10月26日(水)「法然と親鸞 ゆかりの名宝」を見に行き展示ボードの字の間違いを指摘する
朝から、鶯谷へ向かう。国立博物館での「法然と親鸞 ゆかりの名宝」を見に行く。予想されたことだが、かなりすいている。しかも、観覧者はお年寄りが多い。若い人がいないのが特徴的。
先日、京都の方で、法然展も見たし、親鸞展も見ている。また、西本願寺展なども行っているので、それほど目新しいものはない。どちらの宗派でも、仏像がそれほど重要ではないので、その分地味になる。仏画も、祖師や高弟の肖像画なので、あまり面白いとは言えない。あとは、絵伝。これは、面白いところもあるが、芸術的な価値ということになるとそれほどでもない。全体にどういった方針で展示を組み立てるのかがわかりにくい。
何より、案内が不親切。しかもボードなどで誤字が多い。すでに訂正がなされているが、新たにそれを見つけた。恵信尼が恵心尼になっていたので、係の人に教える。それよりも、いったいなぜこうした展示物が出ているのか、聖徳太子関係のものなど、一般の人にはまるで分らないだろう。善光寺もそう。西本願寺所蔵の36人家集にしても、どうしてこれが展示されているか、図録の各作品の解説を見ないとわからない。ということは、観覧者のほとんどは、親鸞との関連性がわからないまま、見終わることになる。イヤホンガイドにはあるのだろうか。とにかく、案内が不親切で、国博にはいつもこれが目立つ。
法隆寺館に聖徳太子の絵伝が出ていたので、それを見て、それからヒルズへ。打ち合わせが2件あり、それだけで1時間半かかった。
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