11月25日(金)『ヤング・ゼネレーション』から『恋の罪』酉の市にTBSラジオ出演
怒涛の園子温週刊になっているが、当然、午前10時の映画祭も続いている。今日は、『ヤング・ゼネレーション』。この映画は見たことがないし、その存在も知らなかった。インディアナポリスの若者の生態を扱った青春映画で、主人公は、イタリア狂いのフリーター。その主人公の成長物語で、暴力もほとんどなくさわやかな作品になっている。珍しいと思ったのは、父親と息子が最後に和解するというか、仲よくなるという点。だいたいアメリカ映画では、父親と息子の葛藤がテーマになるものが多い。アカデミー賞の脚本賞をとっているのも、そうした点が評価されたのことだろうか。
午後は、新宿のテアトル新宿へ。園映画の最後、公開中の『恋の罪』を見るため。この映画、これまで見た3作とは違い、女性が中心。エロ満載のサービス精神にあふれた映画で、ちょっとテイストが違う。女優をここまで演技させているところはなかなかのものだが、筋立ては『昼顔』。まったく同じ作品にならないように、途中から別のストーリーを導入したつぎはぎ的なところがある。監督のイマジネーションがどんどんと展開していって、連想ゲーム的に組み立てられている感じもする。4作を見て、園映画をどう見るか考えないといけない。
終わってから、酉の市へ。去年と同じく、会社のために熊手の置物を買う。久しぶりにDugでビールを一杯。
一度家に戻って、夜はTBSへ。前にも出たDigという番組に出る。テーマはオウム真理教の問題。この教団の事件の時代背景を探るということで、もう一人のゲストは切通理作氏。どこかで会ってもおかしくはない人だが、初対面。改めて語ってみて、この教団について語ることの難しさを痛感する。とにかく前提となる情報が、もうほとんど共有されていない状況では、なぜあのような事件が起こったのかを語ることができない。だが、しっかりとこれを伝えていかないと、後に重大な問題が残るだろう。
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