10月10日(土)作田さんの法統継承式に行きそれから狛江で映画「GATE」を見る
早朝から群馬藤岡へむかう。福神研究会の作田公照さんが、今度、今まで小野文珖さんが住職をつとめていた天龍寺の新しい住職に就任することになり、その法統継承式が行われる。池袋から東上線で小川町へ行き、そこから八高線で群馬藤岡へ。3時間近くかかる。
法統継承式は2度目だが、小野さんの場合、住職の期間が10年ほどと短く、しかも60代のはじめ。檀家としては青天の霹靂で、しかも、これまでなじみのなかった新しい若い住職ということで、混乱やとまどいがかなりあったようだ。そのことが、全体によくわかった。作田さんも大変だろうが、それも得難い体験になる気がする。
驚いたのは、福神の上杉さんほか3名が、群馬ではなく栃木の藤岡に行ってしまい、式に間に合わなかったこと。検索をかけると、ただの藤岡だと栃木の方に行くことになってしまう。けっこうそういう間違いをする人が多いらしいが、電車でもタクシーでも2時間くらいかかる。
私は、宴会のあと、狛江の方にむかう。マット・テイラー監督の映画「GATE」の上映会に出るため。ほかに、長井運動のボランティアも来た。なぜこれを見に来たかと言えば、映画で僧侶たちが原爆が実験として最初に爆発したネバタ州のトリニティーに、星野村の原爆の火をもっていき、原爆による光の輪を閉じる物語になっているから。長井健司さんは、生前、その原爆の火を故郷の星野村に持ち帰った山本さんという人物のドキュメンタリーを作っていた。それは全国では放送されていないが、昨年私たちが全国をまわったときには、各地で見て貰っていた。
「GATE」では、原爆の火のことが間違って説明されていて、僧侶が広島からもちかえったかのようになっていた。趣旨としては、監督がかかわる核兵器解体基金の活動をアピールする色彩が濃い。こうした事実があったのを知らなかったが、もし長井さんが生前にそれを知っていたらどう思ったのか。それに興味を引かれた。
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