10月27日(火)「皇室の名宝」と「聖地チベット」を見る
天気が良い。朝から鶯谷へ出て、そこから国立博物館へ行く。最近は、すいているし、近いのでこのルーツを使っている。開館時間に少し遅れたが、「皇室の名宝」第1期を見る。最初から、人出がすごい。とりあえず、最初の方をとばして、第1室の後半から見ていくが、またそこから若仲のところへ戻り、最初の屏風に戻るという見方をする。
第2期の方が、正倉院の御物も出るので、優れたものが多そうな気がする。第1期では、永徳は前に見ているし、若仲はやはりくどいというか、執拗。後半の献上絵画も、皆力が入っている分、絵としてのおもしろみには欠ける。一番よかったのは工芸品の数々で、圧巻は萬歳楽置物(高村光雲・山崎朝雲作)。とくに山崎作の螺鈿漆箱がすごい。ほかにも、日本の戦前の社会がいかに豊かなものをもっていたかを感じさせる作品が工芸に多かった。やはり絶対的な権力というものが、金がかかる工芸品の制作には不可欠なのだろうか。
昼食を挟んで、上野の森美術館の「聖地チベット」へ。チベット仏教の本格的な展覧会ははじめて見るような気がする。こちらも、密教の仏たちの姿が独特の描かれ方をしていて、興味を引かれる。しかも、「カーラチャクラタントラ」や「秘密集会タントラ」など、オウムに登場する経典やそれに関連する仏像が展示されており、なるほどと納得する。なぜこうしたものが日本に入ってこなかったのか。元から清の時代に、中国で流行したのだから、入ってきていてもおかしくはない。それは謎だ。
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