6月5日(日)『決定版親鸞』を読んで親鸞について考える
土日は休み。ただし、日曜日の午後には、武田鏡村『決定版親鸞』を読む。著者は親鸞が専門の研究者というわけではないが、よく資料にあたっていて、今まで読んだ親鸞についての本に比べて、はるかに客観性がある気がした。
かなりの大作だが、全体を読んで、親鸞の実像について本当によくわかっていないのだということが理解できた。越後に流罪されたとされてきたが、そもそも越後が流罪の地でないという指摘は意外に新鮮で、なるほどと思う。いったい本当に流罪になったのだろうか。その後の親鸞が関東各地をめぐっていくこととも関連するような気がする。
ただ、親鸞の思想的な面については、「歎異抄」の内容の真偽について検討を加えていないことと、「教行信証」の内容にふれていないことで、生涯と思想との関連がもう一つわからない。果たして「歎異抄」は、親鸞の言行録としていいのだろうか。「教行信証」については、誰もがその内容をうまくとらえられていないのが現状のような気がする。逆に言えば、門徒なり、親鸞ファンなりが、かっていに作り上げた親鸞像が定着し、それについて疑問を寄せられていないということなのかもしれない。火曜日には、群馬県立歴史博物館で「親鸞と妙安寺」という展示を見るが、何かヒントがつかめるだろうか。
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