10月25日(火)なぜフリーズドライ葬が実現しないのかスウェーデン固有の宗教事情が邪魔しているらしい
家で朝から仕事。『一個人』の連載の原稿を書く。神社建築の起源を考えてみるが、これがよくわからない。みな、曖昧な書き方しかしておらず、資料にあたってもはっきりしない。そこらあたりを含めて書き進めていく。
昼からは、葬送基本法懇談会。これで2回目。今回は、座長の山折さんが欠席なので、私が代理をつとめる。主なところは、委員の中村裕二さんがスウェーデンまで行き、プロメッション(フルーズドライ葬)の調査をした報告。これまで、この新しい葬法についてはニュースなどでも伝えられてきたが、なかなか実現に至っていない。なぜそうなのか、そのあたりのことがよくわかった。
そもそも、プロメッションを行うプロメッサ社は開発者の夫婦二人という弱小企業。おまけに、スウェーデンは、ゆりかごから墓場までの福祉国家で、文字通り、住人は生まれたときからどの墓場に入るかが決まっている。それを管理するのが地域の教会で、住民はその教会に教会税を支払っている。一応最近信教の自由が認められるようになり、教会税を支払わなくてもよくはなったが、その代わりに、埋葬税は支払わなければならない。行ってみれば、日本の江戸時代の寺請制度が存続しているようなもの。そのなかに、新しい葬法を割り込ませるのは至難の技。なるほど事態が進まないのはよくわかった。あわせて、スウェーデンの宗教事情もわかり、勉強になった。
一方で、国会の方では、葬送基本法を実現させるための議員連盟が作られる動きが進んでいるらしい。現実の方は確実に進行しているようで、それに対する対応が急がれる状況になってきた。
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