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March 2010

March 31, 2010

3月31日(水)今度4月23日にスマナサーラ師と対談講演をすることになった

朝から家で仕事をする。『般若心経』についての解説、キーワードの部分を書き終える。これだけで全部で29個になった。最後に気付いたが、『般若心経』は、空を説いた前半の部分と、真言を実体化してとらえる後半の部分で明らかに矛盾している。それは、密教が発達して以降の仏教そのものの矛盾で、それが短い経文のなかに示されているのが興味深い。これは、細かに原稿を書いていかないと気付かない点でもある。勉強になった。

午後は、今日届いた『葬式は、要らない』の続編『戒名は、要らない』の初校ゲラを見る。全体の3分の1ほど進んだが、最後に見た2章はもう一度気合いを入れる必要があるかもしれない。

夜は、横浜ベイスターズの試合をテレビで見る。去年はほとんど見ることがなかった。最後に新加入のスレッジがサヨナラ・ホームランを打ち、見た甲斐があった。通訳が入ってのお立ち台、スレッジが打った球について、「まっすぐ内」と言ったのを、通訳が「インコースストレート(インコースまっすぐだったかも)」と言いなおしたのが面白かった。

今度、スリランカ上座部仏教のアルボムッレ・スマナサーラ師と講演で対談をすることになった。そのチラシができたので、はっておく。期日は4月23日金曜日、午後7時から新宿住友ホール。

なお、明日から関西方面に旅行するので、2、3日ブログは休み。

3月30日(火)ユダヤ人がキリスト教徒向けに映画を製作することの矛盾について

午前中は、名画鑑賞の日。映画は「エデンの東」。大昔に一度見たきり。本に書いたりしたので、筋書きはよく知っているが、中身はすっかり忘れている。まるで初めて見る映画のようだった。

最近思うが、ユダヤ人の映画製作者がキリスト教的な映画を作るというのは、随分と矛盾したことになる。この映画でも父親が聖書を読むが、はたしてそれはキリスト教家庭の習慣なのだろうか。当然出てくるのは旧約で新約ではない。ユダヤ教しかしらない製作者がキリスト教徒向けに映画を作るという矛盾が、物語の理解を難しくしている。「エデンの東」はまさにその典型だ。

午後は、ヒルズで仕事をする。『世界の宗教が一気にわかる本』の原稿を久し振りに書く。内容はキリスト教について。予定された枚数の半分くらいを書く。

夕方は週刊誌の取材。葬式をめぐって。当然そういう取材が増えているが、これからも続きそうな気がする。やはり問題は最終的に墓にいきそうだ。

夜は、義理の弟関係の飲み会。楽しく北京ダックを食す。そこでも墓のことが話題になる。

March 29, 2010

3月29日(月)国松長官狙撃事件から明日で15年になる

もう3月も終わりになってきたが、いやに寒い。桜の咲く季節とは思えない。

朝から、『般若心経』と格闘する。かなりの項目を書いたが、まだ、細かな字句を説明する部分が少し続く。ここを切り抜ければ、仕事も楽になるような気がする。

小幡さんが、そのブログでリンクを張ってくれたので、今日は来訪者がいやに多い。一日に1000を超えるアクセスがあるブログはさすがに影響力が大きい。

モスクワで自爆テロが起こった。犯人は女性二人だといわれる。一般に自爆テロをするのは男性で、女性がそこにかかわってくるというのは、相当に事態が深刻化していることを意味する。

テロといえば、国松長官狙撃事件から明日で15年目を迎え、時効が成立する。いったい誰の犯行なのか。オウムと関係はあるのか。オウム出ないとすれば、いったい誰なのか。オウムが関係する事件全体を解くカギがそこにあると思われるが、事実はなかなか明らかにならない。

March 28, 2010

3月26・27日(金土)ペニンシュラ東京に泊るなど東京のオフを過ごす

金曜日は、午前中は家で仕事。般若心経について。途中で、リンDSをコントロールするコンフィグのソフトウエア、カーラがバージョンアップされているのを知り、6.0にする。これでかなり音が変わった。我が家では、デジタルアンプにデジタル接続しているので、他の人の使い方とは違うかもしれないが、それがどういう録音なのか、今まで以上にはっきりわかるようになった。それは、良しあしなところがあり、古い録音はデジタル接続で生きるが、多重録音している最近のものだと、音の重ね方がはっきりと聞こえてきて、全体が不統一だったりする。そうしたものは、むしろアナログ接続のほうが聴きやすい。これは、仕分けをする必要があるということだろうが、これからもこちらの方向に進化していくのだろうか。ソフトで音がまるで変わるデジタルオーディオの世界は、ますます奥が深くなってきた。

午後は、日蓮遺文の勉強会。日蓮が、慈覚大師など、天台のなかに密教を積極的に入れた人間を批判している部分を読む。日蓮としては、密教すべてを否定したわけではなく、法華経を大日経と同じ位に位置付けたりすることが我慢できなかったようだ。

それから、オフを過ごすためにペニンシュラ東京へ。前回はシャングリラだったが、今回は値段の関係もあり、こちらにした。全体に、シャングリラより居心地がよい感じだった。中華料理もおいしい。ただ、上のバーは、ホテルらしくない。部屋で飲んだほうがはるかに落ち着くし、快適だった。翌日は、プールで泳ぐ。

土曜日の午後は、買い物をして、ピカデリーで映画の「ナイン」を見る。映画を撮れない監督の話は、フェリーニの映画がモデルになっているのだろう。格別すごい映画ではないが、十分に楽しませてはくれた。ただ、六本木ヒルズの映画館に比べると、席が狭いし、画面もきれいではない。これは時間が経ってしまったということだろうか。

最後、経堂に戻って、久しぶりに「赤ちょうちん太郎」で飲む。ちょうど、亀田の試合をテレビで流していたが、まったく勝負になっていない。亀田には攻めようという気がなかったのだろうか。

March 26, 2010

3月25日(木)朝新聞広告に自分の名前を見つけて驚いたことからはじまったやはりあわただしい一日

朝起きて、新聞を読んでいたら、自分の名前が週刊文春の広告に出ていて驚く。タイトルからすると、『葬式は、要らない』の批判のように読めるが、買って読んでみると、釈徹宗氏が、要領よく内容を紹介してくれていて、対談をしていただいているお二人の申し訳ない内容。

朝から家で仕事。やらなければならない仕事が溜まっている。とりあえず、『般若心経』についての本、続きをはじめる。それぞれの項目は短いが、短い分、的確に言わなければならないという難しさがある。

午後は、ヒルズへ行き。新しい対談本の打ち合わせをする。今回は、これまでとは毛色の違ったものになりそうだ。

夜は、下北沢でトークライブをする。場所は、Com.Cafe音倉というところで、庄野真代さんの店らしい。宗教について全般的な話をするが、それこそ参加者全員が質問したかのようで、けっきょく7時半から10時半まで続いた。

March 24, 2010

3月24日(水)地上波のテレビで本が紹介されさえすれば売れるという現状について

今日の朝、日本テレビの朝の番組「ズームイン スーパー」でお葬式についての特集があり、その冒頭で、『葬式は、要らない』の本を紹介してくれた。番組全体の線が、本の展開に沿ったもの。ただし、著者の出演はVでもなし。こうしたパターンは、これまであまりなかったが、それも経費をかけられなくなったテレビ局の都合だろうか。

ただし、さすが地上波で、本の売り上げには大きく貢献する。文教堂のランキングなど、総合で9位くらいに落ちていたものが、2位に上昇した。考えてみれば、出演して熱心にしゃべっても効果は同じだろう。みな関心があるのは、著者についてではなく、あくまで葬式の問題のはず。おそらくこうしたスタイルが一番、私にとっても効率的であるに違いない。ちょっとそこが面白いと思った。

朝から、家で仕事。10人の宗教家の日蓮をようやく書きあげる。さらに『般若心経』についての解説本、最初の部分を仕上げる。

午後は、ヒルズへ。すでに進行中の本の企画について、編集者と2件打ち合わせをする。片方は、取材のために旅行する必要がある。もう片方は、単行本で企画がはじまったが、やはり新書がいいのではという話になり、内容をつめる。

3月だというのに真冬に逆戻りしている。明日も寒いらしい。夜は、あんこう鍋。やはり寒い時は鍋にかぎる。

March 23, 2010

3月23日(火)宮崎哲弥氏の「トーキング・ヘッズ」という新番組の収録をする

朝6時前に目が覚めてしまい、あまり寝られそうにないし、昨日は早く寝ているので、起きて仕事をする。朝食後も仕事をし、そこからヒルズへ。

50本の名画シリーズは、「スタンド・バイ・ミー」。「ローマの休日」の2本あとで、「エデンの東」の前というのは、昔大学の一般教養で授業をしていたときに映画をとりあげたときのようなラインナップだ。その選択が少し不思議に思う。

昼食後、原宿のBS朝日のスタジオへ。宮崎哲弥氏のCS朝日ニュースターでの新しい番組「トーキング・ヘッズ」の第一回ゲストに呼ばれていて、その収録をする。番組の名前の通り、ゲストがしゃべっている顔をクローズアップで撮り続けるので、どうしていいものかかなり苦労した。話は葬式。第二回のゲストは、先日「プライムニュース」に小幡さんと出ていた徳川氏。宮崎氏とは大学の同じゼミというが、20数年ぶりの再会とか。少しお話をする。

ヒルズに戻り、『ボス』という雑誌の編集長からインタビューを受ける。『葬式は、要らない』についての著者インタビュー。それが終わってから、角川書店の編集者が来て、再校ゲラを渡す。格別問題はなし。

『葬式は、要らない』は順調に版を重ね、28万部になった。

March 22, 2010

3月22日(月)益田勝実先生の訃報に接しご冥福をお祈り申し上げます

新聞に、国文学者で民俗学者の益田勝実先生が亡くなったという記事が出ていた。すでに2月に亡くなっていたのが、今になって明らかになったらしい。

私が東大で、益田先生の講義を受講したのは、大学3年と4年のときだった。先生は法政大学の教授で、非常勤の講師として東大の文学部で教えていた。それはとても面白い講義で、毎週話を聞くのが楽しかった。内容もかなり刺激的なもので、当時、本などに書かれたことが中心になっていたように記憶している。授業時間いっぱい講義が続き、休み時間にまで延長されることもあった。講義の面白さにつられ、他大学からももぐり聴講に学生が来ていた。

私にとって、とくに思い出があるのは、無所有の話が出て、日本には無所有の世界として天理教とヤマギシ会があるということを教えられた。なぜかその話がすごく印象に残り、それが4年の時に調査対象としてヤマギシ会を選んだ一つの理由になっていたように思う。

先生との関係はそのときだけだ。その時代には相当に活躍されていたが、その後は、ほとんど文章を見かけることもなかった。あるいは晩年は体を壊されていたのかもしれない。比較的最近に刊行されたちくま学芸文庫の選集でも、本人の新しいことばはなかった。

学恩を感謝し、冥福をお祈りしたい。

March 20, 2010

3月19・20日(金土)地下鉄サリン事件から15年が過ぎた

金曜日は、朝から家で原稿を書き、戒名の本を仕上げる。全体で200枚ほど書いた。かなりストレートな内容になったような気がする。

午後は、ヒルズへ行き、慶応三田会についての取材を受ける。春ということもあり、最近は三田会の取材もよく入る。そのあと、少し仕事をして、お台場のフジテレビへ。BSフジのプライムニュースで、葬式について語る。放送は、ネットにアップされている。帰りは、タクシーだが、高速が事故渋滞で、ずっと下を走ってくる。

土曜日は、ここのところ隔週で朝日カルチャーセンターでの講義が入り、その間の週も仕事が入っていたりしたので、あまり休んでいない。今日も、午後に『週刊スパ!』の取材を受ける。カルトの近未来について予想してみたが、案外怖いことが起こるような気がした。

これは、偶然だが、地下鉄サリン事件からちょうど15年が経った。そのかんいろいろなことがあり、事件自体への関心は失われてきつつあるが、けっきょく、いったいあの事件はなんだったのか、肝心なところはわからない。そのわからなさが、ずっと落ち着かない気分を生んでいる。彼らはなぜ、あそこに行きつかなければならなかったのか。ここの事件も不可解だ。そして、国松長官狙撃事件は今月末で時効を迎える。はたして本当に事件が解決したといえる日が来るのか。それはかなわないのかもしれない。

March 18, 2010

3月18日(木)明日は8時からのBSフジ「プライムニュース」に生出演する

長谷川等伯展で検索してこちらにいらっしゃる方が多い。混雑はすごい。しかし、長い時間並んでそれだけの価値があるかどうか。私は相当に疑問だ。

今日は、毎週一度の映画の日。ヒルズへ行き、「昼下がりの情事」を見る。ゲイリー・クーーパーとオードリー・へプバーン、それにモーリス・シュヴァリエ。有名な映画だが、これまで一度も見たことがなかった。リマスターされていないので、画質もよくない。たわいのないコメディーといった感じだが、この時代、ヘプバーンは、映画製作者のアイドルで、誰もが彼女の出る映画を作りたいと考えたということがよくわかる。だいたい、彼女が恋をする相手は、かなり年上だったりするが、それは監督などが自分になぞらえていたということではないか。たしかに、それだけの映画。今評価するのは難しい。

そこから、東京財団へ行き。生命倫理の土台作り研究会。最後の公開研究会だが、乃木坂の駅で携帯を線路に落としてしまい、一本乗り遅れて、少し遅刻しています。ぬで島氏と橋爪氏の発表。ここまでの3年分の議論を総まとめした内容で、かなり濃い議論が展開されたというのが、改めて了解される。これをどう具体的に生かしていくのか。それが難しい課題だ。終わってから、メンバーで簡単な打ち上げをする。

明日は、BSフジの「プライムニュース」に出演する。昨年夏にも出て、これが2回目。前回は福岡伸一氏のお相手という感じだったが、今回は葬式の話なので、私が中心という感じだ。放送は8時から生放送で、10時まで。

March 17, 2010

3月17日(水)苫米地氏の本の広告を見て広告の打ち方について考えてみた

朝家で少し仕事をした後、久し振りにヒルズへ行き、そこで仕事をする。戒名の原稿、最後から2つ目の章を書きあげる。あと一章になった。

仕事の途中で、文教堂のランキングを見たら、葬式の本が総合で2位になっていた。アマゾンのランキングもあがっている。そこで調べてみると、読売新聞に全五段の広告が出ていた。出るのを知らなかったので、驚いたが、依然広告が利くようだ。

今日、知り合いの苫米地英人氏の新刊『夢が勝手にかなう「気功」洗脳術』の広告が半五段で、朝日と日経に出ていた。広告を集中させて一気に売り上げを伸ばそうという作戦なのだろうが、はたしてそのやり方はどうだろうか。それでたしかにアマゾンなどのランキングは上がっているようだが、では、どちらの新聞がより効果があったのか、このやり方ではわからない。そうした情報は、とても役に立つと思うが、同じ日に2紙に広告を出すことで、比較ができなくなっている。

葬式の本の場合には、最初に毎日に全五段で出たのが利いたようで、それは意外なことだった。そうした貴重な情報を得ることも出版社には必要だろう。

新潮新書の『創価学会』が、今年初めて増刷になった。3000部の増刷で、総計が9万9000部になった。数字としてはいいが、4000部刷って10万部にしないというのも、何か不思議だ。今年は選挙もあり、おそらくは10万部を超えると思うが、本当にロングセラーになってきた。

March 16, 2010

3月16日(火)長谷川等伯の回顧展に行くがあまりに絵がお粗末なので悲しくなる

朝から依然として戒名についての本、第6章を書く。少し短めだが、最後まで書きあげる。一応、あと2章で完成の予定になってきた。

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今日行かないと、もうこれが最後と思い、午後に国立博物館へ行く。先日挫折した特別展「長谷川等伯」に。今日も、窓口のところでは70分待ちの表示が出ていたが、それほどは待たない気がしたし、これを逃したら、あとは見る機会がなくなりそうなので、列に並ぶ。並んでみると、あとから列が短くなり、入場するまでに40分はかからなかった。

等伯は、法華信徒だったので、その点で見ておかないといけないとおもったのだが、能登にいた時代に描かれた法華信仰関係のものは悪くないが、上洛して以降のものになると、自らの信仰とかかわりのない世界を描いたということなのだろうか、まるでよくない。というか下手。かなり時代が接近している、狩野永徳などと比べても、相当に腕が落ちる。ただ、最後の「松林図屏風」だけは、作品として注目される。もし、これがなかったとしたら、等伯は、回顧展などやってもらえない平凡な画家として位置づけられたであろう。

等伯の悪いところは、空間処理にある。たとえば、屏風絵を描いたとき、ポイントになるものが必要になる。多くの画家は、鳥を使うことで、そこに見る者の焦点が合うようにさせ、それを基盤に全体の構図を組み立てていくが、等伯はその努力をしていない。全体に平板で、見るべきところがない。

いったいなぜ長谷川等伯の展覧会にこれだけの人が訪れたのかわからないが、帰りに寄ったみはしでは、隣の席の夫婦が宗教的な絵などまるでわからないと話していた。これはもっとも。もしそれが絵として素晴らしければ、こうした疑問は観客から起こらない。はっきり言って、見るべきところのない展覧会だった。

3月15日(月)『中央公論』で橋爪大三郎氏と葬式をめぐって対談をする

朝から午後にかけて、戒名についての原稿を書く。5章25枚分を書きあげる。だいぶ形になってきた。

6時から中央公論新社で、『中央公論』の対談。テーマは、葬式で、相手をしてくれたのは橋爪大三郎さん。彼には、あまり知られていないが、自分で法事をするためのマニュアル本がある。1時間ほど話をして、最後はかなり建設的な方向になった。終わってから編集者と会食する。

対談の前にいただいた今月号の『中央公論』には、創価学会の池田大作氏と茂木健一郎氏の往復書簡が載っている。さらに、小谷野敦氏が、『葬式は、要らない』について書評を書いてくれているが、最後はなぜか私と中沢新一氏との対比になっていた。別に私は大学に戻りたいわけではないのにと思いながら、それを読む。この号には、偶然、中沢氏と吉本隆明氏との対談が出ている。

電通の渡辺氏がブログで、『なぜ人は宗教にハマるのか』の紹介をしてくれているので、それを勝手に転載する。

「なぜ人は宗教にハマるのか」は、タイトルから想像するよりもかなり広い内容の本だった。

友人の宗教学者の島田裕巳クン本年2作目「なぜ人は宗教にハマるのか」を本屋で見付け、買って、早速、読む。
「14歳の世渡り術」というシリーズの1冊。このシリーズは、ダチョウ倶楽部の上島竜兵の「人生他力本願」などという本もあり、シリーズ名からも中学生位の若い人向きかなと思うと、シリーズのコピーが「中学生以上、大人まで。」となっていて、そういうことでもないようだ。

また、島田クンの本も題名に「宗教にハマる」という言葉があるのでこんな内容かな、と想像すると、実際に読んでみるとかなり違っている。
「宗教への「ハマ」り方として、親とか学校の影響というのは、ちょっと考え付かないと思う。親が宗教に「ハマ」っていて、子供時代にその宗教活動に付き合わされたり、ミッション系の高校でキリスト教のミサなどを毎週授業の一環として受けるという「宗教体験」が、そういう体験をない人とは、明らかに異なった影響を与えるということは納得出来る。
また、親しい友人が宗教に「ハマ」っていて、ある機会にそのことを知った場合、どうすべきか。これもひとつの「宗教」との出会い方という島田クンの指摘は、自分の過去の経験の中でもある話だと思った。
宗教について、このように日常的、身の丈に合ったレベルで考えることが大切なのではないか、というのが、この本の中で島田クンが一番言いたかったことなのだと思う。
新新宗教は危険なものとして宣伝し、邪悪さを印象付けても、ある若者に近づいてくる新新宗教団体の人間は、やさしく親身で、まったく危険な感じがしないことの方が多いというエピソードの紹介は、島田クンがその辺りのことを、分かりやすく言おうとした結果だと思う。
また、親や学校、友人などを通して「宗教にハマる」可能性というのは、実は、ある人間の価値観、考え方の形成ということに通じていると思う。
この本は語り口はやさしいながらも、結構、深いことを語っているなと感じた。

ナベ<2010年3月15日>(島田裕巳「なぜ人は宗教にハマるのか」河出書房新社 「14歳の世渡り術シリーズ」 230ページ弱)

March 14, 2010

3月13・14日(土日)朝日カルチャーセンターの3回分の講義が終わるが6月にも話をすることになった

土曜日の朝は、朝7時20分ころから、福岡のRKB毎日放送のラジオ番組に電話出演する。テーマは、『葬式は、要らない』について。普段ならもう少し眠っているところだが、そうはいかなかった。

そのあと、朝日カルチャーセンターでの講義のために、準備をする。3回目は、国家神道の形成、キリスト教の排撃、新宗教への批判といったことについて語る。3回を通して明らかになったのは、日本の伝統的な神仏習合的な宗教世界が、外側から近代化を迫られるなかで、天皇信仰をとりいれた神道の体制の確立という方向に向かうなかで、宗教界の再編成が図られたということ。となると、一番ポイントになるのは、どうして天皇が歴史の表舞台に担ぎだされたかということかもしれない。

6月には、朝日カルチャーセンターで1回だけ、葬式について話をすることになった。

講義のあと、大学の同級生で久し振りに宴会。

日曜日は、完全にオフ。今週は少し疲れた。

March 13, 2010

3月12日(金)長谷川等伯の混雑とメグのシステムの変化に驚いた一日

50本の名画の5作目は、「ローマの休日」。何度も見ているが、スクリーンで見たのははじめてかもしれない。それにしても、良くできた映画だと改めて思う。細かいところ、新しく発見したこともあるが、字幕にいささか問題がある。王女のことば、もっと王女らしく、尊大に訳すべきところがある。

それから、上野へ。長谷川等伯を見ようとしたら、なんと入場までに1時間待ち。混雑状況をあらかじめ調べていなかったので失敗した。一体どれだけの人が等伯のことを知っていたのか、不思議な気もするが、宣伝その他の効果なのだろう。動揺して、退散する。どうしようか。等伯は、法華信仰をもつ画家だけに見ておかなければならないのだが、困ったことだ。最初のほうに行かなかったのを後悔する。

ぽっと時間が空いてしまったので、吉祥寺へ出て、メグへ行く。久し振りだが、システムが変わっていて、食事つき1000円からとなっていた。食べて間もないので、食欲はまったくないが、仕方がないのでオーダーをする。私はまったく食べなかった。コーヒーだけではやっていけないのだろうが、私たちが出た後は、客がいなかった。システムのせいだろうか。

夕方、確定申告のために税理士事務所により、それからサザンタワーへ。講談社の旧知の編集者と打ち合わせ。最後は、ほり川ですし。

March 11, 2010

3月11日(木)『なぜ人は宗教にハマるのか』のポップが届く

朝から、戒名について原稿を書く。一章分書き終えて、今のところ全体で100枚を超えた。週末は忙しいので、来週の頭から続きを書くことになる。

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河出書房新社の新刊の見本が届く。もうすぐ書店に並ぶことになるが、今回は最初からポップが作られている。「学校、習い事、家庭内……意外と身近なところにある宗教について知っていますか? 『1Q84』などをもとに、気鋭の学者が「宗教を信じる気持ち」を解説! 客観的に宗教を考える力をつけるために。 」というのが編集者が作ったコピーだ。今回の本は、普通このタイトルから連想されるものとはかなり違うだろう。何しろ、信仰が親に押しつけられたり、学校を通して強制されることから話がはじまっているからだ。こういう本は、ほかの人には書けないと思う。

今日も2件ほど仕事が入る。いったいこれがどこまで行くのか。一つの挑戦として受け止めていくしかないだろう。

March 10, 2010

3月10日(水)SD05の2台目を購入する

仕事は依然として、戒名について。予定通りに進んでいく。

夕方、お茶の水へ。オーディオユニオンで、電話で予約しておいたサウンドデザインのデジタル・アンプ、SD05を購入する。残念なのは、傷があったり、フロントが少し汚れていること。少し扱いが乱暴だったのかもしれない。とりあえず、どう使うかは決まっていないが、そのうち使い道が出てくるはずだ。逆に、もうひとつオーディオのシステムを作ろうとしたとき、やはりSD05を使いたい。けれども、そのときになって手に入るとは限らない。というか、相当に難しいだろう。全部で200台しか出荷されていないので、全体の1パーセントを所有することになる。

帰りがけに新宿により、ビッグカメラと伊勢丹に行く。買おうと思っていたものが買えなかったり、逆に、急に買うものであらわれたりといろいろ。

昨日と違い、別段新しい仕事も入らず、なんとなく静か。それでも、買った照明器具がうまく使えなくて、その連絡をしたりで、それには時間をとられた。問題は明日には解決するはず。電気製品というものは、うまく使えなかったりして面倒なことがある。

3月9日(火)子どもに演劇の何を勧めるかのアンケートに答え『なぜ人は宗教にハマるのか』の見本をもらう

朝から、戒名についての原稿を引き続き書くが、途中で、世田谷区の演劇関係の雑誌『SPT』から頼まれていたアンケートに答える。子どもと演劇のかかわりについてで、どういった舞台が印象に残っているか、子供にどういった物語を勧めるかといった内容。なんといっても私の場合には、小学校5年生のときに見た劇団四季の『裸の王様』の影響が大きい。

これは、子供向きではあっても、お子様向きではなく、変わった舞台というのが印象に残った。会場となった日生劇場もできたばかりで、相当に豪華な雰囲気があり、それも印象を深くすることに貢献した。あとから、この芝居を書いたのが寺山修司だと知り、なるほどと思ったこともある。翌年も、やはり寺山作の『王様はロバの耳』も見ている。そのことを中心にアンケートには答えた。

夕方、『寺門興隆』の記者が来て、葬式仏教について取材に答える。そのおり、創価学会についての連載のゲラをはじめてもらう。いつもファックスなので不鮮明だったりするが、本当のゲラは見やすい。

終わってから先端研へ。『なぜ人は宗教にハマるのか』の見本ができて、河出の編集者がもってきてくれた。さっそく御厨研のメンバーに先着順で配る。代わりに、いくつか本が研究室に届いているのなどをもらうが、なかには幸福の科学の広報から送られてきた本もあった。私に送ってくるとは、隔世の感がある。

研究会では、菅原さんの『世論の曲解』の書評と、池内さんのワシントン滞在の報告。どちらも面白かった。研究会が終わった後、外に出ると、雪交じりになっていた。

March 09, 2010

3月8日(火)家に『葬式は、要らないを』買いに来た人がいてなぜかSD05をもう一台買うことになる

朝から戒名についての本を書く。途中で、新宗教について監修した原稿などのチェックも入る。

突然、前にカーテンをオーダーした店の主人から電話が入る。『葬式は、要らない』を探しているが、書店でみつからないとのこと。前に来た時に玄関先に本を飾っているのを覚えていて、ぜひ一部分けてほしいと言われた。とりにきたのは、その主人ではなく、店で働いている人。その方も本に興味があり、最近の葬式での話になる。けっこう大変なよう。そうした人たちに本が役立っている気配があり、それはありがたい。ちょうど、今日で9刷になり、『日本の10大新宗教』を超えて、25万部になった。

夕方小幡さんから、SD-05が中古で出ているという連絡を受ける。今、アンプが必要というわけではないし、すでに一台持っているが、オーディオショーで石田さんにお会いしたとき、もうSマスターが製造されないので、こうしたデジタルアンプはできないという話を聞いた。今後、もう一台必要になったらということも考えて、購入を決意する。とりあえず、書斎で使うことになるだろう。

March 07, 2010

3月6・7日(土日)富樫雅彦追悼の「マイ・ワンダフル・ライフ」に涙する

土曜日は、ヒルズへ行き、戒名についての原稿を16枚ほど書く。午後は、『宝島』の取材で、新宗教についていろいろなところを答える。

帰りがけ、新宿に行き、タワーレコードによる。武田和命の「ジェントル・ノーベンバー」、カーメン・マクレイの「グレート・アメリカン・ソングブック」、それに今回スイング・ジャーナルの日本ジャズディスク大賞を受賞した富樫雅彦のバラード・コレクション「マイ・ワンダフル・ライフ」を買う。

日曜日に、リッピングして、前日買った物を聞く。カーメン・マクレイのは、かなり前に吉祥寺のメグで入りたてのアヴァンギャルドで聞いて、うっとりしたもの。やはり文句のつけどころのないできだ。

富樫の作品集は、佐藤允彦が中心になって、渡辺貞夫、日野皓正、峰康介、それに山下洋輔が競演したもの。亡くなった富樫を偲んで作られたもの。富樫のバラード曲はどれもいいが、とくに、佐藤がひとりで演奏しているものが、気持が強く入っていて、涙なしには聞けない。二人はまさに盟友だったということが、改めて感じられた。

富樫が増上寺ホールなどでコンサートを開いていたころには、けっこう頻繁に通った。一度、ピットインでプーさんとゲイリー、それに富樫のグレイト3が演奏したとき、聞きに行き、そのときに一度だけ富樫本人と言葉を交わしたことがある。私のことは知っていて、「女子大の先生」と言われた。まだ、日本女子大につとめていた時期のことになる。奥さんのほうは、増上寺などによく通っていたことを覚えていてくれた。そんな思い出がある。ぜひ、多くの人に聞いてもらいたいアルバムだ。

March 06, 2010

3月5日(金)なぜか鍋を囲もうとすると暖かだったりする

朝から家で、『寺門興隆』の創価学会の連載を書く。これで72回目。ネタ探しにはけっこう苦労しているが、なんとかそれが出てくるので助かる。午後までかかって、最後まで書き上げる。

それから、ヒルズへ。ヒルズでは、戒名についての本を書き始める。短期集中の仕事なので、急がないといけない。書き出してみると、勢いがあって、面白くなりそうな予感がした。とりあえず、はじめにを9枚書く。今日一日で30枚書いたことになる。

夕方には、白水社の編集者が訪れて、話をする。元新聞記者ということで、普通の書籍の編集者とは観点が相当に違う。民主主義と新宗教についてが話題の中心だったが、そのなかで、新宗教の原型としての「講」のことが話題になる。創価学会など、近世の法華講を基盤としている。さらに、浄土真宗の地域組織である「組(そと読む)」について話が及び、組とは何かという話になったが、これについては調べたことがない。言われてみると、新宗教、さらには宗教を基盤にして、日本型民主主義の形成について考える必要がありそうだ。

夜は、三五館の社長と編集者と鍋を囲む。生の青のりを出しのなかに入れて、そこでルイベやニラをしゃぶしゃぶにするという独特の鍋と、もうひとつはカキ鍋だった。なぜか、今年は鍋を囲む日になると、暖かだったりする。

March 04, 2010

3月4日(木)「ある日どこかで」という映画は相当に面白かった

朝、日蓮について少し書くが、前後関係がなんだかうまくつながらないところが出てきた。そこを修正する必要がある。

それから、ヒルズへ。50本の名画シリーズの4回目ということで、「ある日どこかで」という映画を見る。ここまで3本は見たことがあったが、はじめてまったく見たことがない映画に出会う。そもそも、この映画があるのを知らなかった。告知では、公開時にはそれほどでもなかったが、後にビデオ化されて人気が出た作品らしい。

主演は、後にスーパーマンを演じることになるクリストファー・リーブ。話しはなかなかよく出来ていて、相手役のジェーン・シーモアもいい。ミシガン湖が舞台のシカゴ地方映画という感じだが、アイディアと脚本のできが映画のすばらしさを決めるという典型だろう。タイムスリップものとしても、かなり異色。

午後は、ヒルズで幻冬舎の編集者と打ち合わせをする。『葬式は、要らない』の読者のために、戒名についての本を緊急に出すことになる。それをどうするか方向性を話し合う。一応結論が出たので、ここ2週間くらいで仕上げなければならなくなった。

3月3日(水)雛祭りの日に日本文化チャンネル桜にはじめて出演する

朝は日蓮について書く。日蓮に実は弁護士としての側面があったことなどにふれて、佐渡流罪まで進む。「開目抄」のことにもふれた。

昼前に、表参道へ。日本文化チャンネル桜の番組の収録に行く。葬式についての話しをするため。30分ほどの番組で、キャスターの質問に答える形で、今日本の葬式がどのように変容しているかについて語る。戒名の話しにはならなかった。番組はCSで放送されるらしいが、それは自宅では見られない。ただ、YouTubeにはすぐに載るとのこと。

渋谷で昼飯を食べようとして、久しぶりにトルコ料理の「ヒラル」に寄ってみる。ところが、電話をかけたときから変で、店に着いても、店主のハサンがいなかった。聞いてみると、すでに去年の2月にトルコに帰国し、今店を仕切っているトルコ人が後を引き継いだとのこと。事情はまったく知らなかったが、金融危機に直撃されたのだろうか。トルコでがんばっていることを期待する。

ビッグカメラで買い物をしてからヒルズへ。腹が立たないことの原稿を少し直す。2章をふくらませてみたが、最後までは行かなかった。

夕方は、週刊誌の取材で新宗教の概要について語る。今日は、チャンネル桜でも幸福の科学の実情について聞いたし、いろいろと情報が入ってきた。今日一日で大小とりまぜて、4件の仕事が入る。

夜は自宅に戻り、小幡さん出演の「プライムニュース」を見る。

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March 02, 2010

3月2日(火)床屋へ行くために旧OXストアーのあたりを取りかかると工事が本格化しつつある

朝から、昨日に続いて、『般若心経』と格闘する。背景的な部分をほぼ書き上げ、翻訳を直し、キーワードに入ったところで、力が尽きた。

そこで、床屋へ行く。外へ出てみると思っていたよりも寒い。雰囲気的には雪でも降りそうなイメージだが、それほどは寒くない。旧OXストアーのあたりを通りかかるが、解体工事も終わり、本格的な建設工事に入っている。いったいどういうものができるのか、地元住民にも詳しくは公表されていない。アパートがなくなる分、自由度は増すはずだが、線路際は道路として開けなければならないとも聞いたことがある。しだいに形を表してくることになるのだろう。

『日本を騒がせた10人の宗教家』で、日蓮の次に一遍を取り上げる予定なので、それに関連した本を読み始める。一遍は、各地を遊行したが、妻や子どもが同行していたりしたらしい。日本は基本的に在家仏教なので、僧侶でも妻帯は珍しいことではないのだろうが、家族で遊行というのはなんだかおかしい。これは、少なくとも出家とは言えないだろう。みすぼらしい格好で家族連れというのも、なんだか不思議だ。

失業率が改善されたというニュースが入っているが、たしかに、一時の本当にどうしようもない状態は脱しつつある気がする。とくに、去年の10月中旬以降はまったくひどかったように思う。二番底の懸念もあるようだが、それほど景気もよくならず、かといって深刻にもならない状況が、これから続いていくのだろうか。

March 01, 2010

3月1日(月)月曜日なので新しい仕事をはじめるがネスプレッソもやってきた

早いもので、すでに3月になった。今日は暖かだと予報されていたが、実際にはそれほどでもない。梅の季節は終わったが、まだ桜の季節には間があるのだろう。

月曜なので、新しい仕事をはじめる。今度は般若心経の解説本。まず、全体の構成を考え、見開きで左ページにイラストが入るので、右ページに何を書くのかを決めていく。その構成案をまず仕上げ、それから原稿にとりかかる。とりあえず、最初の章の2節分、10項目のうち、9項目を書き上げる。一項目、1枚半程度なので、全体の量はそれほど多くはない。はるかむかし、淡交社から出ているムックの『写経入門』で写経について解説を書いたことがあるので、それが役に立つ。

せっかくなら10項目を書き上げるべきところだが、最後が「空と無」というちょっと難しそうなところにさしかかったので、気力が尽きた。『世界の宗教が一気に分かる本』のキリスト教の項目について考えてみるが、やはり世界で一番規模の大きな宗教だけに書くことがかなりある。予定では30枚だが、あるいは超過するかもしれない。

評判が良いので、ネスプレッソのコーヒーマシーンを買う。コーヒーで一番問題になるのが鮮度。たとえ焙煎したてでも、次の日には鮮度が落ちる。一時は、自分で煎っててこともあるが、もうそれは面倒。その点で、ネスプレッソは豆がカプセルに入っているので鮮度が保てる。ただ、エクスプレッソが標準サイズなので、普通の感覚とは違う。ロングサイズもあるが、どちらを普段使うのか。試してから考えることにする。

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