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September 08, 2011

9月7日(水)『A3』の受賞よりも中沢新一氏の姿勢の方がはるかに問題ではないか

映画は「ダクシードライバー」。これも封切り直後に見た。ただ、デニーロがタクシードライバーで、銃をもって体を鍛えている、ジョディー・フォスターが幼い娼婦で出ているということしか記憶になかった。それにしても、この時代のニューヨークの街は汚いし、怖い。ちょうどベトナム戦争が終わった直後で、この戦争のことが影を落としている。今見ると、たんなるストーカーの映画にも見えるが、やはり時代が違うのだろう。撮影の仕方などはかなり斬新。

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午後はしばらくヒルズにいるが、前日遅かったせいで、寝不足でやる気がしない。しかたがないので、新宿へ出て、前日買ったものを取りに行く。2日働いて1日休む的なペースがいいのかもしれない。

森達也氏が『A3』で講談社ノンフィクション賞を受賞したことに、弁護士の滝本太郎氏などが抗議していることが話題になっている。滝本氏からは抗議書がメールされてきた。集英社からこの本は送っていただけることになっていたような気がするが、今のところ届いていないので、中身は見ていない。ただ、連載のときはいくつか目を通した。

読んでない本の論評は控えるが、問題はむしろその選考にあたった中沢新一氏の方ではないだろうか。彼が章を与えたということは、その本のなかに中沢氏とオウムとの関係について言及がなされていないということだろう。私は、中沢氏の思想がオウム事件に多大な影響を与えたと考え、その点を批判して『中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて』(亜紀書房)を書いた。それに対して、今日まで中沢氏は何の反論もしていない。ということは、私が書いたことを認めたと考えていいのではないだろうか。

授賞式でも、中沢氏は『A3』の受賞理由を述べなかったらしい。徹底して逃げるつもりらしいが、果たしてそれでいいのか。こちらの方がより問題は大きい。


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Comments

滝本太郎です。お久しぶりです。
中沢氏の問題については、選考委員でもあったので、抗議書の中の理由第12にも記載したところです。理由の最後の所で、重きがあるかとも考えます。

以下、http://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20110903/archive
の9月3日の「その10」にある転載です。
どうぞご参考までに。
******
「森達也著「A3」への講談社ノンフィクション賞授賞に抗議-10」

12 選者に中沢新一氏が含まれていることについて。
 選者の中に中沢新一氏がおられたことは、今年度の「A3」への授賞につついて疑義をもたせ、同時に貴ノンフィクション賞の価値を減じるものである。

 中沢氏が著わした「虹の階梯」(平河出版社 1981年7月、 中央公論社文庫1993年5月)などは、オウム真理教の教義の成立、「グルと弟子の関係」の確定に多大な寄与をした。書籍の影響のみならず、中沢氏にあっては、坂本事件直後の1989年11月という教団にとって危機的状況の中で、真っ先に松本死刑囚と対談し、同人を宗教家としてほめたたえるなどしている(週刊誌SPA1989年12月6日号「狂気がなければ宗教じゃない」)。これが教団の危機を救ってさらなる拡大に寄与したことは明らかである。外部の者、知識人としてもっともオウム真理教の拡大に寄与したのが中沢新一氏である。

 中沢氏が1995年当時、そうは批判されていなかったのは、「週刊プレイボーイ」1995年5月30日号にて、揺れ動く信者の心をつかみつつ、心からの脱会にはならずとも組織から離れるための文章を寄稿し、また1995年当時、「学問の独立」と矛盾しても被疑者の調べ方法について工夫をしていた東京地方検察庁に協力していたことによる。

 しかし、中沢氏は、現在に至るまで結局は自らの言説を総括せず、「サリン事件の被害者が、一万人、あるいは二万人だったら別の意味合いが出てくるのではないか」などと脱会したばかりの元出家者に言ってきた存在である。その中沢氏らにより、森氏の「A3」がノンフィクション賞として選出され、貴社から授与されようとしている。
いったい、これがまともな「ノンフィクション賞」の授与であろうか。
******

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