4月15日(金)日蓮の遺文からは身延の生活のありようが想像されてくる
午前中は家で仕事。『ブッダはなぜ腹が立たないの』の校正ゲラに目を通す。短いものなので、それほど時間はかからない。あとがきを書き、少し原稿を補足する。震災後の生き方についての本、第1章を最後まで書いてグーグルドキュメントに載せる。
午後は、新宿へ。日蓮遺文の勉強会。前回はちょうど震災の日、3月11日だった。あの日のことは忘れられない。勉強会に来ていたひとたちのなかには自宅へ戻れなくて、常円寺に泊まった人もいたらしい。
地震の影響で、前回はそれほど進まなかった。今回は、女性宛の二つの手紙が中心。珍しく、信者から来た手紙の内容が要約されていて、それに日蓮が答えるという形になっている。いろいろ総合すると、当時の日蓮の生活のありようが想像されてくる。どうも『法華経』を信仰対象として奉っていたようで、熱心な信者にはそれを贈っていた。ということは、日蓮の周囲にいた弟子たちがそれを日頃書写していたのだろう。信者は、何か聞きたいことがあれば、手紙をしたため、同時に金銭や物を贈った。それに対して、日蓮は返事をしたため、あるいは『法華経』を贈ったりもした。まさに、そこには宗教教団の萌芽が生まれていたといえるだろう。
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