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July 01, 2010

7月1日(木)『1Q84』の続編は、要らない

朝から家で原稿を書く。ガリレオ・ガリレイの異端審問についてと、清教徒のアメリカへの脱出の節を書くが、後者は書き出しのところで時間と知力の限界に達する。

夕方は打ち合わせと取材。取材の方は、『週刊文春』の「わたしのリビング」というもので、ライターは、ヤマギシ会の時代からの知り合い、平井雷太氏の息子の有太君。彼に会うのも実に久し振り。宗教や宗教について書くことの姿勢などについて、取材を受ける。写真は、リビングと書斎の両方で撮影される。

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新潮社の『考える人』に村上春樹氏のロング・インタビューが載るらしく、その記事が新聞に出ていた。『1Q84』の続編についてはかなり思わせぶりな発言をしているようだが、本当にあの続きがあるのだろうか。Book0という言い方もしているので、あるいは、1Q84年の1月から3月の話を考えているのかもしれない。

だが、Book3が出てからは、その内容についてあまり話題にならなかった気がする。昨日も編集者とその話をしたが、私としては、もう続編はいらない気がする。Book3は、ある意味、期待はずれのハッピーエンドに終わっていて、謎もないし、読み解きの必要もなかった。一般の読者にはとても受け入れやすいものかもしれないが、本当にそれでいいのだろうか。かなり疑問だ。

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Comments

村上春樹氏の作品は若者から大きな支持を得ているようです。私のように大きく異なる世代から見れば、理解しがたいことばかりです。彼がイスラエル政府に招聘された場で講演(その要旨は「強く丈夫な世界(=イスラエル)とタマゴのように壊れやすい世界(=パレスチナ)を並べたら、壊れやすいタマゴの側に身を置きたい」)した英文が米国人によって作成されたことが、その米国人の記事として月刊誌「文藝春秋」に掲載されておりました。村上氏は、米大学に招聘されて講義を担当していたのですから、わずか10行程度の英文をなぜ自身で作成できなかったのか、大変疑問に思いました。その10行程度の英文の表現は、特に文学的でも独特の言い回しでもなく、中学生程度の英文表現でした。大変不思議な世界です。

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