11月12日(木)Majik DSのすごさを再認識するとともに纒向遺跡での宮殿発見の方に強い疑問を感じる
家で一日仕事。『葬式は贅沢』の原稿、最後まで直す。かなり内容が変わった。もう一度全体を見直す必要がある。
Majik DSを使っていて、非常に面白いと思うのは、それをコントロールするソフトのバージョンアップが、音の質に相当の影響を与えることだ。ConfigがKonfigに変わり、caraと呼ばれるようになったが、それも現在のところ4にまで進化している。そうなると、最初にDSを買ったときに聞いていた音と雲泥の違いがある。音が広がるようになっったし、個々の音が鮮明になった。そこで演奏者が演奏しているのを実感できるようになり、CDのなあにどれだけの情報量があるのか、これまで分からなかったことがずいぶんとわかるようになってきた。これは、DSならではなのことで、他のオーディオではあり得ない。デジタルの世界の底の知れなさを実感している。
ここのところ、奈良の纒向遺跡で3世紀前半から中頃の大型建物跡が発見され、邪馬台国の宮殿だと騒ぎになっているが、その報道の仕方には不自然なところがある。発見されたばかりのはずなのに、CGが作られていたり、模型が作られていたりする。これは、現地説明会の実施にあわせて、事前に用意されていたとしか思えない。俳優でアマチュア考古学者の苅谷俊介がその発見を予言していて、現地説明会では解説をするというのも、かなり作為的だ。全体のシナリオを書いたのは誰なのか。どうも考古学の世界は信用ができない。
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発表のちょっと前に、別の古墳の見学会のときに、桜井市内のタクシーに乗ったとき、奈良県警のおまわりがもう一箇所でてきたものがあるのよといっていたという話を聞いていました。
出てきた時点から(たぶん数ヶ月前)、橿原考古研究所と桜井市や奈良県教育委員会では、狙っていたと思いますよ。この遺跡はずっと掘っていたものですから、新発見というより徐々に分かっていたはず。畿内説の証拠として花火を打ち上げたいのでしょう。たぶん新聞社がついているはず。桜井市周辺の町おこし的な側面と、新聞社の来春か来秋の展覧会ネタな感じがします。
Posted by: 緑の鏡 | November 15, 2009 12:06 AM