10月9日(金)2年半かけた大作『日本宗教美術史』の見本ができそのあまりの出来映えの良さに自分の本と思えない
文春新書として刊行する『金融危機とユダヤ・キリスト教』の校正をする。これは、かなり丁寧に時間をかけて見ていかないといけない。2章分近く進む。
午後はライブラリーへ。週刊ダイヤモンドの取材を受ける。この前は、話題になった新宗教の特集の取材だった。今回は、大学を特集するらしい。慶應のことについて聞かれる。
夕方、芸術新聞社の渡辺さんが、『日本宗教美術史』の見本を持ってきたくれる。できがすばらしく、とても自分が書いた本とは思えない。写真を載せたいところだけれど、ちゃんとしたものを載せないと、その良さが伝わりそうにない。自分の手では、難しいかもしれない。明後日にチャレンジしてみたい。
この本を書き上げるには、2年半がかかった。これは、『オウム』にかけた期間に匹敵する。今回は取材のために、かなりのところを周り、国宝クラスの仏像は相当に見た。今まで見たことのあるものでも、いざそれについて書こうとしても、それがうまくいかない。中尊寺の金色堂などは、わざわざそのために出かけた。なかには見ていないで書いたものもないわけではないが、それも着々と実物を見てたしかめている。これまで、日本宗教美術史は、誰も書いたことがないので、少なくともその点が貴重なはず。どのように受け取られるか、それが楽しみだ。
夜は、新しい本の企画の打ち合わせ。最近はそんなことばかりが続いている。皆、自分で書いているので、合理化もできない。いったいどこに限界があるのか。それにチャレンジするしかないのかもしれない。
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