3月6・7日(土日)富樫雅彦追悼の「マイ・ワンダフル・ライフ」に涙する
土曜日は、ヒルズへ行き、戒名についての原稿を16枚ほど書く。午後は、『宝島』の取材で、新宗教についていろいろなところを答える。
帰りがけ、新宿に行き、タワーレコードによる。武田和命の「ジェントル・ノーベンバー」、カーメン・マクレイの「グレート・アメリカン・ソングブック」、それに今回スイング・ジャーナルの日本ジャズディスク大賞を受賞した富樫雅彦のバラード・コレクション「マイ・ワンダフル・ライフ」を買う。
日曜日に、リッピングして、前日買った物を聞く。カーメン・マクレイのは、かなり前に吉祥寺のメグで入りたてのアヴァンギャルドで聞いて、うっとりしたもの。やはり文句のつけどころのないできだ。
富樫の作品集は、佐藤允彦が中心になって、渡辺貞夫、日野皓正、峰康介、それに山下洋輔が競演したもの。亡くなった富樫を偲んで作られたもの。富樫のバラード曲はどれもいいが、とくに、佐藤がひとりで演奏しているものが、気持が強く入っていて、涙なしには聞けない。二人はまさに盟友だったということが、改めて感じられた。
富樫が増上寺ホールなどでコンサートを開いていたころには、けっこう頻繁に通った。一度、ピットインでプーさんとゲイリー、それに富樫のグレイト3が演奏したとき、聞きに行き、そのときに一度だけ富樫本人と言葉を交わしたことがある。私のことは知っていて、「女子大の先生」と言われた。まだ、日本女子大につとめていた時期のことになる。奥さんのほうは、増上寺などによく通っていたことを覚えていてくれた。そんな思い出がある。ぜひ、多くの人に聞いてもらいたいアルバムだ。
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