10月30・31日(金土)大徳寺での観月の宴や正倉院展など
金曜日は京都へ。まず、「日蓮と法華の名宝展」を見るために京都国立博物館へ行く。それほど期待はしていなかったが、曼荼羅本尊など日蓮自筆のものが数多く出ていて、それで満足。渾身の筆とそうでないものがあるのがわかる。つづいて、青蓮院へ。青不動が開帳になる。めったにみられないものだし、青蓮院自体での開帳ははじめてのことらしい。これで「日本三大不動」をすべて拝見したことになる。力感あふれるという点では黄不動で、鮮やかさでは赤不動、神秘性では青不動だろうか。
ホテルにチェックインしてから、大徳寺の塔頭徳善寺へ。観月の宴。桜月の宗家が出演することになっていて、客として呼ばれた。ちょうど13夜の月がきれいに出ていて、宴にふさわしい。仏事、横笛の藤舎名生らの演奏の後、桜月の宗家と松木が登場し、この日のために準備された新しい歌を披露する。そのあとは、祇園の芸子さんの舞。実際には初めて見たが、男の舞という印象が強かった。その後、宴会。
夜には、桜月の撮影ということでつきあう。場所を探して最初嵐山に行くがふさわしいところがなく、高雄へ。西明寺の近くの川原を見つけ、そこで撮影。最後、撮影が終わった後に、宗家が勝手に歌い出したものが一番よかった。これで彼女も何かをつかんだように思う。
翌日は、起きてみると熱っぽい。昨日夜寒かったせいだろうか。六曜舎でモーニングセットを食べた後、バスで京都駅へ。迷ったが、そのまま奈良に行く。今、興福寺では仮円堂で阿修羅像などが展示されているが、それが大混雑、100分待ちとなっていた。体調がよくないときに炎天下では待てないので、それは行列を見るだけにしておいた。
奈良国立博物館で正倉院展。これで正倉院展は三回目。今回は、ご即位20周年ということで、舞楽関係のものを中心に展示されていた。とにかくすごい人なので、ゆっくりも見ていられない。これだけのものが1300年前に実際に使われたということは驚異。
その後早々に東京へ戻る。
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