9月27日(火)亀治郎の猿之助香川照之の中車襲名で歌舞伎熱がぶりかえし『江戸演劇史』をまた読み始める
一日家で仕事。仏教宗派の本、真言宗に入る。19枚ほど書く。これで目いっぱい。考えてみると、真言宗という宗派は、空海が亡くなったところで、密教の宗派としては完成の域に達したのかもしれない。その後の展開は、ちょうど天台宗と逆で、他の信仰を組み込んでいく方向に進んでいった。そこが面白い。
昨日からの話題は、亀治郎の猿之助襲名と、香川照之の歌舞伎の舞台出演だったが、今日になって、ただ出演するだけではなく、市川中車を襲名するという。しかも、子どもも団子を襲名し、初舞台を踏むという。これを聞いて、正直驚いた。以前に、海老蔵主演の『出口のない海』が公開されたとき、歌舞伎座で挨拶があり、香川が海老蔵のおかげで歌舞伎座の舞台に立てたと喜んでいたことがあった。そのとき、彼の中に歌舞伎へのあこがれがあるこを感じたが、それがこのような形になるとは思わなかった。
今日の午後には、記者会見があって、猿之助も同席し、香川が同居していることが明らかになったとも聞く。次々と驚くべきことが出てくる。これで亀治郎の猿之助襲名がひとまずかすんでしまったようだが、襲名は来年6月なので、まだいろいろと展開があるだろう。だいたい、どんな演目に出ることになるのだろう。共演する人たちも問題になりそうだ。海老蔵も出るんだろうか。それがないとは言えない。
なんだか急にホットな気持ちになり、途中で読むのを中断していた渡辺保さんの『江戸演劇史』を読みだした。読んだところをざっと見て、それから再開したが、これが面白い。中断したのは、ちょっと忙しくなって、歌舞伎どころではなくなっていた時期だった気がする。やはり歌舞伎は、精神的な余裕がないと楽しめない。
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