12月15日(火)「国宝土偶展」の初日に出かけ山折先生の新著をいただく
朝、鶯谷へ。国立博物館に行く。「国宝土偶展」の初日なので、出かける。国宝3点を含め主だった土偶が集まっている。相当にマニアックな展示で、来ている人たちも男性ばかりで、かなり特殊な感じがした。
宗教美術史を書くなかでも土偶については、どうそれを扱うかが難しかった。一堂に介した土偶をながめていると、穴があいているのが多いことに気づく。これは、紐を通すなり、木を通すなりしたものだろう。ならば、そこにはいっていの使い方があったことになる。謎は深まるが、仏像との連続性のようなものも感じられた。土偶もまた、背筋がまっすぐで、日本の仏像の特徴と合致する。
博物館から東大へ。銀杏並木を見に行ったが、すでにほとんどが落葉していた。東大の銀杏は、ほかに比べて早く散るようだ。売店で、戦前の黒麹を使った泡盛のミニボトルを購入する。東大も新しい建物がいろいろたっているが、文学部だけは古くさいままだ。
そこからヒルズへ。東京書籍の編集者から山折先生の『悪と日本人』の見本をいただく。私とのオウムをめぐる対談も納められいる。それは『福神』に掲載されたものだ。
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