10月26日(月)出版の世界はビジネス書から『論語』へと大きく転換しているらしい
10月最後の週に入った。台風が来ているとかで、天候が悪い。一日雨。家で仕事をする。『金融恐慌とユダヤ・キリスト教』のあとがきを書き、『無欲の勝利』の第2章を完成させる。
午後は、久しぶりに出版プロデューサーの小山さんなどと打ち合わせをする。その席上、最近の出版事情のことに話しが及んだが、一年前には売れていたビジネス書が、ここのところ急激に売れなくなっているという。それも一時のことではなく、これからもだめではないかという見通しらしい。
代わって、歴史物や『論語』といった中国の古典などに回帰しているとのこと。ところが、そうしたものの書き手がひどく不足しているらしい。教養の世界から、日本に伝統的な漢文の素養が失われている状況では、当然、そうしたことが起こるのだろう。今から若い人が中国古典にチャレンジするようになるとも考えにくい。求められていながら、それが供給できない。需給のアンバランスが出版の世界にも及んでいくのだろうか。
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