11月11日(水)同級生の渡辺氏が『仏陀語録オリジナル』の紹介を書いてくれた
高校時代の友人、渡辺さんがブログに『仏陀語録オリジナル』の紹介を書いてくれたので、それを転載する。
「〔仏陀語録〕オリジナル」は、平易な文章で書かれている分、逆にすごく難しかった!
高校時代の同級生で、宗教学者の島田裕巳クンの「〔仏陀語録〕オリジナル」という新刊を読む。いつもの彼の本と比べると、かなり肌合いの違った本だと感じた。
仏陀が語った言葉、教えのオリジナルなものに近い原始仏典と呼ばれるものの1書の中から、100の言葉を選び、従来の仏教書っぽい単語を使った訳を改め、新たに訳し直したものに、島田裕巳クンの解説がつくという構成になっている。
この仏陀の言葉らしく訳しなおされたものは、とても平易な言葉になっているので、スラスラ読めるのだけど、その意味を深く考えるとエラク難しい。
(スラスラ読む分には、世間によくある人生論本の類みたいだけど・・)
文章はスラスラ読めるけど、何度も立ち止まってしまった。自分の体験などに当てはめて、ものすごくよく分かる部分と、体験などに当てはめると、逆に、よく分からなくなってしまう部分もある。後者の方がはるかに多かった。
何度も、読み直す必要がある本なのかもしれない。
もしかすると、西欧人にとっての聖書というものが、こういうものなのだろう。
ナベ<2009年11月11日>(島田裕巳「〔仏陀語録〕オリジナル」三五館 単行本 約190ページ)
最後の一文がいい。
今日は、その三五館の社長、担当編集者と会い、今後の企画について話しあう。あとは、『葬式』の原稿の直し。2章分やりおえ、あと少しになってきた。
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