11月14日(月)『アマデウス』の舞台には正直がっかりしたが劇場でピーコさんに会い念願の挨拶ができたのは本当によかった
午前中は、家で仕事。日蓮の小説を直す。次の一節をどうするか。ちょっとそれが決まらない。伊豆に流罪になったころは、遺文もほとんどないし、動静がわからない。想像力をたくましくすべきところだが、なかなかいいアイディアが生まれない。赦免に進んでもいいとは思うが、ここはもう少し思案がいりそうだ。
昼前に京橋へ向かう。昼食をとって、ルテアトル銀座へ。『アマデウス』の公演を見るため。これは、映画でも見ているし、幸四郎の現代劇ということでかなり期待して見に行った。どうも7年ぶりの上演らしい。
始まる前、前の方の観客席にピーコさんを発見。ピーコさんには、以前NHKで「ナイト・ジャーナル」に出ていた時に、何度か出演してもらった。ほかにもテレビで一緒になったことがあったように思う。オウム事件が起こり、私に対する激しいバッシングが起こった時には、ピーコさんが私のことを友達と言ってくれ、擁護していただいたことがある。それ以来、お会いする機会もなかったが、ちょうど幕間にロビーでお見かけしたので、その節はと挨拶させてもらう。一度、こういう機会があればと思っていたので、これでこころが落ち着いた。
『アマデウス』の方は、残念ながら期待外れ。映画に比較して、説明的な部分が多く、幸四郎の独り舞台という印象が強い。武田真治も、空回りしている感じがする。初演は江守徹だったというが、いったいどんな舞台だったのだろう。幸四郎にしても、これまで3度見た『ラ・マンチャの男』とはずいぶん違う。いったいどこに原因があるのだろうか。脚本も映画ともにシェーファーだし。やはり役者がそろっていないということだろうか。
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