2月9日(水)「サウンド・オブ・ミュージック」はやはりとびきりの名画でスカート男子には母性を感じる
「午前10時の映画祭」第2シリーズがはじまった。なんとなく、毎週一本は映画を見る習慣になっていて、先週も先々週も別の映画を見ている。第1回は、「サウンド・オブ・ミュージック」。はるか昔に見たが、やはりだいたいのことしか覚えていなかった。ミュージカルの舞台の映画化だが、まず何より、音楽がすごい。この作品から生まれたヒット曲がいかに多いか。風景も美しいし、物語もすきがない。ユーモアがあって、すがすがしい。もうこんな映画はできないだろう。
午後は、ライブラリーで、電話取材、取材、あいさつ、打ち合わせ。ほかにもいろいろで、本で言うと、『生まれ順』、『葬式』、『墓』、『慶応三田会』、『人はひとりで生きる』関係の事柄を一日でこなす。面白かったのは、原宿などに出没する「スカート男子」の取材。その8割が第一子とのことだが、最初に予想したのとは違い、くるぶしまでの長いスカートをはいているらしい。写真を見て、「母性」ということばが浮かんだが、第一子男子は母親と一体化し、母性愛を発揮する存在になっていることを象徴しているように思えた。そのことを答えると、取材している人が驚いて、母親のアイテムをけっこう使っているという情報をくれた。
先日、堺雅人主演の『南極料理人』という映画をテレビで見たが、堺本人は三人兄弟の第一子で、どうも他の役者は末っ子ばかりに見えた。そうなると、面倒見のいい第一子の本領がはっきされ、料理人であることも手伝って、まるで全体の母親のように見えた。そのこともあって、スカート男子を母性と結び付けてみたが、どうなのだろう。
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