1月12日(火)首相はなぜ「虹色のトロツキー」など買ったのかと考えながら松丸本舗で買った『琵琶法師』付録のDVDを見る
今日も家で空海と格闘する。原稿はかなり進んだ。もう一息といったところ。結局、空海を専門的に研究しているのが、宗派の人間であることが、真実をゆがめている。これは、どの宗教、どの宗派についても言えることで、根本的な問題でもある。そこから離れて、客観的に研究する必要はあるが、なかなかそうした人間が出てこない。そもそも関心をもつのは、信仰が動機になっていたりするわけで、これは宗教研究にどうしても伴う問題だ。
昨日、丸の内の丸善にある松岡正剛氏プロデュースの書店「松丸本舗」で、鳩山首相が本を買ったとのこと。その目録を見ていると、なんと「虹色のトロツキー」が含まれている。これは松岡氏推薦なのだろうか。このマンガ、創価学会系のマンガ雑誌に連載されたもので、内容は、日蓮主義者の石原完爾が五族共和の学校を満州国につくり、そこにトロツキーを呼ぼうとしたというもの。その背景を首相が知っていたとも思えないが、創価学会に対するメッセージの可能性はあるのだろうか。
その松丸本舗で買った兵藤裕己『琵琶法師』に付録としてついていた最後の琵琶法師、山鹿良之の「俊徳丸」のDVDを見る。山鹿の自宅で撮影されたもので、雑然とした家のなかというのが少し気になるが、なかなかの熱演で楽しめる。琵琶法師というと、「平家物語」の諸行無常のイメージがあるが、実際には大衆的な芸能だったというのが実像のようだ。新書としては980円と高いが、実際の演唱に接するとイメージがわく。
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