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July 17, 2010

7月17日(土)公明党が民主党と連立を組めないこれだけの理由

今日のTBSテレビ「報道特集」で、民主党と公明党との連立の可能性についてとりあげられ、そのなかでコメントをした。使われた部分は短いので、なぜ私が連立が難しいと考えるのか、もう少し説明しておきたい。

番組では、菅・仙谷ラインが、これまで創価学会を攻撃する姿勢を明確にしてきたのを踏まえた私のコメントが紹介された。創価学会は政治団体ではなく、宗教団体であり、会員は信頼ということを重視する。そこからすれば、菅・仙谷は敵対者にほかならない。自民党と公明党が連立にいたったときには、自民党が相当に譲歩した。それもなければ、信頼関係が作られることはない。

これに細くすれば、次のようになる。今回の参院選では、依然として自民党と公明党の選挙協力が行われ、両党ともそれに依存している。この関係はすでに10年の実績があり、そう簡単には壊れそうにない。しかも、今回は自民党が議席を伸ばした。公明党も、もし協力体制がなければ、選挙区で落としていた可能性が高い。その点で、公明党が自民党から離れるのは難しい。

さらに、この両者の関係は、地方議会ではもっと昔からあり、公明党は自民党とともに与党に入ってきた。公明党は、地方議員が重要な政党で、ここでも簡単には自民党と決別できない。民主党が地方議会で第1党になっていくということも難しくなってきた。こうした点も大きい。

それに、公明党と民主党の政策が似ている点も、連立を組んだら埋没する危険性につながる。こうした点から考えると、公明党が民主党と連立するには、何段階ものステップを踏む必要がある。だが、今回の選挙結果は、それをさらに難しくした。よって、連立は当分ない。そう考えるべきだろう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

創価学会は、日本国憲法第二十条の「政教分離」の条項に違反しているのではないでしょうか。たとえ、創価学会が政治上の権力を陽に行使していなくても、創価学会と公明党の表裏一体の関係を考慮すれば、公明党を通して権力を陰に行使していると解釈できます。先生はどのように解釈しているのでしょうか。この国では、「自衛隊」も「政教分離」も意識的に曖昧にしているように思えますが、いかがでしょうか。

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