2月3日(木)節分の日に『わが心の歌舞伎座』を見て大相撲をスポーツとして扱ってきたメディアの責任を思う
朝は冠婚葬祭の原稿を書いた後、世界の宗教についての新書の第3稿を仕上げる。今回は指摘された部分が細かなことばかりなので、それほど修正に時間がかからなかった。後は、靖国神社の原稿の続きを書く。
午後は東銀座へ。経堂の駅から見ると、4月にオープンする予定の旧ジョイフル、新コルティの工事がだいぶ進んでいるのがわかる。たしかに成城駅のコルティと似ている。いったいどんな施設になるのか、今経堂の人間の一番の関心事だろう。
東銀座の東劇へ。歌舞伎座閉場の公演を追ったドキュメンタリー『わが心の歌舞伎座』を見るため。その前に、『墓は、造らない』の再校ゲラを編集者に渡す。映画の方は、上映時間が長いが、途中「幕間」もあり、それが歌舞伎の公演と似ている。想像していた以上に面白い作品に仕上がっているが、昔の猿之助の体の動きの素晴らしさには驚いた。私が2000年から歌舞伎を見始めたころには、残念ながらそうした動きを見せてはくれなかった。海老蔵が、父親の反対をおして、猿之助に習ったのもわかる気がした。帰り、三越に寄るが、新館ができているのは知らなかった。歌舞伎座は今はあとかたもなく、クレーンが立っているだけ。
世の中は、大相撲の八百長問題で大変。新聞などは、大相撲がスポーツなのか、興行なのかと問題提起をしているが、新聞もテレビも大相撲をスポーツとして扱ってきた歴史がある。大相撲がスポーツに入らないのは、公平中立な審判がいないことからも明らか。にもかかわらず、スポーツ欄やスポーツコーナーで扱ってきた新聞やテレビに責任はないのだろうか。
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