12月10日(土)土曜日でもちゃんと仕事をし『個室』の本を思い起こしソーシャルメディア的な月見を体験する
土曜日だけれども、一日家で仕事。この2日間、ほとんど家から出ていない。魚真に魚を買いにいったくらい。
午前中は、日蓮の小説の直しをする。これで6目のまとまりができた。もう480枚を超えている。いったいどこまで行くのか。一応のめどは立ってきたような気もするが。800枚はいくのかもしれない。
午後は、親鸞の原稿を書く。第1章に入って、親鸞に対する知識人の高い評価を紹介し、それが『歎異抄』にもとづいていることを示していく章になる。今日10枚ほど書いて、25枚ほどになっている。もう少したさないといけない。
津田大介さんのメルマガに津田論を書いたので、ツイッターにいろいろ反応がある。けっこう納得したという感想が多いのでひとまず安心だが、さらにそれを踏まえて物を言う人が出てきてほしい。これはとても大切なところだと思う。私もそれを考えないといけないが、98年に書いた『個室』という本をこの文脈のなかで考え直す必要が出てきたように思う。あの本も、時代に先駆けた本だったのではないだろうか。
夜は皆既月蝕。月蝕自体は珍しいことではないが、今回は、ソーシャルメディア的に月を見た。ツイッターには、今月を見ている人たちの感想が載り、またユーストリームでは中継もされている。外は寒いので、中継で具合をたしかめ、頃合いを見て外に出て、実際の月を見る。月を愛でるという行為は、平安貴族が好んだものだで、ソーシャルメディアによる月見もその伝統の上にあるのかもしれない。
« 12月9日(金)親鸞とLinn DSのアップグレードと格闘する | Main | 12月11日(日)劇団SCOTの公演を見て大森の新しいレストランのオープニングに行く »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 9月2日(月)12年前に対談したノンフィクション作家の佐々涼子さんが亡くなられた(2024.09.02)
- 8月31日(土)奈良泰秀さんのお別れ会に参加し挨拶をさせてもらった(2024.08.31)
- 8月24日(土)ギターのラッセル・マローン氏が日本での公演中に急死(2024.08.24)
- 8月21日(水)松岡正剛氏の訃報に接して(2024.08.21)
- 8月10日(土)「そこまで言って委員会」の収録に大阪へ行き帰りは地震で危うく(2024.08.10)
TrackBack
Listed below are links to weblogs that reference 12月10日(土)土曜日でもちゃんと仕事をし『個室』の本を思い起こしソーシャルメディア的な月見を体験する:
« 12月9日(金)親鸞とLinn DSのアップグレードと格闘する | Main | 12月11日(日)劇団SCOTの公演を見て大森の新しいレストランのオープニングに行く »
Comments