10月10日(月)芝翫の訃報に接し100歳以上の人が見ている世界への興味がわく
朝起きた途端、芝翫の訃報に接する。享年83歳。今の水準からすると、もう少しやれたのではないかという思いが誰にでも浮かぶ。先月の又五郎襲名公演、初日だけ「沓手鳥孤城落月」の淀君をつとめ、それ以降休演していたので、かなり悪いのではないかという予感はしていた。2日目の舞台を見ているので、一日違いで最後の舞台を見られなかったことになる。
富十郎も亡くなり、人間国宝の訃報が続いているが、再来年の新歌舞伎座落成まで役者としての生命をもたせることは、老優にとってとても難しいことなのだろう。若いころはあっという間だが、年取ると先を考えると途方にくれる。そんな思いかもしれない。
午前中は家で仕事をして、午後からヒルズへ行き、仏教宗派の浄土真宗を仕上げる。もっとも規模の大きな教団だけに、ほかの宗派より少し量が多くなった。親鸞と真宗については、改めて書くつもりだ。
それが終わってから、週刊誌の取材が一件。死について。そのなかで、100歳以上の人の世界というのは、かなり違うのではないかという話になる。現実と非現実、生と死の世界が入りまじり、過去の出来事が鮮明に蘇ってきたりと、それまでの人生とは違う体験ができそうだ。いったいそれがどういう状態なのか、なんとか100歳を超えて生きることを目標にしたら、老いることが逆に楽しみになっていくかもしれない。ちょっと100歳以上の人の精神世界を調べてみたくなった。
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