10月27日(木)連載原稿2つを仕上げ新聞で読んだ「間が持てない」のコラムの記事から考える
家で仕事。月末は連載の仕事を仕上げないといけない。一つは『一個人』の神道の連載。9枚のうち6枚描いていたので、後半の締めの部分を書く。今回は神社建築の起源について考えてみたが、けっきょく最初の神社建築は何かまでは明らかにできなかった。これは今後の研究課題になる。
もう一つは『本の時間』の日本人のしきたりについての原稿。今回は、遺言書の3回目。今、遺言書を書くという行為にどういった意味があるかを、温泉での遺言ツアーとからめた書く。温泉に行って専門家の指導を受けながら遺言書を書くというツアーが実際にある。
今日の『朝日新聞』株価の欄に面白いコラムが載っていた。間が持てないがテーマ。昔の企業を扱ったアメリカのテレビドラマで、登場人物たちが盛んに煙草を吸っているのを、間が持てないからだととらえ、では現代ではどうかと問うもの。現代では携帯電話や携帯のゲームが、間が持てないときの時間つぶしに使われているのではないかという。たしかにそうだと思った。
コラムはそこまでだが、いろいろなことをそこから思った。一つは、最近女性が多く働くようになったと、通勤電車に乗りながら考えることがある。通勤という行為は、女性の文化ではまだまだ新しいもの。そこで社内では間が持てなくなり、携帯などに手を伸ばす。スマートフォンという、昔だったら男性しか飛びつかないものが女性に人気なのもそのせいだろう。
それからもう一つは、年配になるとそうしたことをしなくなるということ。ということは、年齢を重ねることで間が持てないということがなくなるのではないか。ただ電車に座っていても、いろいろ思い出したり、考えたりと、それだけでけっこう時間がつぶせる。間が持てないのは、あるいは経験が少ないのかもしれない。電車のなかで若い人がよく寝ているのも、この間が持てないということと関係する。
この問題、いろいろ考えるともっと出てきそうだ。
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