1月14日(金)マリリン・モンローと日蓮
朝、いつものように冠婚葬祭の項目を一つ書いて、ヒルズへ。「午前10時の映画祭」も、あとは次の週を残すだけになった。今回は、マリリン・モンローの「お熱いのがお好き」。見たかどうか定かではなかったが、見始めると見たような気がしてきた。モンローは、お色気路線まっしぐらだが、ビリー・ワイルダーの作品だけによくできていて、しっかりハッピーエンドになっている。今はこれだけスピード感のある映画は少ない気がする。時間もほぼ2時間でちょうどいい。
昼食をとってから、新宿へ出る。ヒッキー・フリーマンに実はごく一部女性物があるのを教えられ、取り寄せてもらった。トナカイの皮のコート。これがなかなかいい。セール価格なので、これも取り寄せてもらったインポートのズボンとともに購入する。こちらは綿なのにウールよりも暖かい。今年の冬にはうってつけだ。
午後は日蓮遺文の勉強会。主なところは、「立正安国論」の広本と呼ばれているもの。これに対して、文応本は略本といわれることもあるらしいが、小松先生が指摘される通り、それはおかしい。般若心経の場合には、最初に釈迦の説法の話が出てくるものが広本になり、一般的なものが略本だが、「立正安国論」の場合には、あくまで増補改訂版だ。内容について、あまりいじっていないのは、日蓮が身体的に衰えていて、弟子に元の本を写すのを命じたからではないだろうか。真筆かどうか議論があるらしいが、写本の可能性の方が高いように思えてきた。
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