9月13日(月)沖の島で聖地巡礼の旅が終わる
日曜日も、『慶応三田会』の新書化のための原稿を書き、生まれ順の携帯サイトのための基礎情報を作成していて、一日仕事になってしまった。
月曜日は、6時に起きて、タクシーで羽田空港へ。タクシーだと30分で行けるので、一日の仕事考えるとかなり楽だ。講談社の唐沢氏と落ち合って、福岡へ。はじめてスカイマークに乗る。福岡でレンタカーを借り、宗像大社の中津宮がある大島へ渡る漁港まで行く。そこから、海上タクシーで、まず大島にわたり、中津宮に参拝した。訪れる人はいないが、かなりきれいに整備されている。漁民の信仰を集めているということだろうか。喫茶店で昼食をとるが、どういう人間かまったくわからなかったようで、税務署と間違えられる。
そこから、沖の島へ。さすが玄界灘だけに相当に揺れる。時速50キロくらいでいくので、かなり早く、波の上をすべっていくような感じ。波によって、その上に乗り上げ、どすんと落ちるようなこともある。最初はかなり不安でもあったが、途中からはなれた。とくに沖の島が前方に確認されるようになると、気持は楽になった。
1時間少しかけて沖の島に着く。埋め立てたところの範囲までは入れるが、社務所の先は入れない。社務所には神主が常駐している。一般の人が入れるのは一年に一度だけ。女性はそれにも入れない。まさに絶海の孤島で、映画の「パピヨン」を思い出した。
帰り、島影が消えるまで見つめていたが、古代の人たちが沖の島まで行って、そこできわめて重要な祭祀をしたことの意味と重みを深く感じた。今でも行くのがたいへんなのに、たくさんの祭具を携えて、粗末な船で渡るのは相当に難行だ。祭祀を終え、島から離れていくのを見つめている祭司たちのこころに何が去来したのか。それを考えた時、今回の聖地巡礼の旅が終わったのを感じた。
本来なら、宗像大社まで行く予定だったが、その必要性を感じなくなり、博多へ戻る。直会をする必要があるのを感じ、中津へ出て、飲む。本では10の聖地を取り上げる予定にしていたが、8個目の沖の島で終わりということにした。久高島からはじめて、沖の島へ。男子禁制の聖地と女子禁制の聖地の対称で、全体が締めくくれる気がする。
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