2月19日(土)京都へ行き「筆墨精神」を観て上賀茂神社の式年遷宮に接する
京都へ行く。京都国立博物館で開かれている「筆墨精神」を観るため。展覧会だけのために京都に行くのも大変だが、巡回しないので仕方がない。これは、朝日新聞の創業者のひとり、上野理一の中国の書画のコレクションが京都国立へ寄贈されて50年を記念するもの。書の展覧会としては、東京国立で「書の至宝」というものが開かれたことがあるが、そこには出品されなかったものが少なくない。最近、書というものに関心が向いてきているので、見逃せない展覧会だが、観覧客は少ない。ただ、若い女性が、「金剛般若経」のまで、「私これすきなんやわ」などと言っているのには驚いた。書道が若い女性に人気になっているせいだろうが、世代が変わってきている気はする。
2時間かけて、書画の世界を堪能した後、少し時間があるので、どこかへ出かけようと思ったが、足が向いたのが上賀茂神社。かなり遠いところまでバスで行ったが、なぜここなのかは着いてわかった。ここも式年遷宮をやっている。聖地の本と深く関連するだけに、来てよかった。神様に呼び寄せられたと言えるのではないか。しかもよかったのは、中に入って、神主の説明を聞いた後、本殿を間近に見ることができたこと。500円の拝観料はかかるが、数年前からの試みらしい。遷宮には金もかかるが、屋根をふき替える檜が集まるかどうか、それが心配だという話が印象的だった。こちらでも、一緒に話を聞いていたのは、ほとんどが若い人たち。今、伝統的なものに関心があるのは、年寄りではなく、若い世代なのではないか。これは、革命的な変化かもしれない。
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