5月2・3日(日月)五味康祐と矢野沙織と燕子花図屏風
2日の午後には、練馬区役所に行く。練馬区には、故五味康祐氏の遺品が所蔵されていて、趣味にしていたオーディオについては修復され、定期的にレコード鑑賞会が開かれている。これは、結構応募が多く、なかなか当たらない。今回はたまたま当選したので、その第6回目に行くことができた。
オーディオは、氏が愛聴していたタンノイのオートグラフ。アンプはマッキントッシュの真空管。レコードプレイヤーはEMT。今回は、その整備にもあたった金子学氏の解説で、二人の女性ヴァイオリニストのレコードを聴く。日本でも一時ブームになったというローラ・ボベスコと30歳で飛行機事故で亡くなったジェネット・ヌブーのレコードがかかる。ジャズでは今、幻の名盤はほとんど姿を消したが、クラシックではそういうことがまだあるらしい。ヌブーには少し興味をひかれるが、LPもCDもなかなか手に入らないようだ。
五味氏のシステム。たしかにいい音だということはわかるが、今の水準と比較するとどうだろうか。最近、我が家のデジタル的な音の広がりを日常的に体験していると、アナログでも物足りない。秋には、企画展も開催されるとのことだ。
3日は、ヒルズでTOKYO M.A.P.Sの初日。矢野沙織のライブを聴く。彼女の演奏ははじめて聴くが、考えていたよりうまい。かなりあがっていたようで、トークは的外れな感じだったが、演奏はしっかりしていた。「レフト・アローン」がとくに良い。
そのあと、バスで根津美術館へ。国宝燕子花図屏風を観る。庭にはカキツバタがちょうど咲いていた。
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