9月2日(金)秀山祭に行き又五郎襲名興行を見る
夕方歌舞伎に行くので、午前中は家で仕事。日蓮の小説を20枚以上書く。これで、第3章というか三つ目のまとまりができた。ただし見直しはまだ。
午後は、ゆっくり休んで、それから新橋演舞場に出かける。家族での観劇ははじめて。今回は、吉右衛門さんの後援会の方にお世話になった。筋書きもいただく。その前にすでに買っていたが、筋書きというのは一人一冊あった方がいいものだということがはじめてわかる。
今月は、秀山祭で、又五郎、歌昇襲名というおめでたい舞台。夜の部は襲名の口上がある。最初は、「沓手鳥孤城落月」。淀君はてっきり芝翫だと思っていたので、福助になっていて少し驚く。芝翫は初日に出た後休演したらしい。
その影響が「口上」に出た。芝翫が座頭で口上を仕切るはずなのに欠席で代わりに吉右衛門がその役になっていた。急で慣れないことなのか、しどろもどろ。襲名口上にしてはしまりがない。それに、本人がということもあるだろうが、人間国宝になったことについて誰もふれず、そのまま。新又五郎が地味ということもあるが、盛り上がりには欠けた。海老蔵襲名などと比べてはいけないのだろう。
次が、その又五郎が梅王丸をやる「車引」。本人のものすごく力が入っていて、これで最後までもつのだろうかと心配したら、一度花道を引っ込んだ後、後見に支えられながら出てきたのにはびっくり。引っ込む際に足を痛めたらしい。それでも演技を続けなければならないが、声が大きいので、あまり足のことは観客にはわからなかったかもしれない。
最後は、「石川五右衛門」。山門だけではなく、お話になっていて、宙乗りもある。染五郎が五右衛門をやったが、かなり成長している。前は、小さいという印象が強かったがそれがなくなっている。松緑とたった二人だけで見せたのはなかなか。
又五郎は治療中だということを聞いて帰る。ちょっと心配。
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