11月24日(木)園子温『ヒミズ』の試写会で松本健一氏にお会いする
月の終わりの方は、連載の締め切りが重なっている。午前中にはまず、『一個人』の神道についての連載原稿を書く。今回は、ない宗教としての神道とある宗教としての仏教との関係について。ないとあるということで、お互いがお互いをおかすことなく共存できたといった話の展開になる。
続いて、『本の時間』のニッポンのしきたりについての原稿にとりかかる。3回ごとにテーマが変わるが、今月からは年金制度。ちょっとしきたりという枠に入らないテーマでもあるが、まず年金制度が私たちの生活をどのように変えているのかから考察することにした。3分の2くらい書く。
今週は園子温ウィークになってしまったので、来年早々に公開される「ヒミズ」のマスコミ試写会に行く。会場は六本木シネマート。六本木によく来ていながら、ここに映画館があるのを知らなかった。昨日一日がかりで2本見ているので、かなりその世界にどっぷりつかっている感じだが、やはりテイストは似ている。この監督、雨、たくさんの蝋燭がよく出てくる。雨が重要なのは黒澤明と似ているかもしれない。
おそらく、世界的にも園氏は一番注目されている監督と言えるだろう。今を映し出すということでは、かなりうまい。内容的にはドンキホーテの物語で、主役は尾崎豊的。
会場で松本健一氏の姿をお見かけした。向こうも私に気付いているようだったが、これまで会う機会がなかった。声をかけさせてもらい、名刺を交換する。松本氏は、東京新聞を見ておられるようで、私のインタビュー記事を見たばかりだったらしい。
外に出ると世の中はクリスマスムード。明日も園映画。来週ももしかしたら、そうなるかもしれない。
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