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June 2011

June 30, 2011

6月30日(木)『週刊朝日』の戒名自作についての記事で『戒名は、自分でつける』がいきなり話題になる

今日も暑い。今週はずっと原稿書きで、ちくま新書の原稿第3章を仕上げる。いかに密教が日本の宗教界に浸透しているかという話。ほとんどの人が気づいていないことだろう。

今週の週刊朝日に「戒名料ってホントに必要? 88歳で逝った父に自分で戒名つけてみた」という記事が掲載された。筆者は、先日、別の件で取材に来た朝山実というライターの人。取材のときに、ぜひその話がしたいと最初に語ってくれたことが今回の記事になっている。

要するに、私の『戒名は、自分で決める』と『葬式は、要らない』を読んで、それに影響を受け、実際に自分の父親が亡くなったときに戒名をつけてみたら、菩提寺の坊さんと対立することになったという話。かなりいろいろなことがあって、その後の展開なども面白いが、この記事が話題になっている。ツィッターを見ると、かなり言及している人が多い。そのおかげで、この二つの本、アマゾンで全体の100位以内に入っている。やはり、記事を書いている本人の話で、そこに商売のことしか考えない坊さんが出てきたりで、展開も面白いせいだろう。

戒名のことは、やはり多くの人が疑問をもっている。それがすごくはっきりしたということだろう。仏教界もしっかりとこの問題に取り組んでほしいが、その兆しは残念ながら見えない。

6月29日(水)「ウルトラQ」はやはり金城ワールドだと感じ韓国のアイドルグループの体の硬さに違和感をもつ

暑い日になった。去年を思い出す。家がマンションから一戸建てになったことで、半分はより暑くなり、半分は涼しくなった感じだ。とくに一階と二階では暑さが違う。

暑いけれども、家で仕事。前の晩遅かったので、スタートはいつもより遅め。原稿の続きを書く。

頭の方が限界に達してからは、「ウルトラQ」を見る。今日は4本も見てしまった。内容的には、ひどいものもある。やはり金城哲夫が脚本を担当したものと、それ以外の人が担当したもので差がある。この独特の世界は、やはり金城のものだろう。

昨日と同じ番組なのかどうかわからないが、WOWOWで韓国のアイドルグループの集合コンサートの中継をやっていたので、それを見る。踊りがとても気になる。どのグループも、上半身と下半身がばらばらで、とくに脚がうまく使えていない。振り付けも悪いのだろうが、それ以前に、みな体の動きが硬すぎる。これは、文化的な背景があるのだろうか。それに、振り付けがされてないというか、動きにまったく無駄な間があり、その間、手持無沙汰にしていたり、勝手に動いたりで、それも統一感を生まない原因になっている。途中、パフュームのコンサートと比較しながら見たが、パフュームには無駄も変な間もない。これはパフュームだけのことではなく、日本のグループ全体に言える。アメリカのタレントのショーでも、変な間はない。

June 29, 2011

6月28日(火)懐かしい「ウルトラQ」を見ている

とりあえず、午前中から午後にかけて、家で仕事。日本の宗教に密教がいかに大きな影響を与えてきたかを論じる章を20枚ほど書く。暑くなってきたのでヒルズで仕事がしたいとは思うが、家にいないと資料がないので、それも難しい悩みどころだ。

仕事に疲れてテレビをつけたらWOWOWだかで、韓国アイドルが総出演したようなコンサートの中継をやっていた。少女時代が出ていたが、なんかもたもたしていて、踊りもしまらない。ここが日本のアイドルグループとの大きな差なのだろうが、どちらがいいかはその人の好みということになるようだ。

そのWOWOWで、昔の「ウルトラQ」を放送している。子供のころに見た。こんなに怪獣ばかりが出てくる番組だったのかというのが第一印象で、その怪物たちもけっこうお粗末。それでも見てしまうのは、いったいなぜなのだろうか。最後に人類社会に警告を与えるようなナレーションが出てくるのが、番組の雰囲気づくりに役立っている。

夜は、『まんがと図解でわかる空海と密教』の打ち上げを、池袋の「レシャット」でやる。かなり大がかりなチームで、前回とはメンバーがかなり違う。チームの中心の宮下さんは、なぜか東電の株主総会に行ってきたとのことで、すっかり疲れ切って、遅れて到着。深夜になったのでタクシーで帰宅する。

June 27, 2011

6月27日(月)昨日はビオワインを飲みすぎて今日は原稿を直しすぎてともにぐったり

日曜日は午後から、季織亭で2階の2の6周年記念パーティー。宝島の宮下さんも参加。ゲストは、梅ヶ丘のなかますの店長で、ビオ・ワインをたくさんいただく。やはりボルドーの赤が一番うまかった気がする。最後は、うどんで締め。かなり長くいた。

月曜日は一転して、一日仕事。ちくま新書の原稿を最初から書き直す。全部で、94枚あったが、2章まで書き直す。だいぶわかりやすくなったのではないだろうか。これで、先へ進めそうだ。それにしても、終わるとぐったり。何もする気がなくなる。

暑い日があったり、涼しい日があったりと安定しない。梅雨だから仕方がないだろう。昨日からはアイドルについて書いたので、ブログのアクセスも多い。難しいことを書いてもあまり反応がないが、そういう分野は早い。

June 25, 2011

6月24日(金)日蓮の遺文を勉強しコルティのレストランをすべて制覇する

午前中は家で原稿を書く。連載の原稿が都合3本になり、締切が集中しているので、それをこなしていく。

午後は新宿へ行き、税理士の事務所へ。MIMIプロジェクトの決算が6月なので、その報告を受ける。初年度は法人としては赤字。

そのあと、常円寺で日蓮遺文の勉強会。それほど問題になる個所もなかったが、それにしても日蓮という人は20年にわたって、法華経最勝という主張を徹底して貫いた人だと思う。よく飽きないものだなあとも思うが、それが宗教家として必要なことなのだろう。感心しながら、文章を読んでいく。

終わってから、近くのスターホテルで打ち合わせ。本の文庫化についてで、格別問題もないせいだが、ほとんど雑談に終始する。

夕食は、経堂に戻り、コルティで。全部で店は5つあるが、これで全部行ったことになる。

June 24, 2011

6月23日(木)「フレンチ・コネクション」を見てキャンディーズについての取材からアイドル論の重要性を考える

朝は映画。「フレンチ・コネクション」。これは見たことがない。この映画が封切りされた当時、1970年前後には、アクション映画など見ていなかった。この映画を見ていると、60年代のアメリカがいかに荒廃していたかがわかるような気がした。とにかく町が汚い。そうした社会状況のなかで、かなりきわどいことをしながら汚い犯罪に立ち向かう刑事の姿は共感を呼んだのだろう。

ただ、今からすると、これがアカデミー賞の作品賞をとったというのは信じられない。言われてみれば、ドキュメンタリータッチの映画の撮り方は、斬新なものに映ったのだろう。その感覚が、この作品を土台に同じような手法を使った映画が次々と作られた後の今では、わからなくなっているのかもしれない。古びたというわけではににしても、新しさがわからない。そこも映画史的には興味深いところだ。

午後は、取材が一件。キャンディーズについて。アイドル論だが、いろいろ話していて、アイドルのカリスマ性を強化するものとして、「引退」、「解散」、「卒業」、そして「死」というものがあることに気付いた。引退は山口百恵に代表されるもので、個人でしかできない。逆に解散はグループにしかないことで、解散後はそれぞれのメンバーは引退するかどうかわからない。キャンディーズの場合は、芸能人であり続けた。

一番概念としてあやふやなのが、卒業だろう。卒業するには、所属するグループがそれ以降も存続していかなければならない。辞めさせられるのとも違い、次のステップに進むという意味合いが卒業にはあるが、卒業してではどこへ行くのか、それがおニャン子クラブ以降のアイドルのむずかしさかもしれない。死んでしまえば、当然、神格化される。少なくともアイドルグループの場合には、最終的になくなることが前提になっていて、死に向かって進んでいるところがある。その点が一番重要なのかもしれない。

逆にファンのアイドルへの思いというのは、特別なものがある。アイドルは個々の人間の人生の中核に位置していて、それに代わるものはない。まさに神であり、これこそが信仰だともいえる。いろいろとアイドルについて考えていると、これは本格的に議論する必要があるようにも思えてきた。

June 23, 2011

6月22日(水)とにかくじめじめして暑い一日だった

今日は天気予報によるとかなり暑くなりそうなので、朝からヒルズへ出かける。仕事は、『震災後も変わらない日本人の生き方』の本の第1稿後半に手を入れる。最後に少し付け加えて、結論的な部分にした。これで一応第2稿ができた。

毛利庭園には紫陽花が咲いているのではないかと思い、行ってみたが、案外それがない。池の端にちらほら見えるが、そこまでは近付けない。カメラも単焦点なので、遠くからは無理。ようやく一輪だけ、被写体になりそうなものがあった。

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とにかく暑い一日だった。電力の消費量もかなりのぼったようだが、今は湿度が高いのがつらい。まるでからっとしたところがない。東京の梅雨は、ほかに地域よりもきつい気がする。西日本から出て来た人や外国人は、あまりの湿度の高さに辟易としている。

June 21, 2011

6月21日(火)うらやましいようなうらやましくないような電子書籍100万部

朝、雨が降って、近くの犬が鳴かなかったらしい。その上、目覚ましをかけ忘れるという事故が重なり、起きたら7時45分だった。いつもより、我が家の始動が1時間遅くなり、大慌て。

体調もほぼ平常に戻ってきて、朝から仕事。文庫化する本のおわりにの部分を書き上げ、『震災後の生き方』の本の直しを2章分する。明日には終わるだろう。

新聞に、アマゾンだけで100万部の電子書籍を売ったというアメリカの作家の話題が出ていた。100万部と言えば、かなりの部数で、これはすごいという話になってはいるが、印税などを考えると、頭をひねってしまう。

その作家は、ケンタッキー州に住むスリラー作家のジョン・ロックという人で、いかにもペンネームらしいが、これまでアマゾンの電子書籍販売サービスで出版する仕組みを使って10作品を出し、計101万370冊を売ったという。アマゾンで電子書籍を100万冊以上売った作家は7人いるが、出版社を通さない作家では初めてだという。

ここまではいいが、一冊当たりの価格がなんと99セント、日本円にすると約79円。そのうち、35セント(約28円)が作家の取り分だという。このロック氏は「電子出版は独立系の作家が巨大な出版産業と公平に戦える機会をもたらした」とコメントしているが、28円に100万部をかけても、2800万円にしかならない。なんだか、薄利多売という感じがする。一冊当たり、こんすたんとに10万部を出すのは相当に大変だろう。これで、一億円くらいはいっているなら、うらやましい話になりそうだが、日本ではやはり紙媒体で売るのがよさそうだ。

6月20日(月)『冠婚葬祭でモメる100の理由』が刊行になる

体調もだいぶ戻ったので、朝からぼちぼち仕事をする。『行く前に読む日本宗教入門』の第2章を最後まで直すが、こうしたタイトルにするなら少し硬すぎるかもしれない。まだ直す必要がある。

午後は、『震災後も変わらない日本人の生き方』の第1稿に編集者からの注文が出たものを順に直していく。はじめにと1章が終わる。

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文春新書の一冊として『冠婚葬祭でモメる100の理由』がいよいよ刊行になる。これは、冠婚葬祭にまつわる100の質問に答えていったもの。いかに冠婚葬祭が面倒なことか、それは多くの人が実感していることだろうが、今それにどう対処するのか、読めばその指針が明らかになると思う。誰にでも読んでほしい一冊だ。

夜、映画館で見ようと思っていた「インセプション」をWOWOWでやっていたので、録画してそれを見る。映像には面白いところがあるが、構造が複雑だし、奥さんの話がくどい。

June 20, 2011

6月19日(日)木曜日に「ダーティーハリー」を見た後体調がすぐれずほぼ寝ている

木曜日の朝に「ダーティーハリー」を見る。実はこうした映画はあまり趣味でなかったので見ていなかったが、予想された通りの内容だった。やはりイーストウッドの演じる刑事の人物がクールでそこが面白い。

昼食はヒルズの食堂へ行くが、あまり食欲がなく、体調がよくないのに気づく。ただし午後は取材が二件と打ち合わせが一件あり、それはなんとかこなす。雨も降ってきたのでタクシーで帰宅し、そのまま何も食べずに寝ていた。金曜日も同じようにほぼ一日寝ている。風邪というか、野口整体流に言うと、栄養が満ちた状態なのかもしれない。

土曜日には、少し食欲が戻り、日曜日には三食食べるようになる。その間、仕事をする気にもならないので、見ていなかった録画を見る。「おしゃれ泥棒」を見て、森山良子と吉田兄弟のライブを見る。吉田兄弟のライブを見たとき、どうも最近気になっていたが、ステレオの音が左右逆なのを確認する。前から何か変だと思っていたが、映像だとそれがはっきりする。スピーカーを掃除しがてら、左右を変える。引越しした時に間違えたのだろうか。

June 16, 2011

6月15日(水)監修した『まんがと図解でわかる空海と密教』が刊行になる

一日家で仕事をする。昨日の続き。2章の終わりまで行き、見直しの作業に入る。

朝、幸福実現党のチラシが入っていた。大川総裁の演説内容が紹介されている。今回の震災がらみで、それを天からの警告として受け止め、現実の政治を批判して、このままだと他国からの侵略を受けると主張する。これは、日蓮の「立正安国論」の論理と同じだ。幸福の科学には昔から創価学会の影響があるが、創価学会本体がこうした主張をしなくなった今では、ちょっと昔の創価学会に似ている。

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別冊宝島の一冊として『まんがと図解でわかる空海と密教』が刊行になった。私が全体を監修し、はじめにの文章を書いている。短い文章だが、日本の仏教の本質を密教としてとらえ、「日本密教」という言い方をしているところはこれまでになかった観点ではないだろうか。

June 14, 2011

6月14日(火)ドラッカーで考えると仏教の発展の歴史と現在の問題点がよくわかる

今日も、家で仕事をする。『これがわかれば日本宗教の秘密がわかる』といった感じの本の第2章を書く。神仏習合の実態を次々とあげていくところなので、調べつつ書いていく。したがって、20枚はいかず、15枚くらい書いた。調べていくといろいろと興味深いことも出てくる。室生寺の秘密もわかった。

途中、『週刊朝日』のインタビューを受ける。テーマは、ブッダ。「今なぜブッダなのか」ということで、ブッダが注目されていることについて語ってみる。ドラッカーを読むと、仏教のことについて説明するのがとても楽になる。ドラッカーの肝は、「顧客の創造」というところにあるが、それは大乗仏教の誕生についての説明に使える。大乗仏教は、それまでの小乗仏教の個人の悟り追求中心から脱していくが、その際に、「衆生の発見」を経験する。それによって、他者を救済するという目標が設定され、全体の構造が大きく変わった。

日本の仏教は、この大乗仏教の流れのなかにあり、伝統を守ってきたが、大乗経典によっていくつもの宗派ができた。宗派は、ドラッカー流にいえば、「事業部」に相当する。救済すべき衆生は、それぞれ境遇が違い、来世での往生を求める者もあれば、現世でのご利益を求める者もある。それに対応していくつかの事業部として展開したのが、宗派だといえる。

ただし、近代に入る時点で、「イノベーション」の必要に迫られるが、それを果たせたのは、「歎異抄」を再発見して、親鸞像を大きく変えた浄土真宗くらいだろう。清沢満之の功績が大きい。ほかの宗派は、江戸時代から引き継いだ葬式仏教の伝統に固執してしまった。後、イノベーションをしたのは、戦後の薬師寺。廃寺同前だったのを、写経事業を取り入れることで再興に結びつけた。

今回の震災で、仏教が宗教として必ずしも機能しなかったのは、時代の変化とともに絶えず必要なイノベーションを果たしてこなかったからだろう。既成仏教は、新宗教のイノベーションに勝てなかったともいえる。ただ、その新宗教も、今やイノベーションができなくなり、それで力を失っている。

June 13, 2011

6月13日(月)『ブッダ』は残念ながら駄作で待望の『ステレオ・サウンド』を買う

日曜日は、渋谷で「ブッダ」の映画を見る。決してつまらないわけではないが、宗教を描くというには力量が不足している。だいたい、手塚治虫らしさがまるでない。絵がお粗末で、金をかけていないのは明らか。今の3Dアニメに比べると、時代がずれているようにさえ感じる。このまま3部作になるのだろうか。かなりこころもとない。堺が声で出演していなかったら、本当にひどいことになっていたのではないか。

終わってから、東京都児童館へ寄ろうとしたら、震災の影響で休館中とのこと。かなり古い建物だったらしいが、こんなところにも震災のすさまじさが示されている。しかたがないので、タワーレコードに行き、何枚かCDを買う。

月曜日は朝から家で仕事。前に亜紀書房から出た『ぼくが宗教を読みとくための12のヒント』が静山社から文庫化されることになり、その改定のため、まえがきを根本から書き換える。12枚ほど書いたが、最後のところになって、全体の方針が定まったような内容になった。これでいけそうな気がする。

午後は、日本の宗教の謎についての新書の原稿、2章に入る。この章では神仏習合について論じることになる。いかにそれが当たり前の姿だったのか、今の状況からは推測するのが難しいが、近代以前は神道と仏教は密接不可分の関係にあった。

今日は待望の『ステレオ・サウンド』の発売日。3か月に一度なので、かなり楽しみ。今回は震災の影響で、ちょっとこれまでとは構成が違う気がする。まだちょっとしか読んでいないのが、一関のベイシーの菅原さんの話が興味深い。

June 11, 2011

6月10日(金)「華麗なる賭け」を見て人に偶然会い『冠婚葬祭でモメる100の理由』の見本を貰い『ドラッカー』で勉強をする

午前中は映画の日。「華麗なる賭け」を見る。有名な映画だが、多分見たことがない。公開は1968年というからかなり古い。あの時代に見たら、マックインが演じる金持ちはひどくカッコいい存在に見えたことだろう。フェイ・ダナウェイは、これまで午前十時の映画祭に登場していないが、やはり個性的な女優だ。別に内容がある映画ではないが、それなりに粋にはできている。

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昼食は、ヒルズのなかの「竹やぶ」へ。ヒルズの中で唯一まともな蕎麦がだべられるところだが、7月いっぱいで閉店とのこと。価格帯が高いし、場所もそれほどよくない。内装もポップすぎて、蕎麦屋とはイメージが違う。いろいろと苦戦してきたのだろう。

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毛利庭園を少し回ってライブラリーへ行こうとしたら、サルヴァトーレ・クオーモの外で食事をしていた男性と目があう。広瀬一郎氏だった。しばし雑談して分かれる。ライブラリーでは、打ち合わせが二件。20日に出る文春新書の『冠婚葬祭でモメる100の理由』の見本が一冊だけ届く。

家に戻ってから、別冊宝島の『ドラッカー』を読む。最近監修でかかわっている宮下チームのもの。ドラッカーを勉強しなくてはと思っていたが、これ一冊でかなりのことがわかったような気がした。ドラッカーの定義からすると、わが社はたった2人でやっているが、大企業なのかもしれないと思った。なにしろ事業部制(?)もしいているし。実際に会社を経営していると、ドラッカーの考え方はよくわかる。

June 10, 2011

6月9日(木)『聖地にはこんなに秘密がある』が刊行になった

午前中は家で仕事。『謎解き日本宗教』と今日は仮にタイトルをつけた原稿の第1章を最後まで直す。あとは、2章の構成をはっきりさせる。神仏習合とは何かということが、焦点になる。

午後はヒルズへ行く。幻冬舎の編集者と次回作について打ち合わせをするが、雑談込みで2時間半にもなってしまった。一応の内容が決まる。

日本の聖地について書いていた『聖地にはこんなに秘密がある』ができあがった。後輩の中村圭志氏に絵を描いてもらったので、とても楽しい本になった。8つの聖地をめぐった紀行文でもある。聖地にはいったいどのような秘密があるのか。かなり面白い角度から見ているように思う。これまで書いた本のなかでも、満足度はかなり高い。

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June 09, 2011

6月8日(水)新宿のブックファーストで『ブッダはなぜ腹が立たないの』のトークとサイン会をする

午前中から午後にかけては家で原稿を書く。日本宗教の謎について。第1章をなんとか最後まで書くが、見直しまではできなかった。

午後は、病院へ。定期健診。格別問題はなし。甲状腺にかんして放射線治療の話が出る。なぜかこれまで話題に出なかった。とりあえず、薬を減らし、様子を見ることになった。

夜は新宿へ。ブックファーストで、『ブッダはなぜ腹が立たないの』のトークとサイン会。一時間ほど、話を見てみるが、最近考えていることを本にからめて話したという内容になった。意外な人も来ていて、それには驚く。

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June 08, 2011

6月7日(火)「親鸞と妙安寺」展と観音山古墳の見学をしたが明日8日は新宿のブックファーストでトーク

今日は取材旅行。編集者と東京駅から新幹線で高崎へむかう。高崎までは一時間弱。そこからタクシーで、群馬の森へ。はじめて来た。目的は、県立歴史博物館で開催されている「親鸞と妙安寺」展を見るため。これは、地方色豊かな展覧会で、東京ではとても見られない。親鸞が、北関東に残した足跡と、その後の真宗門徒の本願寺とのかかわりが中心。内容は渋いが大変興味深いものだった。とくに、北関東の川の民との関係が浮き彫りになってくる。悪人が狩猟や漁業といった殺生をする人間たちのことを直接にさしていたということが改めて確認された。妙安寺にあった親鸞の木像を本願寺に献納する話も面白い。

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常設展示を見ると、近くの観音山古墳のはにわなどが展示されている。近いので行ってみることにするが、隣の近代美術館で司修さんの絵本の展覧会を見る。司さんには昔本の装丁をしてもらったことがある。中で一番おもしろかったのは、網野義彦さんとの仕事。これも川の民と関係する。さらに、近代美術館の建物は磯崎新さんの設計。急に身近に感じる。

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群馬の森は不思議な場所で、森としては心地よいが、なかに土を長方形にもった場所がいくつもある。これは軍関係のものに違いないと思ったが説明はない。そこから歩いて観音山古墳へ。やはりかなり大きい。見終わったら、急に案内人があらわれて、石室のなかに入れてくれた。その人に話を聞くと、群馬の森は軍の火薬庫の後だという。推測があたった。これだけの古墳があるということは、古墳時代に文明が栄えていたことを意味する。だからこそ、信仰のネットワークがあり、その上に親鸞の活動があったのだろう。

明日の夜は、新宿のブックファーストで、『ブッダはなぜ腹が立たないの』のトークセッションがある。


June 06, 2011

6月6日(月)『不安を生きる』という本を書いたのを思い出してそれを引っ張り出してみた

一日、家で仕事。日本の宗教の謎解きの本、はじめにを書いて、第1章に入る。興福寺の話を中心に10枚ほど書く。廃仏毀釈の影響についてだが、これ自体が各寺院を崩壊させたというより、それ以前に焼失などの被害にあっていたところが、寺領を奪われて、再生のチャンスを失ったようにも見える。

書いていると、記憶していたことに少しずれがあるのにも気づく。阿修羅像を奈良の博物館で入江泰吉がとったものは、和辻の『古寺巡礼』に載っているような気がしていたが、そうではなかった。和辻が興福寺を訪れてはいないようにも思っていたが、実は訪れていて、2行ほど言及している。それにしても量は少ない。

先日編集者と話をしていて、前に『不安を生きる』という本を出したことを思い出した。何か今の時代にはあっているようなタイトルだが、内容を見てみると、今の感覚からすると書き方に難があるように思えてくる。中途半端というか、いったい何を書こうとしているか、それが明確にならないまま書いている。最近では、じっくり内容を考え、何が一番のポイントかをはっきりさせてから取り組んでいるので、やはり内容も違ってくる。長年やっていると、本を書くというこことがどういうことか、少しずつわかったきたように思う。

もちろん、それですぐに売れる本が書けるわけではないが、一つ一つが次の積み重ねになる体制だけはできたのではないだろうか。

6月5日(日)『決定版親鸞』を読んで親鸞について考える

土日は休み。ただし、日曜日の午後には、武田鏡村『決定版親鸞』を読む。著者は親鸞が専門の研究者というわけではないが、よく資料にあたっていて、今まで読んだ親鸞についての本に比べて、はるかに客観性がある気がした。

かなりの大作だが、全体を読んで、親鸞の実像について本当によくわかっていないのだということが理解できた。越後に流罪されたとされてきたが、そもそも越後が流罪の地でないという指摘は意外に新鮮で、なるほどと思う。いったい本当に流罪になったのだろうか。その後の親鸞が関東各地をめぐっていくこととも関連するような気がする。

ただ、親鸞の思想的な面については、「歎異抄」の内容の真偽について検討を加えていないことと、「教行信証」の内容にふれていないことで、生涯と思想との関連がもう一つわからない。果たして「歎異抄」は、親鸞の言行録としていいのだろうか。「教行信証」については、誰もがその内容をうまくとらえられていないのが現状のような気がする。逆に言えば、門徒なり、親鸞ファンなりが、かっていに作り上げた親鸞像が定着し、それについて疑問を寄せられていないということなのかもしれない。火曜日には、群馬県立歴史博物館で「親鸞と妙安寺」という展示を見るが、何かヒントがつかめるだろうか。

June 04, 2011

6月3日(金)来週は『空』というエンディングノートが出る

午前10時の映画祭は、「OO7危機一発 ロシアより愛をこめて」。考えてみると、007のシリーズまともに見たことがなかった。この作品はシリーズ2作目とのこと。昔は冷戦があったので、スパイ物の話は作りやすかったと改めて思う。内容は予想通りで、観光映画でもある。

来週は、私が監修したちょっと風変わりなエンディングノートが刊行される。最初、『文藝春秋スペシャル』に付録としてつけたものが出発点で、それを書籍化しようということになった。そこでいろいろ検討を加えていくと、だいぶ内容が変わってきた。デザインをしてくれている菊池信義さんのアイディアも入っているようで、最終的には、「空」というタイトルが決まったことで、全体ができあがった。自分でもいつか書いてみなければならないだろう。どう受け取られるか、反応が楽しみだ。

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June 03, 2011

6月2日(木)日本人はいったいどういうリーダーを求めているのだろうか

オフもあっけなくあけてしまった。今日からまた仕事。午前中は、新しい本の「はじめに」の部分を書く。日本の宗教に接するとき、いったいどういう見方が必要かを示す本になりそうだが、7枚ほど書く。はじめにはもう少しかかる。

午後はヒルズへ。取材が2件に、打ち合わせが1件。2時から5時半までかかったので、けっこう疲れる。一つは人生で出会った10冊の本をベストテン形式で答えるもの。長編ばかり選んだ形になるので、取材する側も大変だろう。もう一つの取材は墓について。取材は、少し先になる新しい本の企画。何度も話し合いをしているが、まだまとまらない。

いつの間にか政局が混迷し、不信任案可決というところまで行くが、首相サイドのウルトラCで腰砕けになる。震災前から首相おろしがはじまっていたのが、少し事態が落ち着いて再燃したということだろう。困ったことだという見方が大半だが、今の日本の状態を考えると、誰が首相をやっても、同じようなことが繰り返されることになりそうだ。問題は、その根底に何があるかだろうが、誰もそこまで分析していない。全体的にしっかりしたリーダーを待望しているようでもあるが、具体的にどういったリーダーがいいのか、それを描けていない。必要なのは、どういったリーダーが今日本に求められているかを定めることだろう。文化論として必要なことではないか。

June 02, 2011

6月1日(水)オフもこれで最後

オフ3日目。これで最後。

午前中は小学校の運動会。土曜日からずっと延期になっていた。平日で見ている保護者は少なめだが、けっこう集まっている。これくらいでちょうどいい。

午後は、音楽と歌舞伎鑑賞。染五郎・福助の「与三郎」を見る。福助のお富は、歌右衛門の写しのよう。染五郎の切られ与三郎は、やはり少し弱い。弥十郎の蝙蝠安が子悪党ぶりがいいが、メリハリが少しない。歌六はこういう役だと立派。

夜は、コルティのイタリアンの店に行く。有機ワインもそろっていて、なかなかいい。認可が下りたら販売もするらしい。そうなると便利。

というわけで、オフが終わる。定年後の生活というのはこういうものなのだろう。今のところは悪くないと思うが、長く続くとどうなんだろう。それに私にはそういう日々は来そうにない。

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