1月6日(水)クラシックのレコードは今や誰が所有しているか明確でない無所有の世界に入っているらしい
『葬式は、ぜいたく』の本が、急にタイトルを『葬式は、要らない』に変更することになり、再校段階で手を入れた。前の方はそれほど直す必要はなかったが、後半の方をかなり修正する。あとがきも、全面的に書き直す。もう確認して修正する時間はなさそうだが、なんとか間に合った。
2冊分、本の新しい企画について目次を作る。原稿は、4枚ほどしか書けなかった。こちらは、宗教に入ることについての本。一応最後の章に入っている。あと一息の感じだ。
夕方は、取材が一件で、新宗教の教祖について語る。その後、『葬式は、要らない』の原稿を編集者に渡し、しばし雑談をする。そのなかで、クラシックのアナログ・レコードをめぐって、無所有の話しが出たのが面白かった。今や、けっこう100円でクラシックはレコードが買えるらしいが、飽きたらそれをまた売る。100円という値段は保管料のようなもので、業者とリスナーとどちらがそのレコードを所有しているのか、わからない。それは、もう無所有になっていることに等しい。それは、クラシックという分野だけで起こっていることだが、需要と供給の微妙なバランスの上に、そうしたことも起こるのだろう。
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