11月20日(日)江戸東京博物館まで出向き常設展と「日光東照宮と将軍社参」それに「ヴェネツィア展」を見る
朝ツイッターをしていたら、昨日見た顔見世、昼の部の松緑の忠信が絶品だという人がいて、それに刺激され、月曜日に出かけることにした。仕事をしている時間がなくなる。
昼前に両国へ。江戸東京博物館へ行く。「日光東照宮と将軍社参」という珍しい企画展をやっている。企画の内容からすれば、私のために開いてくれているようなものなので、出かけてみた。宗教美術関連では欠かせない展示になっている。
これまで何度かここには来たが、常設展を見たことがなかった。お目当ての展示は常設展に含まれるので、はじめてみることになった。芝居小屋があるのは知っていたが、スケールが大きい。その前では土日には演芸をやっている。今日は道化ということなので、これはパス。企画展はかなり集中してみたが、神君家康に対する信仰と日光東照宮への参拝ということが連動していることがよくわかった。少し面白かったのは、その際の警護についてきちんと図面を残していること。今の皇室に対する警護の伝統は、すでに江戸時代に形成されていたことになる。
せっかく両国まで来たので、「ヴェネツィア展」の方も見る。こちらはかなり混雑。ちょうど江戸時代と同じ時代の展示なので比較していくと面白い。江戸という町は、江戸城を中心に放射線状に発展していった。これは、条里制の敷かれた京都とはまるで違う。囲むことからはじまる都市と、中心だけがあって、そこから広がっていく都市との違いは、かなり面白いポイントかもしれない。ヴェネチアの場合には、川が都市の中に組み込まれ、らせん状の動きになっている。考えてみれば、大阪も江戸と同じ構造をしていた。中世都市と近世都市との違いともいえるし、ヴェネツィアを含めて考えれば、資本主義下の都市とそれ以前の都市という比較にもなるのかもしれない。
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