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November 2009

November 30, 2009

11月30日(月)原稿を書きながら阿修羅像は今年いったいいくら稼いだのだろうかと気になる

今日は一日家で仕事をする。『寺門興隆』の連載原稿、今回は創価学会から離れて、最近の宗教事情について書くことにする。阿修羅像の話しからはじめたが、数字的な部分、調べるところもあり、なかなか進まない。昨日、一昨日、京都と滋賀でけっこうハードな旅行をしたのも疲れた。けっきょく、半分強しか進まなかった。締め切りは3日なので、明日出来れば、十分間に合う。

それにしても、今年の阿修羅像はよく稼いだものだと思う。正確なところはわからないが、東京と九州の国立博物館、それに戻ってからの仮金堂全体で200万人近い人を集めている。入場料や拝観料は大人で1300円から1500円、グッズの売り上げもあり、そういえば、フィギアが売り切れたという話しもあった。軽く30億円程度は稼いだのではないか。経済効果ではそれを上回る。恐ろしいものだ。

そうした点から見ると、今は新宗教より、既成仏教の方が、はるかに集金能力は強力かもしれない。最近では、唐招提寺や東西本願寺も大修理と呼ばれる改修が進んだ。その額も相当なものになる。いくら信者がいても、それだけの額をまかなうのは大変。そこでメディアミックスということになるが、そうした動きを見ていると、一つのビジネスモデルができあがっているように思える。仏教恐るべきである。

11月28・29日(土日)京都と滋賀で紅葉を楽しみひこにゃんにも会う

土曜から日曜にかけて京都、滋賀に出かける。

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まず、紅葉の名所東福寺から。大変な混雑だったが、なぜ人気がよくわかった。京都駅から近いのに、山の紅葉が楽しめるということが大きい。ただ、鮮やかさでは今年はどうなのだろうか。もう一つという感じもした。

そこから、三十三間堂に寄り、青蓮院へ。二度目の青不動。光背の炎のなかに迦楼羅があるのを確認する。さらにそこから歩いて、もう一つの紅葉の名所、永観堂に行く。こちらは、拝観しないで外から見ただけ。帰りがけ、蹴上に出ようとして、高校の脇の疏水と紅葉というのが美しかった。

夜は、彦根まで行き、玄宮園のライトアップを見る。池に映った紅葉はここしかない不思議な光景だが、やはり美しい。

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翌日は、彦根城をめぐる。ひこにゃんを見る。今やゆるキャラ界に君臨する大スター。その原型が、世田谷豪徳寺の招き猫だということを初めて知る。たしかに、豪徳寺は井伊家の菩提寺だ。

最後に、高月の向源寺へ寄る。団体客で少し騒がしかったが、11面観音はやはりすばらしい。

November 28, 2009

11月27日(金)松山先生から『日本宗教美術史』についてお褒めのことばをいただく

午前中は家で仕事。小幡さんとの対談本を校正する。できあがって、編集者に連絡したら、もう印刷所に送ったということで、あわててFAXする。一応原稿段階で修正してあるが、少しは直しがある。その後、聖徳太子の原稿を書くが、調べなければならないことが出てきて、図書館に取り寄せを依頼する。

午後は、日蓮遺文の研究会。松山俊太郎先生から、『日本宗教美術史』についてお褒めのことばをいただく。会場となった場所に、遺文を写真版で復刻したものがあり、それを皆で見る。立派なもので、欲しくなったが、今は手に入らないし、300万円とかするらしい。

夜は、先端研の研究会。明日があるので、早めに帰る。

November 26, 2009

11月26日(木)『無宗教こそ日本人の宗教である』順調に4刷が決定する

午前中は家で仕事。『無欲の勝利』の原稿第6章を書き上げる。おりしも、『無宗教こそ日本人の宗教である』の4刷りが決まる。爆発的に売れているわけではないが、地味に、それでいて着実に部数を伸ばしてる。これはありがたい。

昼からヒルズへ。久しぶりに小幡さんと会う。韓国で英語で講演してきたとのこと。お土産に韓国のりを貰う。円高が進んでいる状況について教えて貰う。円高と言うよりもドル高が進行しているらしい。今週の終わりには、アメリカで例年のクリスマス商戦がはじまるが、はたしてそれがどうなるのか。アメリカの消費が回復しているかどうかの試金石になるようだ。

その小幡さんとの対談本のゲラが出ている。もっとも来月の10日には発売になるというから、校正を見ている時間がほとんどない。とりあえず、最初の2章を見る。

November 25, 2009

11月25日(水)取材を三件まとめて受けたが内容が皆違った

午前中は家で仕事。まず、小幡さんとの対談本のために、あとがきを書く。彼が書いたまえがきが、けっこう面白いので、対抗上少し意表をついたものにした。その後、『無欲の勝利』の原稿、一章分を見直し、さらに新しい章に入る。

午後から、ヒルズへ。取材が3件入ったので、それをまとめてこなすことにした。テーマは、最初が三田会、次がサラリーマンのための宗教入門、最後が、妹の力。三つのテーマがまったく重なっていない。最後の取材は、小林真央が海老蔵をしとめたことから、妹のパワーに注目するというもの。同じ真央では、浅田真央がいるが、ふたりとも央という、中央を意味するだろう感じが使われているところに、彼女たちの自分こそが世界の中心という意識が示されているように思えた。

今日は、三島由紀夫が自衛隊に突入し、自刃した日にあたる。あの日も水曜日だった。なぜそんなことを覚えているかと言えば、高校に在学中、そのニュースが2時間続きの技術家庭の時間に伝わってきたことによる。あれから、39年が経ったことになる。

November 24, 2009

11月24日(火)関西弁をしゃべる親鸞の『歎異抄』を読む

朝家で仕事をする。書きかけの書類を仕上げ、いくつかの原稿にも手を入れて、それぞれを完成させる。あとは、昨日の疲れが出たのか、あまり仕事がはかどらないので、買い物に出かける。

いくつか取材が入っているが、ここのところ、それが絶えない。いろいろと領域を広げた結果だろう。

だんだんと冬の気配になってきて、今年ももうすぐ終わりかという雰囲気が漂っている。ここのところ、あまりそうした感覚をもたなかっただけに、今年はどうしてなのだろうか。

川村湊さんが訳している関西弁バージョンの『歎異抄』本文を読み終える。親鸞と唯円に関西版をしゃべらせるというのは、斬新なアイディアだが、二人の話しぶりがあまり変わらないので、親鸞の師としての個性が際だってこない。たしかに、親鸞は標準語などない時代だから、話し言葉は土地のものだったのだろうが、本当はどうだったのか、それを確かめたくなってくる。

November 23, 2009

11月23日(月)娘の披露宴がつつがなく挙行される

浜松町の世界貿易センタービルの38階にあるスカイホールで、娘の披露宴が行われる。先月の結婚式とは違い、新婦の父親としての役割はない。幸い天気がよく、式場の窓からは東京タワーと六本木ヒルズなどもよく見えた。

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26歳同士の結婚ということで、同級生や友人のなかでは一番早い方だろう。その分、列席してくれた同年代の人たちには新鮮なものにうつったのかもしれない。若い出席者が多いだけでも、全体が華やいだ雰囲気にある。そうした点でも、子どもが早く結婚してくれることはありがたく、幸せなことだ。

今回は、神戸の時とは違い、専門の司会者もいて、娘が全体を仕切ることはなかった。最後に、挨拶をさせてもらったが、そのときには、新郎を連れてくられたときに、あまりにさわやかで反対のしようがなかったこと、ここまでああまりに順調で、この先も仕事の面などで安定している分、人間として大きくなるには壁にぶちあたる必要があること、それに関連して、すべてに強引な娘が新郎にとっては壁になるのではないかということを話させたもらった。

披露宴も無事に終わり、これで一安心。あとは、二人がどのような生活を築いていくか見守るしかない。

11月22日(日)LinnはついにCDプレイヤーの販売を中止した

土曜日には松戸の方に行く。流山に、魚の安売り店「角上魚類」があり、そこをのぞくが、びっくりするほど安い。天然ぶりの半身が680円くらいだったりする。魚真よりもはるかに安い。刺身とカニを買う。魚真の刺身のような感動はないが、スーパーなどの魚よりはるかに上等。カニも安くて、おいしかった。

日曜日は、書類書き。神経を使う仕事で、なかなか難しい。

Linnがとうとう、CDプレイヤーの販売を全面的にやめるという広告を出した。DSのシリーズが伸びている分、CDプレイヤーの売り上げは大幅に落ちているらしい。同じ価格帯で比べると、音のレベルがまったく違うし、聞き比べをしたらCDプレイヤーを買う人はいないのだろう。本格的なデジタルオーディオの世界がやってきたということだろう。後は、ダウンロードがどこまで広がるかかもしれない。

November 21, 2009

11月20日(金)即興演劇の公演FREECRUZの『裸~La~』を青山円形劇場で見る

朝から家で仕事。『無欲の勝利』の原稿を書く。日本社会の象徴とも言うべきヤマギシ会の問題をあつかったのに続いて、その拡大路線の問題点を指摘し、それとは異なる試みとして新しき村についてふれた。この二つの共同体は、修士論文で扱って以来のテーマ。それがこれまでとは異なる文脈のなかで、扱えることになった。

髪が伸びているので床屋へ。今回は調髪だけ。最近は床屋が次々つぶれているとか。少し後継者の話になったが、眠くてほとんど寝ていた。

夜は、青山円形劇場へ行く。妹が制作を請け負っている即興演劇集団FREECRUZの公演『裸~La~』を見る。即興の演劇だということだけしか知らないで見た。観客に、単語や台詞を紙にかかせ、それを読んでいくことで演技していくというやり方。私が書いたものは、「これこそ私が求めていた真理なの」というものだったが、読み上げられるタイミングがよくて、拍手が起こる。普通の演劇よりも面白い。それも役者が汗をかいているせいだろうか。

November 19, 2009

11月20日(木)マイケル・ジャクソンの『This is it』に感動する

朝からヒルズへ行く。90年代研究会の本のために公明党について書いたものを校正する。それから、文春新書が出るので、『本の話』に載せる原稿を書く。さらに、『無欲の勝利』の4章を書き上げ、その続きの章の内容を考える。最初予定していたのとは違う内容になった。

午後は、シネマでやっているマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画『This is it』を見る。別にマイケル・ジャクソンのファンというわけではないが、この映画は見ておく価値があるような気がしていた。スクリーン7の大画面と、音響のよさでは、やはりここで見るべき物という気がした。

よくこれだけのものが撮影されていたと思う内容で、最初から最後まで楽しめた。とても、死を間近にしている人間とは思えないし、50歳という年も感じさせない。リハーサルでは、実に細かなところまで自分で指示を出していて、明確なポリシーがあったことがよくわかった。その才能は恐るべしだ。しかも、この映画を見ると、彼の人間性の部分に関心がいく。いろいろ言われてきたが、音楽のことばかりを考えてきた真摯な人間という印象が残った。早すぎた死ということにもなるが、かえってこのドキュメントが残った意味は大きい気がする。

海老蔵が小林真央と真剣に交際とか。いい加減結婚した方がいい。

November 18, 2009

11月18日(水)創価学会が創立79年を迎えた

今日は創価学会の創立記念日。創立以来79年を迎えたことになる。朝日新聞には一面を使って広告が出ていた。

朝から家で仕事をする。ここのところ中断してしまっていたが、『無欲の勝利』の原稿を再開する。4つめの章、30枚ほど一気に書く。無所有社会がいかに、発展し、また転落していくかを述べてみた。問題はこの後の後半部分で、内容についてもう一度検討する必要がありそうだ。

夕方、新宿の歯医者へ。定期検診。その前にタワーレコードに寄る。キース・ジャレットのカルテットによるものが出ていた。最近出た新譜のソロコンサートについては、ダウンロードできるようで、それを試してみたいと思っている。ほかに、ブレッカーブラザーズの5枚組みと、この前ブルーノートで話しをしたケニー・ギャレットのものを買う。

歯医者が終わってからは伊勢丹に行き、地下の食料品売り場で、焼酎を探してみる。何かいいものがないかと見ていったら、この前経堂のOtakiで飲んだ紅芋の焼酎があった。ただし、44度のものは入荷待ちということで、取り置きを頼む。一年に60本しか入らないというから貴重だ。

November 17, 2009

11月17日(火)二つの仕事にけりをつけるが今日は一日とても寒い

今日は朝からいやに寒かった。一日家で仕事をする。小幡さんとの対談にまず取りかかる。これまで半分まで直していたので、残りに手をつける。午前中一杯かかって、なんとか最後までやり終える。私よりも小幡さんの方が直すのは大変だろう。

午後は、『葬式はぜいたく』の原稿、書き直したものをさらに見直していく。これは、3割くらいしか終わっていなかったが、残りの7割をやり終える。一日に二つの仕事が終わった。これが終わらないと、書きかけの本にも戻れない。年内に、最低2冊分書き上げる必要があるし、もう一冊もめどを立てる必要がある。

民主党政権は、予算をいかに削るかに忙しいようだ。最近の都道府県の知事が、経費削減を公約に掲げて当選したのを思い出す。その流れが政府にまで行ったということだろう。現実的に役に立ちそうにないものから削っているという印象がある。いったい何が必要かを最初に考えるのではなく、実生活に直接関係がなさそうなものを削る。そこにはポリシーも何もない。また、将来において、そのつけを支払わなければならなくなるだろう。

国民新党と新党日本などの合併が話題になっている。自民党も復活の目はなさそうだし、公明党もすっかり勢いを失っている。そんな情勢では、民主党に対抗できる新たな政治勢力が必要なはずだが、この二つの新党ではインパクトが弱い。もっと新鮮な人材を中心に、一気に勢力を拡大するような動きがなければだめだろう。

November 16, 2009

11月16日(月)宗教の構造について講演する

朝少し早く起きたので、仕事。『葬式』の本一章分を見直し、小幡さんとの対談を直す。

9時過ぎに家を出て、品川へ。多摩大学関係の企業研修に行く。宗教をどのように理解していくかがテーマ。この一年半ほど、そういうテーマでの研修の講師を引き受けているが、だんだん話しが変わってくる。とくに今日の話しは、考えていた以上に宗教を構造的に理解する方向になった。宗教によって聖と俗とを区別するのかしないのか、そこに違いがあったりする。こういう話しを続けていると、宗教の構造を分析した本を書く必要があるような気がしてくる。

終わってからヒルズへ行き、打ち合わせが一件。それを終えて家に戻る。

November 14, 2009

11月14日(土)アメリカ大統領はいても日本の首相はいないという珍しい日になった

アメリカからオバマ大統領が来日し、また、あわただしく旅立っていった。今日の前半は、日本の首相は不在であるにもかかわらず、アメリカの大統領が日本にいるという、おそらくははじめての出来事が起こった。こうしたところにもグローバル化の影響が現れているのだろうが、アメリカの大統領という存在も、その重みがなくなったと言えるだろう。

森繁久弥追悼ということで、「社長漫遊記」をWOWOWで放送していた。それを見る。前にも見たことがあるような気もしたが、オリンピック前の東京が出てきて、それも興味深い。北九州市が舞台になるというのも、まさに高度経済成長の時代を象徴するが、昔の役者は皆、芸達者だったということを改めて感じる。宴会芸にしても、今はそれができる役者はいないだろう。

November 13, 2009

11月13日(金)「鎌倉の日蓮聖人」と「皇室の名宝」第2期を見に行く

一日美術館めぐり。まず、登戸、武蔵小杉経由で馬車道まで行き、神奈川県立歴史博物館で「鎌倉の日蓮聖人」展を見る。京都国立での展示と同じく、「立正安国論750年」にちなんだ展示。関東での日蓮の事績にかんするものが中心で、本尊曼荼羅などもいくつか展示されていた。ほかには、日蓮像など。全体に地味な感じ。京都だと琳派の作品などもあったが、そういうのがないので、どうしてもそうした印象になる。

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桜木町に出て、ランドマークタワーで昼食をとったあと、JRで上野まで。これが結構長い。国立博物館へ行き、まず、秋の庭園開放ということで、はじめて庭園に入ってみる。少し期待したが、紅葉するような樹木がないせいで、まるでおもしろくない。池もいまいち。この時期に開放する意味がよくわからない。

それから「皇室の名宝」の2期を見る。1期よりもことらの方の期待が大きかったが、それは当たった。正倉院の宝物など、状態のいいものだけが出ている感じで、奈良での「正倉院展」よりもいい。何年か分が出品されているという印象を受けた。ほかに三筆や三跡などの書も見事。格段に違う。昨日は無料開放で入場制限までされたようだが、夕方近くになるとすいていて、ゆっくり見られた。鶯谷に出て、新宿経由で帰る。東京周辺をぐるっと一周した感じだった。

November 12, 2009

11月12日(木)Majik DSのすごさを再認識するとともに纒向遺跡での宮殿発見の方に強い疑問を感じる

家で一日仕事。『葬式は贅沢』の原稿、最後まで直す。かなり内容が変わった。もう一度全体を見直す必要がある。

Majik DSを使っていて、非常に面白いと思うのは、それをコントロールするソフトのバージョンアップが、音の質に相当の影響を与えることだ。ConfigがKonfigに変わり、caraと呼ばれるようになったが、それも現在のところ4にまで進化している。そうなると、最初にDSを買ったときに聞いていた音と雲泥の違いがある。音が広がるようになっったし、個々の音が鮮明になった。そこで演奏者が演奏しているのを実感できるようになり、CDのなあにどれだけの情報量があるのか、これまで分からなかったことがずいぶんとわかるようになってきた。これは、DSならではなのことで、他のオーディオではあり得ない。デジタルの世界の底の知れなさを実感している。

ここのところ、奈良の纒向遺跡で3世紀前半から中頃の大型建物跡が発見され、邪馬台国の宮殿だと騒ぎになっているが、その報道の仕方には不自然なところがある。発見されたばかりのはずなのに、CGが作られていたり、模型が作られていたりする。これは、現地説明会の実施にあわせて、事前に用意されていたとしか思えない。俳優でアマチュア考古学者の苅谷俊介がその発見を予言していて、現地説明会では解説をするというのも、かなり作為的だ。全体のシナリオを書いたのは誰なのか。どうも考古学の世界は信用ができない。

November 11, 2009

11月11日(水)同級生の渡辺氏が『仏陀語録オリジナル』の紹介を書いてくれた

高校時代の友人、渡辺さんがブログに『仏陀語録オリジナル』の紹介を書いてくれたので、それを転載する。

「〔仏陀語録〕オリジナル」は、平易な文章で書かれている分、逆にすごく難しかった!

高校時代の同級生で、宗教学者の島田裕巳クンの「〔仏陀語録〕オリジナル」という新刊を読む。いつもの彼の本と比べると、かなり肌合いの違った本だと感じた。
仏陀が語った言葉、教えのオリジナルなものに近い原始仏典と呼ばれるものの1書の中から、100の言葉を選び、従来の仏教書っぽい単語を使った訳を改め、新たに訳し直したものに、島田裕巳クンの解説がつくという構成になっている。

この仏陀の言葉らしく訳しなおされたものは、とても平易な言葉になっているので、スラスラ読めるのだけど、その意味を深く考えるとエラク難しい。
(スラスラ読む分には、世間によくある人生論本の類みたいだけど・・)
文章はスラスラ読めるけど、何度も立ち止まってしまった。自分の体験などに当てはめて、ものすごくよく分かる部分と、体験などに当てはめると、逆に、よく分からなくなってしまう部分もある。後者の方がはるかに多かった。
何度も、読み直す必要がある本なのかもしれない。
もしかすると、西欧人にとっての聖書というものが、こういうものなのだろう。

ナベ<2009年11月11日>(島田裕巳「〔仏陀語録〕オリジナル」三五館 単行本 約190ページ)

最後の一文がいい。

今日は、その三五館の社長、担当編集者と会い、今後の企画について話しあう。あとは、『葬式』の原稿の直し。2章分やりおえ、あと少しになってきた。

11月10日(火)マイルスのコロンビアコンプリートに心ひかれる

まずは家で仕事。『葬式』の原稿を直す。午後は、ヒルズへ。『腹が立たない』という本の目次を考え、月曜日の企業研修のレジュメを作る。それから、『葬式』に戻り、直しを続ける。

取材もあり、家族や親族がカルトと言われるような新宗教にはまってしまったら、どうするのかという問に答える。年末号の恒例の特集らしいが、もう今年も終わりが近づいているのだと実感する。『金融恐慌とユダヤ・キリスト教』の再校ゲラを渡す。これで、こちらの作業はほとんど終わった。

タワーレコードのサイトを見ていたら、コロンビア時代のマイルス・デイヴィスの全吹き込みを集めたセットが発売されるのを知る。50組で、2枚組みもあるのでCDが71枚になる。紙ジャケで、解説もつく。それで3万円弱。安いのか高いのか、判断が難しいが、プレスティッジ時代のものをのぞくとほとんどがそのなかに含まれる。もちろん、もっているものもあるし、ほとんどは一度は聞いたことがあるが、もっているものは意外に少ない。はて。こういうコンプリート物に弱いのがファン心理だ。

家に戻ったら、先日取材を受けた『アエラ』が届いていた。なかにオードリーの記事があったが、その写真を撮ったカメラマン、ちょうど今日の取材のカメラマンと同一人物だった。名前に少し特徴があるので気づいたが、これは偶然。

November 10, 2009

11月10日(月)山折先生に久しぶりにお会いする

午前中から午後にかけては家で仕事。『腹が立たない』という本はどうかと言われていて、その見本が欲しいということで、本にしたら「はじめに」の部分を書いてみる。書いてみて、これはできそうな気がしてきた。後は、『葬式は贅沢』の原稿を直す。かなり書き換えた部分があったので、2章分しか進まなかった。もう少し時間がかかる。

午後は神田へ。「やぶそば」に初めて行く。山折先生に久しぶりにお会いする。昨日東京へ来て、今日は京都に帰られるということで、午後からそば屋で一杯ということになった。話しのなかで、CO2削減のためには、火葬よりも土葬にした方がいいのではということと、寺社の無住化が進むなかで、僧侶や神主の公募制を推進した方がいいのではという提案がなされる。それを具体的にどう進めるか、検討をするが、土葬にするとたしかに相当量の削減になるらしい。

考えてみれば、昭和30年代に入るまで、日本はほとんど土葬だった。今でも地域によっては土葬ができる。今、土葬に戻すのは難しい点もあるかもしれないが、環境ということを考えれば、死んで土に還るということも考えなければならないのかもしれない。

November 08, 2009

11月8日(日)一応誕生日なので抱負など

今日は誕生日である。誕生日も56回目ともなると、特別な感慨はないが、入院したときから6年と考えると、この間の変化は著しい。たしかに、もう一度人生を生きている気がする。

入院しているとき、アメリカのワールドシリーズでは松井がはじめて出場したらしいが、まったくその間、意識がなかったので、何も覚えていない。したがって、今年、とくに最後の彼が大活躍した試合をリアルタイムで見たことには、感慨があった。アメリカではヤンキース、日本では巨人というのは当たり前すぎるが、そういう年も必要なのだろう。

ここのところ、本も順調に出て、生活もパターン化してきている気がする。今年はもう少し、変化をもたせたい。何が変化になるかはわからないが、さらに飛躍を求めて、がんばりたいと思う。

November 06, 2009

11月6日(金)昨日に引き続いて3冊分の打ち合わせをする

『葬儀はぜいたく』の原稿、編集者が手を入れてくれたものを最初から見直す。いったい何が言いたいか、それを少しはっきりさせないといけない。はじめにから、3章の途中まで直す。

午後は、ヒルズへ。風邪など引いたので久しぶり。ライブラリーのコンセプトを作った小林麻実さんから、『図書館はコミュニティ創出の「場」―会員制ライブラリーの挑戦』(勉誠出版)という本をいただく。まさにライブラリーについて書かれた本。ついでに、お勧め本として私の『無宗教こそ日本人の宗教である』があがっているホームページのプリントアウトが引用されていた。

昨日に引き続いて、打ち合わせが3件。宗教への入信、新宗教の門前町、それに新宗教の事典のような本について打ち合わせをする。打ち合わせをすれば本を書かなければならない。本もすぐに書ければいいが、そうもいかない。調べなければならないこともあるし、見に行かなければならないこともある。現実には一つ一つこなしていくしかない。

November 05, 2009

11月5日(木)今日の松井はまさに神憑り

来月出す『金融恐慌とユダヤ・キリスト教』再校ゲラが出ているので、それに目を通す。それをしながら、アメリカのワールドシリーズを見る。松井の活躍がすばらしい。今日の雰囲気だと、打てないという感じがまったくしなかった。教祖である父親がスタンドで観戦していたせいだろうか。

この前、彼がワールドシリーズに出たとき、ちょうど私は入院中で、しかも眠ったままの状態だった。まったくシリーズは見なかったし、見ることなど考えられない状況にあった。それから、6年が経ったと思うと、感慨も深い。

午後は、本の企画の打ち合わせ二件。結婚についての本と、般若心経についての本。どちらも、出版社からの完全な提案で、それをどう扱うのか、私なりのポイントを探していかなければならない。

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監修した『よくわかる! 日本の新宗教』が笠倉出版社から刊行された。20の新宗教を取り上げて、解説したものだ。

November 04, 2009

11月4日(水)100歳で亡くなったレヴィストロースの構造主義はやはりそれ以降の学問におけるものの見方を変えた

風邪も大分よくなって、通常の仕事の体制に戻す。『寺門興隆』の連載原稿締め切りが近づいているので、それをなんとか仕上げる。これで連載も70回目になった。毎回書く内容に苦労するが、選挙で公明党が負けてからはあまりいい話しが聞こえてこない。その創価学会について、週刊誌の取材も受ける。文章に書いてまとめたことが役に立つ。

文化人類学の大物、レヴィストロースが亡くなった。一時、重体説が流れた時期があり、その後復活。ついに100歳での大往生となった。一度、京都の国際日本文化研究センターの開所記念の講演会で彼の講演を聴いたことがある。そのときは、かなり遅れて会場に入ったもので、同時通訳のイヤフォンがなくなっていて、通訳を聞けなかった。それで話しの内容がわからなかったが、一応源氏物語について語ったはず。それが今から22年前のことになる。あのときはまだ70代だったわけだ。

もしレヴィストロースが存在しなければ、構造主義はなく、構造主義がなければポスト構造主義もない。あるいはそうした潮流は別の名前で呼ばれていたかもしれないが、マルクスのマルクス主義、サルトルの実存主義に並ぶ、大きな流れを作ったことは間違いない。その理論ないようということになると、主義としてまとめ上げるだけの明確なものがあったかは問題になるが、一見すると、はっきりとした理論や体系がないかに見える文化現象の背後に、何らかの論理が存在する可能性を示した点で、それ以降の学問世界におけるものの見方を変えたとは言える。その点では、構造主義の出現は、パラダイム変換の役割を担ったわけだ。その構造主義の先に、また新たなイズムが生まれるのか。それはまだ見えてはいないような気がする。

November 03, 2009

11月3日(火)キャメロン・ディアスのたわいのない映画を楽しむ

朝起きてテレビをつけたら、WOWOWでキャメロン・ディアスの「ベガスの恋に勝つルール」をやっていて、少し見ていたら、展開が面白いのでそのまま見てしまった。去年公開のこの映画、酔った勢いで結婚したカップルが、ベガスで300万ドルをあててしまい、そのために裁判所から半年の強制結婚をさせられるという物語。たわいのない話しで、最初は仲が非常に悪かった二人がしだいに本当の恋をするようになっていく。最後はハッピーエンドで、名作とかそういうわけではないが、脚本のできがいいのだろう、結構見せる。最近では、こうしたしっかりとした構成の映画がとくにハリウッドではなくなっている気がする。

現代は、What Happens in Vegas で、これもありきたり。時間が99分と短いのも悪くない。見ている方が思った通りに展開していくので、安心してみられるし、その流れに乗って、俳優もやりやすそう。楽しく演じられる映画という印象が強い。別に教訓もないが、なぜ本当の結婚に至ったのか、一応理屈も立っていて、それも悪くいない。要は、細かいところまで計算されていて、ニューヨークの風俗を巧みに取り入れている。観客が見たいのはこういう映画ではないだろうか。

風邪もしだいに回復し、ぼちぼち仕事をする。外に出てみたら、あまりに寒いのに驚く。いつの間にか冬になっている気配だ。

November 02, 2009

10月30・31日(金土)大徳寺での観月の宴や正倉院展など

金曜日は京都へ。まず、「日蓮と法華の名宝展」を見るために京都国立博物館へ行く。それほど期待はしていなかったが、曼荼羅本尊など日蓮自筆のものが数多く出ていて、それで満足。渾身の筆とそうでないものがあるのがわかる。つづいて、青蓮院へ。青不動が開帳になる。めったにみられないものだし、青蓮院自体での開帳ははじめてのことらしい。これで「日本三大不動」をすべて拝見したことになる。力感あふれるという点では黄不動で、鮮やかさでは赤不動、神秘性では青不動だろうか。

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ホテルにチェックインしてから、大徳寺の塔頭徳善寺へ。観月の宴。桜月の宗家が出演することになっていて、客として呼ばれた。ちょうど13夜の月がきれいに出ていて、宴にふさわしい。仏事、横笛の藤舎名生らの演奏の後、桜月の宗家と松木が登場し、この日のために準備された新しい歌を披露する。そのあとは、祇園の芸子さんの舞。実際には初めて見たが、男の舞という印象が強かった。その後、宴会。

夜には、桜月の撮影ということでつきあう。場所を探して最初嵐山に行くがふさわしいところがなく、高雄へ。西明寺の近くの川原を見つけ、そこで撮影。最後、撮影が終わった後に、宗家が勝手に歌い出したものが一番よかった。これで彼女も何かをつかんだように思う。

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翌日は、起きてみると熱っぽい。昨日夜寒かったせいだろうか。六曜舎でモーニングセットを食べた後、バスで京都駅へ。迷ったが、そのまま奈良に行く。今、興福寺では仮円堂で阿修羅像などが展示されているが、それが大混雑、100分待ちとなっていた。体調がよくないときに炎天下では待てないので、それは行列を見るだけにしておいた。

奈良国立博物館で正倉院展。これで正倉院展は三回目。今回は、ご即位20周年ということで、舞楽関係のものを中心に展示されていた。とにかくすごい人なので、ゆっくりも見ていられない。これだけのものが1300年前に実際に使われたということは驚異。

その後早々に東京へ戻る。

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