『カルト漂流記・オウム篇』を刊行した元過激派・早見慶子、オウムと真っ向から向き合ったアクチュアルな宗教学者・島田裕巳、話題の『ロスジェネ』 『フリーターズフリー』の編集を手がけるロスジェネ世代の批評家・大澤信亮が、オウムと現代における「信仰」ついて語り合う。
【講師紹介】
早見 慶子
元戦旗・共産主義者同盟メンバー。ソビエトの崩壊を機に、党を去る。1993年の春、キーレーンのコンサートを通じてオウム真理教と出会う。その後1995年の麻原彰晃逮捕まで交流。『I LOVE 過激派』を彩流社より出版。東京理科大学薬学部卒業。
島田 裕巳
東京大学在学中に『1Q84』の一つのモデルになっているヤマギシ会の運動に参加する。大学院修了後、日本女子大教授を経て、東京大学先端科学技術センター特任研究員などを歴任。現在同客員研究員。『オウム』『日本の10大新宗教』など著書多数。最新刊に『最新・新宗教事情』(勉誠出版)。
大澤 信亮
1976年生まれ。批評家。「フリーターズフリー」組合員、超左翼マガジン「ロスジェネ」編集委員。「宮澤賢治の暴力」で新潮新人賞評論部門受賞。主な著作に「柄谷行人論」(「新潮」)、「私小説的労働と組合」(「思想地図」)、「左翼のどこが間違っているのか?」(「ロスジェネ」)など。大妻女子大学短期大学部・恵泉女学園大学非常勤講師。
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