11月4日(金)一年一度のお楽しみインターナショナル・オーディオ・ショーに行きTADのブースにいりびたって改めてPCオーディオの力を思い知る
昨日から少し調子が悪い。しかし、今日ではないとインターナショナル・オーディオ・ショーにいけないので、有楽町の国際フォーラムにむかう。これで連続3回目で、1年に1度のお楽しみになっている。ただ、コンサートはクラシックなので、今年はパスすることにする。
一番上の階から下におりてくることにするが、7階はめぼしいものがなく、6階へ。いつのもようにリン・ジャパンによったところ、黒崎政男さんに会ってびっくり。多彩な趣味人だけにこの場で会っても当然なのだが、予期はしていなかった。最近はPCオーディオにめざめ、日経などに書いているらしい。一緒に、リンの社長、ギラードの話を聴く。ただし、私の方は半分くらいのところまで。昼食をとる。
次に、いつものコースで、JBLやソナス・ファベールをあつかうノアのブースに行く。今年も、去年圧倒されたザ・ソナス・ファベールが来ていた。さっそく聞いてみるが、去年に比べると音がよくない。去年はどういうアンプ類につないであったのか忘れたが、今年はソリューションのセット。どうもこれとの相性がよくないらしく、去年のように圧倒されるということはなかったが、やはり音は別格。すっかり安心して聴けるというのが魅力。
今年、一番感動したのはTADのブース。要するにパイオニア。気になっていて、寄ってみたが、今年はここにはまってしまった。まず、ベリリウムを使ったスピーカーがすばらしい。とくにヒラリー・ハーンがひくバイオリンの高音部の再生など、ここまで高い音を正確に再生するのはすばらしい。正直、欲しくなった。
最初寄った時には、スピーカー部門の責任者のアンドリュー・ジョーンズ氏がPCを使って曲をかけていた。この音が素晴らしくて、また戻ったら、彼ではなく日本の責任者らしい方が、CDプレーヤーを使って音をかけていた。スピーカーの性能はそれでわかったのだが、その時間が長い。なかなかPCに戻らなくて、結局、ジョーンズ氏の2度目の講演までそのブースにずっといる結果に。しかも、最初音が出ない。というわけで、待ちに待って、PCからの音を聴いたが、やはりこれが素晴らしい。せっかくのCDプレーヤーも意味をなさない感じがした。
その点では、リンがCDプレーヤーの製造をやめたのはやはり正解だ。途中、アキュフェーズのところで、アバロンにつないだ新しいシステムを聴いたが、それが従来のオーディオの限界だろう。リンのDSを含め、PCとハイレゾ音源の組み合わせは、音がスカッとして、そのうえ、演奏者が目の前にいるという存在感がすごい。今回は改めてPCオーディオの力を再認識する結果になった。
帰るころには、体の調子もかなりよくなっていた。オーディオはからだにもいい。
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